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PG 2号同時発売 104「2008 PINK FILM BEST 10」&105「池島ゆたかが見た、生きた、ピンク映画傍証50年史」

 前身となるピンク映画専門ミニコミ「NEW ZOOM UP」の創刊から20年、主催してきたイベント「ピンク大賞」も21回目を迎え、節目となる今年、PGが久々に出版にも力を入れて二号同時刊行です!
 100号以上を発行してきたPGもここ数年は、プレビューやレビュー情報はサイトに譲り、年間のベストフィルムを発表するまとめの号を年1で発表するペースとなりましたが、20年の節目にルーティンを打破して新たな境地に踏み出そうという気合いを込めて、池島ゆたか監督のインタビューによるピンク映画に関する証言本174Pも同時に作られました。意気込みがひしひし伝わってきます!
PG 104「2008 PINK FILM BEST 10」¥500
PG104
30名のファンによって選出された2008年度ピンク映画ベストテンの結果を掲載。
ベストテン入選作品・各受賞者の紹介、各選考者のコメントなど、08年ピンクを大総括。
A5判36P
PG 105 〜池島ゆたかが見た、生きた、ピンク映画傍証50年史〜 ¥1200
PG105
 池島ゆたか監督の聞き書きを軸に、ピンク映画の歴史を概観した刊行物の傍証資料として行われたインタビューの全長版を、監督100本記念としてPGより発刊。
 天井桟敷に参加したことをきっかけに約10年間、演劇の世界に身を置き、その後、役者として、そして監督として30年来ピンク映画と関わり、「ミスターピンク」と自称する池島監督ならではの視点から語り尽くされたピンク映画の奥深き世界。全174ページの大長編。
(聞き手・構成 松島政一)
A5判174P

鴨沢祐仁メモリアルブックβ(ベータ)

鴨沢祐仁メモリアルブックβ(ベータ) ¥945
鴨沢メモリアルブック
 2008年に亡くなった鴨沢祐仁さんの作品の中から、単行本などに収録されていないイラスト仕事を発掘し紹介するシリーズの第二弾です。
収録作品は—–
 「やさしくデジタル」CPLサイト用イラスト
「DRY CELL CITY」「ガロ」1976年2・3号カレンダー(再録)
クシー君シリーズ『流れ星注意報!』「Duo」1983年10月号掲載【1頁】
クシー君シリーズ『工事の夜』「コミックモエ」no.5(1988年)【8頁】(再録)
 “クシー君”シリーズに加えて、雑誌「JUNE」「フォーライフ」の掲載作品など、鴨沢さんがもっともノッてた時期の作品を多数収録。
 デザイナーとして勤務していたトンボ鉛筆在籍時にパッケージ用に描いたイラストやヤマハの広告、富士急ハイランドのCMなど、コミックス未収録のイラストを中心とした約60点のモノクロイラストが含まれます。
 鴨沢さんと親交のあったますむらひろし氏の寄稿もあり。
A5判44P
 メモリアルブックも在庫ございます。
 現在、鴨沢祐仁展も横浜人形の家で開催中です。会場では、あがた森魚さんのライブや北原照久×あがた森魚両氏のトークもあります。

田口史人「レコード寄席覚え書き・春」

田口史人「レコード寄席覚え書き・春」 ¥1260
レコード寄席
 高円寺の“円盤”店主、田口史人が、流行歌ではない、生活の中で生まれたレコードを紹介するトークイベントのための覚え書き第一集。
 般若心経を歌うやけにゴージャスな中年女性の自主制作盤から、緊急の手引きを満載したジャケを壁に掛けて活用できる(音は著名人たちの緊急対処法トークでレコードで聞く必要があるのか謎のものの)お役立ちアイテム、キレものが居たと思われる高校の卒業記念のやけに気がきいた内容のレコードなど、百枚のハヤリウタとは別次元にある、生活に密着したレコードについて徒然に書き下ろした文集。
 万博についての説明やイメージを6枚組ソノシートで説明する「万国博を成功させよう」など戦後〜高度成長経済の活力に溢れる昭和の生活がレコードを通じて感じられる不思議な世界です。
 モンドの一言で括って笑い流したり、高みから笑うのではなく、全く素性の知れない歌い手の歌や声にひたすら耳を傾け、あるいはその内容から作り手や時代に思いを馳せる、レコードを通しての真摯な聞き取りの姿勢が伝わってきます。聴く事の新たな境地を示してくれる一冊!
オールカラー、CDR付き。
A5判46P
※テレビが、家電やガンダムの蘊蓄を語り、情報や蘊蓄が消費されてゆく中で、批評したりカテゴライズせず、ただ聴くというシンプルな作品へのアプローチには目からウロコ。また、円盤という、作り手との直取引のみで成立するショップ+ライブ空間を通して生まれた覚え書きは、また円盤というお店の一部でもあり、大きな広がりを感じます。おすすめの一冊です。

アラザル vol.02

アラザル vol.02  ¥1000
ARAZARU
 佐々木敦史氏が主催する「BRAINZ」の批評家養成ギブスの受講生有志が制作した批評誌アラザルが、さらに批評のあり方を探ること一年、400ページ、全42万字の激増ページで完成。
[企画]
円城塔インタビュー  『書く機械、かく語りき』
大谷能生インタビュー 『THIS MAN IS BEBOP』
陣野俊史インタビュー 日本の批評家を訪ねて 第一回
佐々木敦インタビュー 『佐々木家の日常 家族会議』
Skype批評特別企画  『アラザルは何をするのか?』
[批評]
近藤久志  『われらが歌う時』まで
杉森大輔  おととことばのあわいに
高内祐志  この批評に◆◆あるいは△△といった類いのタイトルをつける気はない、あるいはこの文章は批評ではない
安東三   童貞論
黒川直樹  シー2ラック&20081228 ―― 大橋可也&ダンサーズ「帝国、エアリアル」に
諸根陽介  21Fの窓から飛び降りる準備はできていた
西田博至  一柳慧のいる透視図――ニッポンの批評へ(連載第1回)
西中賢治  鬼頭健吾、最前
山本浩生  呑評・2009 「二酔人ぐだぐだ対談」
山下望   33,333字、後‥‥。”武梨えりへの手紙”を、3回書き直す。――かんなぎ・相対性理論・霊感少女ヒドミ――
畑中宇惟  動かないものを動かす、動くものを動かさない
三上良太  ぼくの佐々木さん
B6判406P

ヒアホン 02 「ジョン・マッケンタイア・インタビュー」

ヒアホン 02 「ジョン・マッケンタイア・インタビュー」  ¥1000
hiahon02
・偉大なる「亀」の帰還─トータス 5年ぶりの新作『ビーコンズ・オブ・アンセスターシップ』、ジョン・マッケンタイア 超先行ロング・インタビュー
・崇高なるドローン─SUNN O))) 驚異のニュー・アルバム『Monoliths & Dimensions』
・湯浅湾、ひたすら大いに語る
・遂にインディに戻った ソニック・ユース は「永遠」を目指す
・WARPの未来を担う三人衆─クラーク、ティム・エグザイル、ハドソン・モホーク
・西島大介 がX-JAPANの復活をしかと見届けた!
・ASA-CHANG&巡礼は、ことばとリズムの夢を見るか?
・二度目のセルフ・カヴァー・アルバムを放つ クラムボン
・「月刊 ヘアスタイリスティックス 」全アルバム・レビュー
・アニメ誌でも音楽誌でも読めない 菅野よう子 と 新居昭乃 の過去と現在
・DJ QUIETSTROM の“弟” 桑田つとむ が最高のハウス・ミュージックを奏でる
・高木正勝 の新作『tai rei tei rio』と映画『在る音楽』
・池田亮司 『+/-』
・大友良英 ドキュメンタリー『KIKOE』と
ソニック・ユース 出演のライヴ映画『NOISE』
・話題の劇団・ 快快 の 篠田千明 が期待のニュー・バンドANIMA と語り合った
・あのVoも参加した『sono』についてdetune. と 西島大介 一家が居酒屋で……
・大注目の複雑系ジャズ・バンド Samurai Jazz Quintet のリーダーが
自作をハードコアに解説
・ディスク・レビュー は、カエターノ・ヴェローゾ、ヘンリー・カウ、ジム・オルーク、凛として時雨、sim+otomo、にせんねんもんだい、キリヒト、etc…
・総勢20名の ゲスト・レコメンデッド・レビュー 掲載。
A4判32P 封筒入り