ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

季刊サルビア 7 中央アジア ウズベキスタン布紀行

季刊サルビア 7 「中央アジア ウズベキスタン布紀行」¥500

 今治のタオルとか、木版画・散華、草木染め、などなど日本の手工芸に目を向けて、特集を組んできたデザイナー・セキユリヲさんとサルビアだったが、今回は、民族衣装の本の中に印象的な布地をみつけ、旧ソ連だった中央アジアの国ということくらいしかわからなかったその国に興味を持ち布ツアーに出てみました。
 イスラムの美しい青のモザイク、礼拝のための衣装や専用の時計や敷物、街の景色や、家の中をいろどる様々な模様の布などを見ながら、布を探します。
 草木染めの糸で刺繍をほどこすスザニ刺繍、銘仙に似た模様のシルクの織物、防寒を兼ねた装飾用のテキスタイルなどなどを紹介。
A5判変型 30P

薔薇族 autumn 2007 no.394

薔薇族 2007年秋号 ¥900

 二度の廃刊を経て、ミニコミ形式で復刊して3号目の「薔薇族」。コンセプトは「昭和の同性愛文化を、そして本誌自身を「前向きに」ふりかえる…薔薇族は“読むタイムマシン”です–というわけで、この号では、薔薇族が創刊100号を迎えた昭和56年に焦点をあてる。
 この年、薔薇族は、日本で初のゲイ向けアダルトビデオを製作したり、薔薇族と百合族のお見合いを主催したり…。
 その当時の薔薇族の中から、未婚・非婚者への風当たりが強かった当時らしい結婚問題に関する座談会、伊藤文学×藤田竜対談、小説家・楯四郎の随筆などを収録。また当時のことを取材しての、お見合い大会やアダルトビデオ制作に関する記事も。
 ヤマジュンこと山川純一の未発表劇画「SHOW BOY」を収録。
B5判64P

スムース文庫「ふるほんやたいへいき」「ヒコーキ野郎のフランス便り」

大庭柯公「ふるほんやたいへいき」 ¥525

 日露戦争に従軍後、新聞記者生活を経て、自らもメディアを立ち上げた筆者は、その後、日本社会主義同盟発起人となり、そのつてから革命ロシアに潜入するも、消息を断つ(逮捕、銃殺されたと推察される)。
 これは、愛書家である大庭が趣味に流されることなくジャーナリストの視点をもって綴った本にまるわるエッセイで、大正8〜9年に雑誌に発表されたものを、彼の死後の昭和14年に「古本屋太平記」と題してまとめられた本の復刻にあたります。
A5判 64P
ヒコーキ野郎のフランス便り

 明治末期に単身フランスへ渡り、飛行機を操り第一次大戦にも参加したバロン滋野こと滋野清武や当時の滞欧画家たちの絵はがきを、実際の絵はがき写真もまじえて掲載。
 稲垣足穂の「ヒコーキ野郎たち」でもフランス軍に参戦した最初の日本人パイロットとして知られるバロン滋野と、特に同時期に画家を志しパリに滞在した宇和川通喩(みちさと)が編集人の遠縁にあたることから、彼の遺品として家に保管されていた宇和川宛て葉書が多数収録されています。
A5判 64P

精神病新聞全部4

復活!精神病新聞 全部4  ¥315


 タコシェにフリーペーパー『月刊精神病新聞』(お店の外のチラシ、フリペコーナーをチェックしてみてください。B4ペラの色上質紙に印刷された個人新聞です。ラックにないときは在庫なしです)を置きにきてくれる、鬱病女性・小林絵理子さん。
 一時は病状が悪化し、自殺未遂に至り、フリペどころじゃなかったものの、新しい主治医のアドバイスにより『復活!精神病新聞』を発行し続けています。というわけで、今回は復活した精神病新聞の33号から45号の縮小版を収録。
 新聞には、幼い頃に性的虐待を受けたことから今なおわだかまりを持つ兄の結婚、バイトの面接、漫画家・山田花子さんおのお墓参り、辛酸なめ子×北芝健トークイベント参観記録などなど。
 また本にするにあたり、描きおろしレポートとして、熱海秘宝館や男装ホストクラブ体験が収録されています。
 いろいろなものを見ながら、意外に辛口なコメントを加えたり、早く死にたい早く死にたい早く死にたいと呪文のように書き連ねたり…、安堵したり、山あり谷ありです。
A5判34P
同じ著者の関連商品として—-
復活!精神病新聞 全部3¥420
精神病の本 増補版¥315
精神病の本 5¥315

人気の再入荷のお知らせ

虹釜本nijikamagazine vol.1+vol.2 ¥1000
 前回、入荷数が少なくあっという間に売り切れてしまった虹釜本の追加が入りました。360°レコーズの虹釜さんの小説、詩、雑文に加えて、リリース作品の紹介などなど。
 なお、虹釜さんは12月8日より吉祥寺のバウスシアターでレイトショー公開、22日からは渋谷Q-AXにてロードショー公開される、腐女子のヒロインと彼女に恋したフツーの高校生のラブストーリー「妄想少女オタク系」の音楽を担当したそうですので、よろしくとのことです。
藤本和也/炭子部山貝十「黒のマガジン」¥600
 藤本和也編集、藤本和也と炭子部山貝十の二人同人誌。
ミニコミ『タルワキ』の前身『戒王』などに掲載されたまま中断されていた長編青春マンガ、「ふらふらふらり」の続きがたっぷり掲載されています。
 大学を卒業しても、サークルの延長みたいにつるんでフラフラしている男女のお話は7話まで発表されており、最後はピストル暴発??というシーンで終わっていましたが…。さて、その後の彼らはどうなったのでしょうか?
 続きを待っていた方はこちらをどうぞ! 43ページにおよぶ第8話が収録されています。