ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

あじいる asile vol.2 特集:祭り男の花道


あじいる asile vol.2 特集:祭り男の花道 ¥185+税

隅田川周辺の野宿者を対象とした医療相談会やフードバンクあらかわの共同作業からうまれた「あしあとプロジェクト」。

「ホームレス」「野宿者」「生活保護受給者」等々、ひとくくりにしてしまうことで、遠くの他人事として見えなくなってしまいがち。そこで、それぞれの置かれた事情や歴史を、丁寧に聞き取ることから取材をはじめています。

仲間への配慮から写真が少ない分、イラストや再現漫画で、家族と過ごした少年時代が生き生きと描かれていたりして微笑ましい部分も。
青年期は、ランプ工場、その後、パチンコ店、新聞店と職を変えながら、空き缶収集業をはじめる一方で、趣味は15才の頃から御神輿をかつぐことという亀山さんを様々な角度から紹介!!

A5判24pages

創刊号はフリーで、足尾銅山で働いていた坪一さんを特集しています。

日本語版 Gao Yan 高妍「緑の歌」

日本語版 Gao Yan 高妍「緑の歌」(Mangasick) ¥694+税

台湾のアーティスト/漫画家Gao Yanが、細野晴臣の歌から着想した、コミック「緑の歌」。
はっぴいえんどや細野晴臣をBGMに、現在の台湾の若者の気持ちを描いた作品は、偶然にも、作詞家・松本隆の手に渡り、SNSで言及したことから注目されました。作者と台湾の良質な作品を日本に届けたいとかねてから心に暖めてきた台北の書店Mangasickは、この事件に背中を押され同作の日本語版を制作しました。

高校生のときから「風をあつめて」を聴いていた主人公は、念願の日本旅行に出て、レコード店で「風街ろまん」を購入します。そのとき店内に流れていた曲が気になり、店員に問うと、それはHOSONO HOUSEでした。台湾に持ち帰ったその曲を聴きながら、主人公心の中に様々な思いが募ってゆきます…。

日本版にあたって、表紙を新たに描きおろし、日本と台湾のそれぞれ母語の異なる二人の翻訳家(日本語←→中国語)と日本語を使いこなす作者自身で翻訳を完成させました。

「Studio Voice」にもイラストを描き、最近では日本にも活躍の場を広げる注目の作家の掌品をぜひご覧ください。

B6判36pages

短編小説集 僕のマリ「いかれた慕情」

短編小説集 僕のマリ「いかれた慕情」 ¥741+税

「私はいつも、家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込みのも踏み込まれるのも躊躇した(中略)こんな気持ちであと何年生きられるだろうか」

そんな気持ちをずっと抱えてきた著者が、密かに暖めてきた唯一絶対の想いが「もの書き」になること。他者とのディスコミュニケーション、あるいは誰かと向き合って共感した瞬間や傷ついたことを綴ることで、自らの生の感触を確認するしているような作品は、読者にまでその感触が伝わってきます。

ーー

学校にやってきた大学生OBと何度か会ううちに、大人の彼にあわせた自然な流れで関係を持ったが、あっけなく捨てられてしまう女子高生の物語「桃のネクター」

SNSで目にした女子大生に憧れ、ストーカーまがいのアプローチではじまる友情の記録「リノちゃん」

死のうとするくらい、自分や自分の未来に絶望していた頃の青春「確かに恋だった」

など5編を収録。

A5判53pages

ムービーマヨネーズ/MOVIE MAYONNAISE 2号 コメディ映画特集

ムービーマヨネーズ/MOVIE MAYONNAISE 2号コメディ映画特集 (Gucchi’s Free School)¥1389+税

日本で未公開・未発売の映画DVDを紹介するサイト、Gucchi’s Free Schoolによる、未公開青春&学園映画を特集した2018年の上映イベント「コメディ映画文化祭」のパンフレット。
タイトルのマヨネーズは『カイエ・デュ・シネマ』の創刊者である、映画評論家のアンドレ・バサンが映画制作を(成分がバランスよく混ぜ合わさってはじめてうまくできる)マヨネーズにたとえたという(トリュフォーの記述)に由来します。

今回も、学校らしく?参考書やガイドブックのよう図版や年表などをところどころにはさみ映画をより楽しむ知識を紹介しつつ、ライムスター宇多丸のトーク採録をはじめ、加藤るみ、黒岩幹子、長谷川町蔵、門間雄介による上映作品評、小柳帝のコメディ映画音楽家たちについての論考「トゥイステッド・コメディの映画音楽家たち」などを収録。
イギリスの映画研究者ジェームズ・マクダウェルによる「クウォーキーについてのノート」本邦初翻訳を完全掲載!
表紙イラストは、『ボクの高校、海へ沈む』のダッシュ・ショウ監督。

社会:コメディ映画年表
英語 クウォーキーについてのノート 翻訳
音楽 トゥイステッド・コメディとファッション
家庭科 アメリカンコメディとファッション
理科 コメディ俳優の解剖学
特別講師 ライムスター宇多丸、ジェームズ・マクダウェル
寄稿 加藤るみ、黒岩幹子、小柳帝、長谷川町蔵、門間雄介、
「わたしの好きなコメディアンシーン」アンケート(小川あん、三宅晶ほか)
「シリーズものコメディ」:映画通知表

B5判122pages     12/21より発売予定

映画だけでなく、生活の中で映画を楽しめるページがたくさん

しばらく品切れだった創刊号:青春映画特集も増刷されました!

黒のマガジン 04「特集 水木しげるとカメラ雑誌の世界」

黒のマガジン 04「特集 水木しげるとカメラ雑誌の世界」¥741+税

前号の水木しげるとアメコミの世界に続いて、今回は水木作品と写真資料、すなわちカメラ雑誌の影響関係を特集。
漫画家、藤本和也のライフワークともいえる?水木しげる研究。水木ファンはもちろん、この時代の漫画が好きな人は必見の資料です。

ひなびた日本の景色を描いているようでいて、その元ネタは国内外な様々なところに!
(ミズキカメラの後に、少しツゲカメラもインサートされています)

漫画家の藤本和也と漫画評論の足立守正が対談し、実際の図版を紹介しながら水木しげる作品に影響を与えた写真作品を徹底検証!
炭子部山貝十の漫画も収録。(今回、特集に力を注ぐあまり、藤本和也漫画はお休みです)

A5判96pages