泉信行「漫画をめくる冒険別冊 リーフィング・スルー/オンルッカー」 ¥1350

『漫画をめくる冒険』で文字通り、漫画のページのめくり方やコマの運び方からマンガが視覚に訴える効果を論じ注目を集める泉信行氏。
漫画が視覚に及ぼす効果に焦点を当てた視点から各媒体に発表した原稿を加筆・訂正し、おまけをつけてこのたび一冊にまとめました!
【目次】
日本の漫画のめくり方 ―視線の力学と漫画の文法―
第一部 読者の〈目〉が漫画に与える力
第二部 視線の力学 アングル編
第三部 視線の力学 ベクトル編
第四部 漫画の文法
コラム 『アレクサンドロス』の東征と左右のベクトル
ボーナストラック ―付録―
松井優征『魔人探偵脳噛ネウロ』
村上よしゆき『新約「巨人の星」花形』
吉住渉『スパイシーピンク』
宇佐悠一郎『放課後ウインド・オーケストラ』
なぜ辻褄を合わせようとするのか?
A5判72P
「ミニコミ」カテゴリーアーカイブ
プチ 円高還元セール Le Dernier Criの本が入りました
フランス・マルセイユのアート系のインディ出版、Le Dernier Criの本が入りました。
やりすぎちゃったバルテュスといった感じのロリータ画のSTUMEADなど、おすすめをお求めやすい価格で少しですがお出ししてます。この機会でどうぞ!
HOPITAL BRUT 8 ¥5250
デリニエ・クリ オールスターズといった感じでたくさんのアーティストの作品が収録された雑誌。
Japon Parano ¥1890

この秋、パリのle monte en l’airで開かれた、市場大介さんを仲立ちにしたグループ展のカタログ。参加者は、根本敬、市場大介、あや野、玉野大介、SEKITANI NORIHIRO。
STU MEAD 「Devil’s Milk」 ¥1500

2005年の東京・銀座での展示に連動してのカタログ。
STU MEAD 「Krampussy」¥4410

16枚のセリグラフがおさまったポートフォリオです。
DC money ¥1260

オフセットで印刷してしまったデルニエ・クリの紙幣。62枚セットです。いろいろなあぶないお札が入っていてお得。この画像は太田螢一の紙幣2種。
山松ゆうきち「サイキール リクシャー ワーレー キ ドカーン」ヒンディ版
山松ゆうきち「サイキール リクシャー ワーレー キ ドカーン」ヒンディ版 ¥368

何ら予備知識もないまま、英語もヒンディ語もできないのに、思い立ってインドへ発った漫画家・山松ゆうきち氏。筆一本で今日まで生きてきた山松氏には漫画をインドの民、ことスラムの人々に見て描いてもらいたいという男のロマンがあったりもした。手始めに、平田弘史先生の「血だるま剣法」を翻訳・出版すべく、つてのないインドで住まい探しに始まり、翻訳者探しにと東奔西走するのだが…、現実は厳しく、苦労の果てに出版したヒンディ版「血だるま剣法」は売上げゼロ。(同情した大家さんが20部買っただけとのこと。一部タコシェにて細々と販売中)、失意のまま日本に帰国、と思いきや、この顛末を漫画「インドへ馬鹿がやってきた」(日本文芸社 タコシェにてこちらもお取り扱い中)にまとめ、転んでもただでは起きない根性を見せました。そして懲りずに、再びインドへと旅立ったのでありました…。
そして、今度はインドを舞台にした感動ロマン、自作「サイキール・リクシャー・ワーレー・キ・ドカーン ヒンディ語版」を現地で出版したのでした。
オールドデリーで力車をひく人夫カジームが主人公。貧困や病で中年になる前に仲間が死んでゆく人夫の世界で、天涯孤独、嫁も持たず遊びもせずに骨身を惜しまず働くカタブツ、カジームに目をつけたかっぱらいの少年。盗みや騙しが横行する街で少年を通してカジームがみつけた大切なものは…?
それでもインドに夢を抱く山松氏がインドを舞台に描いた、ちょっぴり浪花節が入った感動ロマンです。今回も一部インドからお送りいただき、販売がかないました! 全編ヒンディ語なので、別紙で訳がつけてあります。対応させて読むのはちょっと面倒かと思いますが、苦労してでも読む甲斐のある作品!と自信を持っておすすめいたします。
手作りではないのですが、インド製のためか、刷り色が違っていたり、刷り位置がズレていたりして、微妙に一品一品違います。
B5判28P 別紙訳つき
紙の上に対話を生む—界遊 01 創刊
界遊 01 「特集:散文」 ¥800

様々な形態の文芸誌が充実してきたのを感じる、最近ですが、また新しい文芸系の本が登場です。
創刊にあたっての言葉を引用しますと—-
表現すること、それは本来「対話」的なものだったはずです。しかし私たちが見聞きする表現は、ことばは、読者の私たちの生活とは遠いどこかで、行なわれているような悲しい錯覚を抱かせてきました。(中略)今、劣勢だと考えられている紙という媒体で、はき捨てられない物質として、「対話」を記録したい。ジャンルや書き手の種別を越えた、豊かで能動的なことばのあり方を追求したい。そんな欲求から我々は『界遊』を立ち上げました。
ということで、対話の場のような雑誌です。
内容は—–
特集〈散文〉
○トークイベント「ゼロからはじめる『文学』あるいは『小説』」
田中和生(文芸評論家)×仲俣暁生(批評家/編集者)
「小説は小説家にしかわからない」論争とは一体なんだったのか? 「文学」と「小説」を分けるものとは? 散文と韻文のカテゴリと文芸空間の「いま」を覆う「閉塞感」を越え、豊かなことばのあり方を探るべく行われたトークイベントを一挙収録。
○『稲茂デレダの独り言 〜稲茂S Nデレダの述懐〜』
どうしようもなく愛すべき物語が、この「閉塞感」発生の根源だとしたら……。高橋源一郎のデビュー作『さようなら、ギャングたち』に立ち返り、作品解釈から新たな地平を提示する、脳内シャッフル批評対談!
特集〈韻文〉
○歌集喫茶『うたたね』に行ってみた
もっと気軽に短歌に触れて欲しい、と歌人である天野慶、村田馨によって始められたイベント「歌集喫茶うたたね」。その第3回目「歌集喫茶うたたね in loftwork GROUND」に界遊制作委員4人が参加した。普段短歌を読まない・詠まない者から、俳句を嗜む者までの4パターンのレポートから、新しい座の文学の面白みを探る。また、歌人集団「かばん」に所属していたこともある武田俊による、天野慶×加藤千恵によるトークイベント評も掲載。
創作
○詩人、小林レントによる書き下ろし新作や、佐々木敦編集『エクス・ポ』にて短歌漫画「アンドハニー」を連載中の漫画家/歌人のスズキロクの短歌漫画を始め、小説、詩、短歌、俳句など幅広いジャンルを集めた。
○またその他にも、街頭インタビュー、クロスレビュー、ライブレポなどの企画を掲載。
B5判126P
エクス・ポ 06 最終号
エクス・ポ 06 ¥1000

隔月で発売し続け、はや一年! 6号目を迎えた高圧縮マガジン、エクス・ポですが、なんとこれにて、第一期終了!
これが最後とばかりに、さらに内容、レイアウトともに凝縮度高く、クラクラしそう。
【スペシャルフィーチャー】
本谷有希子「ありマジ」インタビュー・・・初のパルコ劇場進出作「劇団、本谷有希子」公演『幸せ最高ありがとうマジで!』の稽古場に無理矢理押し掛けて話を聞きました(ウソ)。
保坂和志「小説をめぐって」をめぐって・・・「新潮」連載「小説をめぐって」三部作の完結に伴い、小島信夫、カフカ、そしてあの「小説のことは云々」論争についてなどなど、たっぷりとロング・インタビュー!
古川日出男「異種格闘技連続対談フルカワヒデオプラス」最終回超ロングヴァージョン「古川日出男+大竹伸朗@宇和島スペシャル」
【3コママンガ】
福満しげゆき
古泉智浩
小林エリカ
しまおまほ
羽生生純
大橋裕之
【連載】
岡田利規「チェルフィッチュ岡田利規の超口語批評」
吉田アミ&雨宮まみ「アミ&まみのお悩み相談室」
松江哲明「あんにょん由美香」
鈴木謙介「うろ覚えの”J”ポップ時評」
福永信「福永信の、この常設がすごい!」「福永信の、この饒舌がすごい!」
冨田明宏「アニソン〈裏〉入門」
栗原裕一郎「天然無添加論壇時評ロハス」
西島大介「西島大介の裏マンガっち」
大谷能生「さよならの言い忘れ」
青山真治「3弦と4弦の間にバスタムを」
生西康典「中心の行方」
藤井仁子「また歌うために」
豊崎由美×仲俣暁生×佐々木敦「プロフェッショナル読者論」
【連載小説】
円城塔「後藤さんのこと」
萩田洋文「¥OUR VOICE」
冨永昌敬「シャーリー・テンプル・ジャポン・パート7」
【連載マンガ】
スズキロク「アンドハニー」
宇波拓&泉智也マンガ「真理」
小田島等「岬にて」
A4判16P 封筒入り
