漫画」カテゴリーアーカイブ

服部昇大「日ポン語ラップの美ー子ちゃん2」と「美ー子ちゃんのROAD TO ROAD TO HIIG & LOW」

服部昇大「日ポン語ラップの美ー子ちゃん2」¥750+税

70年代~90年代の雑誌の裏表紙を飾ったペン習字講座の広告マンガ「日ペンの美子ちゃん」の形をかりて、『今日のテラフォーマーズはお休みです。』などの漫画家・服部昇大が描く日本語ラップのガイドブック第2弾。
ラップブームにわいた2016年リリースの作品を中心に取り上げています。

GOMESS『人間失格」、BADHOP「Ink Boyz」、ANARCHY「AWAKENING」、HATANAI ATSUSHI「S.O.S.A.I」、C.O.S.A×KID FRESINO「somewhere」宇多田ヒカル「忘却 feat.KOHH」etc.

コミックに加えて、美ー子ちゃんによる「日常で使える日本語ラップパンチライン」やディスクレビューも収録。

A5判40pages

服部昇大「美ー子ちゃんのROAD TO ROAD TO HIIG & LOW」¥580+税

70年代~90年代の雑誌の裏表紙を飾ったペン習字講座の広告マンガ「日ペンの美子ちゃん」の形をかりて、ラップについて解説して話題の服部昇大が、今度は「HiGH&LOW」シリーズ!を美ー子ちゃんで解説。

EXILEも所属する芸能事務所LDH(Love Dream Happinessの頭文字)が放つ映画×音楽×ライブの総合エンターテイメント「HiGH&LOW」シリーズ!
その映像作品、音盤、物語、キャラクター、音楽的魅力を美ー子ちゃんが初心者にもよくわかるように徹底解説。

「古今東西のあらゆる不良系カルチャーを飲み込んだ膨大な文脈感!!
そしてそれを可能にするLDHのエネルギーと財力!!!」
解説、レビュー S.W.O.R.D漫画で、「HIiGH&LOW」ファンも美ー子ちゃんファンもともに楽しめます。

A5判28pages

名作漫画誌「品格」

品格 vol.2 (シカク出版)¥1000+税

大阪のインディーズ出版物のお店シカクが創刊した名作漫画誌の第二号。

商業主義とは一線を画し、締め切りや読者のニーズに関係なく、作家自身が描きたい、いいと思える作品を集め、漫画表現の追究を目的としたコミック誌。
創刊号よりページ数も増え、執筆陣にも少し変化が。表紙デザインを小磯竜也が手がけ、中身もパッケージもよりエッジが効いてきました!

《収録作品》
『節分祭の晩』中野友絵
『ANT WORDS SCANNER』香山哲
『常穏解凍』さかぐちまや
『陶製サテュリコン』巴大樹/巴啓祐
『とつげき、となりの、ばんごはん』〇の中に、さ
『金の生る木』ともわか
『坂の向こうを見る』弓削真由子
『彼方のKK5412』近頃チモ
『2才の見解』関根美有
『窓際とたこ焼き』大嶋宏和

A5判126pages シカク出版


品格 vol.1 (シカク出版)¥900+税

大阪のインディーズ出版物のお店シカクが出版する漫画誌。
既成の漫画誌に満足できず、新しい表現を追求する雑誌を創刊したいと思い、まず人と作品が集まる場所としてシカクを作ってみたら…
雑誌の中にも自費出版にも、志高い作品が色々あることに気付いたけれど、それでも、多くのメディアの中から漫画を選んだ人たちが、今でしか描けないー品格あるー作品を集めて雑誌を作りたいーーーという思いから創刊されたインディーズ漫画誌。
商業主義や娯楽では終わらな心意気をお届けします!!

《収録作品》
『ドライブ』〇の中に、さ
『雨晴れに』近頃チモ
『つるはし-1』香山哲
『重力のある生活』ともわか
『陶製サテュリコン』巴大樹/巴啓祐
『ブ、ブロマンス』関根美有
『未読183ページ』さかぐちまや
『ぶどう』しりもと
『あなたのしらないわたしのこと』イシヤマアズサ

A5判126pages

ラトビア発のコミックアンソロジー š! #27 「BFF」

s! #27BFF
š! #27 「BFF」¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌。
27号は、フレンドシップをテーマにした公募作品で構成されています。ちょっと変った友情物語。20作家中18人は本誌初お目見えのkuš!にとっても発見が多かった号だそう。刺繍漫画(男女の関係を刺繍とそこからほつれたりからまる糸で表現)があったり、黒鉛筆だけのミニマルな作品がったり、と表現のヴァリエーションも豊か。日本からはキクチヒロノリが表紙と短編とで参加しています。

掲載作家は—
表紙: Hironori Kikuchiミクチヒロノリ (Japan)
執筆者: BloodBros (New Zealand), deadtheduck (India), Derrengueta (Spain), Émilie Gleason (Mexico), Erlend Peder Kvam (Norway), Gareth Brookes (UK), Gonçalo Duarte (Portugal), Hironori Kikuchi (Japan), König Lü. Q. (Switzerland), Krystal DiFronzo (USA), Līva Piterāne (Latvia), Louise Aleksiejew (France), Lucas Souza Teixeira (Brazil), Lukas Weidinger (Austria), Marie Weber (France), Melek Zertal (Algeria), Shawn Eisenach (USA), Shee Phon (China), Till Lukat (Germany), Tor Brandt (Denmark).

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

s! #27BFF

s! #27BFF

s! #27BFF

ついに“ゴリ婚”こと飯島市朗「ゴリラとの結婚」の全貌が明らかに!!!

飯島市朗「ゴリラとの結婚」

飯島市朗「ゴリラとの結婚」(グッピー書林)¥1000+税

2003年、飯島市朗傑作集1「トルコ星座の男たち」から14年。そこに「後編」のみが収録され、前編の発掘が待たれていたゴリ婚こと「ゴリラとの結婚」の全容が明らかに!!!! 男女に関係なく濃い造形の人物たち、人間とは思えない力強いアクションに超絶的な間接の可動域…、独特の擬音、読者を置き去りにするストーリーの飛躍。 “劇画史に封印された最後の牙”、飯島市朗が帰ってきた〜!!!!!
表題の「ゴリラとの結婚」(前・後編)の他、全11編の短編を収録。
一般書店非流通復刻!

【収録作品】
・蜘蛛の怪奇
・女体惑星
・地球の終焉
・ゴリラとの結婚(前・後編)
・悪魔に会う(前・後編)
・冷凍する女
・ある奇形種類
・奇病
・ゲテモノ料理

【初出・出典】
日文社「漫画ブラックパンチ」
1970年2月号~1970年12月号

A5判128pages

飯島市朗「ゴリラとの結婚」 飯島市朗「ゴリラとの結婚」 飯島市朗「ゴリラとの結婚」

ゼイナ・アビラシェド「オリエンタル・ピアノ」 関口涼子・訳

オリエンタル・ピアノゼイナ・アビラシェド「オリエンタル・ピアノ」 関口涼子・訳(河出書房新社)¥2400+税

オリエンタル・ピアノ」の紙面は、音とデザイン化された絵にあふれている。
状況説明のテクストも登場人物たちのセリフもクツが鳴る音や鳥のさえずりも同じ字体で書かれて、オノマトペがペンや筆で書かれたマンガを見慣れた人には少しとっつきにくかもしれない。
しかし、それは50年代のペイルートに暮らす主人公の一人アブダッラーを取り巻く音の景色でもある。彼は自身の音楽を奏でるために(たとえばハリー・パーチのように)12平均律にない4半音を奏でるオリエンタル・ピアノを開発し、ウィーンに招かれ、ピアノの量産化に向けて普及活動に精を出す…。

一方、現代のパリ。幼い頃から祖父にフランス語を仕込まれ、アラビア語と2つの言葉の中で育った若い女性が、ベイルートからのこの町に移住し、両国を往復しながら、やがてフランスに帰化するうちに、フランス語に不在の言葉に気付いたり、アラビア語にないニュアンスを体感したりして、二つの言葉は編み物のように絡み合いながら、このもう一人の主人公の中で、豊かな表現を織りなしてゆく。

曾祖父と曾孫娘の物語が交錯するなかで、(曾祖父と親友の性格が正反対なら、その親友は双子の片割れであり…、
時代は変れど曾祖父も曾孫娘も東洋と西洋の間で自らの音楽or言葉を奏で…と)様々な要素がデュアルかつ精密に描かれてゆく。

言語や文化を、自身の記憶や体に取り込み、再び紡ぎだすことで自身の物語=人生を歩んでゆく様は、誰もが自分のオリエンタル・ピアノを発明し、奏でる行為であるかのように。

B5判212pages

オリエンタル・ピアノ

意気揚々としたアブダッラーの気持ちはトビウオの音符で表現され。

オリエンタル・ピアノ

フランス語とアラビア語は、彼女の中で編み物のようにひとつに織り込まれてゆく…

オリエンタル・ピアノ