ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

小島典子(仙台こけしぼっこ)「こけしの旅の本」

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小島典子(仙台こけしぼっこ)「こけしの旅の本」 ¥840

 仙台のこけし愛好の会「こけしぼっこ」運営人のひとり、小島典子さんのこけしさがしの旅をまとめた冊子。

 関西出身の小島さんが縁あって暮らすことになった東北では、スーパーの納豆のパッケージにこけし、農具にもこけしのマーク、とそこかしにこけしが。鳴子にいたっては、マンホールの蓋や、自衛隊の勧誘広告にもこけしが登場し、専門店をおとずれたとき、様々な姿形のこけしがあることを知るに至り、こけしの魅力に取り憑かれ、こけしを探し歩くうちに、そのネットワークが広がり、愛好会を運営し、本まで出すことに…。

内容は—–
●福島県土湯 温泉町のあちこちにこけしが笑顔をのぞかせる山のめぐみ豊かな温泉とこけしのふる里
–巨大こけし三姉妹
–土湯温泉足湯めぐり
–こけしで歩く土湯温泉(土湯見聞録館/土湯伝承館/アサヒ写真館ギャラリー/まつや物産店/さかえや物産展/味工房ひさご)+土湯こけしまつり
●こけし切手
●こけしのはなし(こけしの歴史)
●伝統こけし(系統別に11のパターンをこけしのシルエットと文章で紹介)
●こけしの風景印(土地の名所や名物が描かれた郵便局で捺してもらえる風印コレクション16個分)
●春の日のこけしぼっこ(2009年4月に仙台にて催されたこけしづくしのイベントの模様をレポート)
●宮城県弥次郎 谷あいの木地師の集落弥次郎村 こけしと工人さんのあたたかなふれあいのあるところ—弥次郎こけし村/工房きぼこ/こけし神社
●こけし愛(こけし愛好者へのインタビュー)イラストレーター杉浦さやか、こけし研究家高橋五郎、カメイ記念展示館こけし学芸員青野由美子、デザインユニットcocae、弥次郎系こけし工人新山真由美、羊毛作家(仙台こけしぼっこ)木下明子、台湾茶会(仙台こけしぼっこ)山田泉、鎌倉コケーシカ沼田元氣

 こけし包装紙をそのまま印刷したページがあったりする、かわいい小冊子です。
A6版36P

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市場大介「ミダレガミ」

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市場大介「ミダレガミ」 ¥1500

 市場大介自費出版本が入荷しました。

 2009 年に展覧会などのために描かれた自作をリミックスし文字や描き下ろしのアウトサイダーピクチャ挿入したもののほか、短編漫画「鯰子の宅配便」「ビビビの美太郎」「パ リの納豆」「こんにちはさようなら」などを収録しています。初の表紙がカラー(写真)本です。
 作家本人の言では「AKB48に米良美一が加入したような気持ちになるブツ」とのことです。
B5判96P 

 大判画集「Grossesse Nerveuse 想像妊娠」とあわせてお楽しみください。

『読むアニメーション』

 道川真人主宰アニメーション総合文化研究所が発行するアニメーション批評マガジンが入荷しました!

 情報が溢れる中で、ネット–映像図書館–古書発掘、いろいろなメディアを横断しながら、マイテーマをリサーチしたうえで、基礎的なデータはあえて掲載せず、評論やインタビューに絞った内容に圧縮されています。アニメマニア、クリエーターにも刺激的な内容です。

 

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読むアニメーション no.00 森卓也の系譜 ¥1000

 1958年「映画評論」への投稿をきっかに、アニメーション評論を開始し、現在「キネマ旬報」などで活動を続ける、映画評論家・森卓也の特集。
 
 内容は—-
●『映画評論』に寄稿したアニメーションに関する記事全84冊のレビューを書影入りで紹介。
●全著作の解説。発行年月日や出版社、判型などのデータはすっとばし、レビューとコンテンツ紹介に絞った濃い内容になってます。(単著8冊) 
●寄稿および共著の中からアニメーションの主要文献を11冊をセレクトして紹介。(古本相場にも言及)
●1958-07-01〜2008-11-30の間に執筆したリストを年代順に掲載

●資料の収集法。自身の映像資料の閲覧方法や収集のノウハウを具体的に公開し、この本の制作の方法も報告。

21cm×21cm 44P

 

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読むアニメーション no.01 考える山村浩二 ¥500

 「頭山」「カフカと田舎医者」などのアニメーション作品を生み出した山村浩二の特集。

 内容は—–
●フィルモグラフィー
●ロングインタビュー「アニメーションへの想い」(インタビュー・構成 道川真人)
 デジタル技術に台頭によるフィルムの技術が埋没しアニメーションに断絶が起きていると発言する一方で、等今日芸術大学大学院今日中に就任し、転機に立った作家にアニメ論を問う。
●山村浩二が選ぶ映画60本。ジャケ写とともに各作品に対するコメントつき。
●「『プレイタイム』は映画制作に興味のある人は必見!」
山村浩二が選ぶベストワン映画を通して、画面のすみずみにまで監督の意識が行き届いた美学を知る。(インタビュー・構成 道川真人)
●山村浩二が選ぶ映画20枚。映像に合いそうな、とか作業中に聴くための音…という見地から集まった愛聴盤をジャケとコメントで紹介。
●山村浩二が選ぶ書物20冊。幼少時から最近まで、色々な形で影響を受けてきた作品を書影とコメントで紹介。
●インタビュー「考えない若者」現在の若いクリエーターへの苦言とアドバイス。(インタビュー・構成 道川真人)

 巻末にnu vol.4.2として360°を主宰し、レクチャー「アンビエント渦」を控えた虹釜太郎へのロングインタビューが収録されています。(インタビュー・構成 道川真人)

B5判48P

乙女通信17号 手紙を書く& SCRAP SKETCH CALENDAR

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乙女通信17号 手紙を書く¥300 

 毎号、内容にあわせて違った形のzineを発行する、乙女通信。これまで鉄塔を特集したり、夢の入口に誘うような夢の不思議についてのイントロダクションと見た夢を書き留めるためのオリジナルノートのセットを作ったりと、その不思議さと乙女テイストのブレンドが絶妙。

 17号は、リソグラフやシルクスクリーンを使ってのレターバッドとミニジンの組み合わせです。
 古い本をばらしたページの上に水玉がプリントされていたり、クラフト紙に一筆箋が刷られていたり、A3サイズの大きなUFO飛来写真を敷いた便箋があったり…。でも、これは編集者からのオリジナル便箋のひとつの提案で、お手紙を楽しみませんか?というお誘い。
 封筒の中には、読者にお手紙形式で綴られた、編集人からの雑記的小冊子”泣きたい日のがんばりかた”が。
A4透明袋入り。9種類11枚の便箋+A6判8Pの冊子

 そして同じく乙女通信を発行するLUCYが、この季節にあわせて作ったのがこのクラフト感覚を活かしたカレンダー。

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LUCY SCRAP SKETCH CALENDAR 2010   ¥200

 いろいろな人のスケッチを集めて、一見ランダムに配して作った2010年のカレンダー。
 藁半紙に2色のインクで印刷されています。カレンダーの数字はスタンプで捺した味わいがありますが、曜日や祝日を見やすくデザインしてあり、イラストとの配置がとってもステキです。

9cm×22cm 12葉 トレペカバーつき、クリップ留め

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アトリエ空中線 10周年記念展

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アトリエ空中線十周年記念展 インディペンデント・プレスの展開

 11月13日(金)〜12月6日(日) 於 ポスターハリスギャラリー

間美奈子さんが主宰するインディペンデント出版アトリエ空中線が手がけた、出版物約120点を一挙展示。タコシェにも納品していただいている、未生響名義の自費出版「空中線書局」の作品のほか、本の内容にあわせた創意工夫にみちたリトルプレスの数々がご覧になれます!

 また、関わりの深い作家7人の作家の作品もあわせて展示されるとともに、ゲストを招いてのトークショーも予定されています。

詳細はボスターハリスギャラリーをご参照ください。