日本語版 Gao Yan 高妍「緑の歌」(Mangasick) ¥694+税
台湾のアーティスト/漫画家Gao Yanが、細野晴臣の歌から着想した、コミック「緑の歌」。
はっぴいえんどや細野晴臣をBGMに、現在の台湾の若者の気持ちを描いた作品は、偶然にも、作詞家・松本隆の手に渡り、SNSで言及したことから注目されました。作者と台湾の良質な作品を日本に届けたいとかねてから心に暖めてきた台北の書店Mangasickは、この事件に背中を押され同作の日本語版を制作しました。
高校生のときから「風をあつめて」を聴いていた主人公は、念願の日本旅行に出て、レコード店で「風街ろまん」を購入します。そのとき店内に流れていた曲が気になり、店員に問うと、それはHOSONO HOUSEでした。台湾に持ち帰ったその曲を聴きながら、主人公心の中に様々な思いが募ってゆきます…。
日本版にあたって、表紙を新たに描きおろし、日本と台湾のそれぞれ母語の異なる二人の翻訳家(日本語←→中国語)と日本語を使いこなす作者自身で翻訳を完成させました。
「Studio Voice」にもイラストを描き、最近では日本にも活躍の場を広げる注目の作家の掌品をぜひご覧ください。