ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

mograg magazine 2号 “Horror”

mograg magazine 02 “Horror” ¥1260

国分寺のガレージを改装したアートスペースmograg garageが発行するmograg magazineの第2弾。2009年度にmograg garageで展覧会を開催した作家たちの新作ビジュアルを中心に多彩なゲスト作家、ゲストコラムニストが参加、創刊号より判型も大きくなりページ数も増えての大大大バージョンアップです。
何よりも、作家さんの作品を贅沢に見せる!という造りで、刺激的な若手作家たちの作品が堪能できるのが嬉しい。特集はHorror!作家たちがイメージする様々なホラーなイメージにあふれています。

【Art of Horror】
土屋萌児/前川紘士/みなみりょうへい/山さきあさ彦/ヨシカワショウゴ/
カオス*ラウンジ(藤城嘘/梅沢和木/一輪社/智子/だつお)/
小田島等/クレプトマニアック/セキンタニ・ラ・ノリヒロ/岡野智史/沖冲.
出張TRASH UP!!/
お化け屋敷秘話&遊園地今昔@花やしき
【Special Feature】
山口昌弘
【Cross Talk】
田中六大×土屋萌児/みなみりょうへい×トンチ/山さきあさ彦×鈴木常吉
【BUFFET Columun】
石川翔平/梅ラボ/黄倉未来/中村 賢治/スメリー/ドキドキクラブ/ドラムの人/BAIYON/JAQWA
【Play Land】
小林銅蟲/田中六大/星くずのキラメキ/藤原マヤ/堀道広
【Columun】
井口啓子/黒瀬陽平

B5判128P(カラー+モノクロ)

架空 No.09 2010.10

架空 No.09 2010.10(セミ書房)¥1050

60年代後半からガリ版印刷でのミニコミを発行、70年代には自主映画の制作も行ない、川崎ゆきお、鈴木漁生、淀川さんぽ、うらたじゅん、森元暢之、福満しげゆき作品などを20世紀から21世紀にわたって世に送り出してきた小出版「幻堂」の特集。主宰者である中野しげる氏の人生とともに、その出版の軌跡を丁寧に紹介、中野しげる出版人生といった感じの印象的な特集です。

■特集 《幻堂出版》
村上知彦  「知る限りの「なかの・しげる」」
川崎ゆきお 「幻堂と出会った時代」
中村よお 「僕が幻堂と出会った頃」
石井章  「幻堂との出会い」
西野空男 「なかのしげるインタビュー」
幻堂出版案内 <幻堂出版物完全リスト>
図解 ガリ版印刷
川崎ゆきお[原作]×なかのしげる[孔版]「少女恋唄 猟奇王外伝」

【漫画】
堂々の完結&表紙! 三本美治「夜のホッケー」最終話 決着の巻
キクチヒロノリ「新しい調和」
まどの一哉 「西遊」第六話
甲野酉 「未踏」3目
鳥子悟「サマー・サスピション」前編
オカダシゲヒロ 「自分崩壊」(検閲版)
黒川じょん「逃げる男」
安部慎一[原作]×斎藤種魚[作画]「月と鉄柵」他(三本立て)

【四コマ架空】
くるみみどり
かなしきじゅんこ「魔女の心臓」
山坂ヨサンセン
砂糖ヒロタカ「りかぴぃ」9.10

B5判160P

室井亜砂二「悲しい大人の子守歌」

室井亜砂二「悲しい大人の子守歌」¥1800

雑誌『S&Mスナイパー』の「あぶらいふ」コーナーに連載した詩と絵に、同人誌などに掲載した作品もあわせた、童謡をモチーフにした絵本。なかなかやまない雨にお人形も女の子も女性も吊るしてお家で静かに空想にひたるてるてる坊主、哀しい越後獅子、スパンキングによるもみじ、などなど、ちょっと哀しくユーモラスで、毒気のある亜砂二の叙情変態画集です!

A5判40P

本の手帳 09 特集:豆本女子3 雉虎堂の豆本学級

本の手帳 09 特集:豆本女子3 雉虎堂の豆本学級 ¥1050

大貫伸樹氏と田中栞さんが交互に編集責任者となり特集を組む二色マガジン本の手帳。田中編集長の特集は3号たてつづけに女子豆本。これまでも豆本好きに大好評! だからといって3号目でよりマニアックになるのでなく(!)、豆本に出会ってから販売&イベントデビューをはたすまでのトキメキと笑いに満ちたトライ&エラーを雉虎堂さんの実体験を通して紹介。豆本が好き!の原点回帰です。

内容は—-

雉虎堂の八嶋浅海さんが、豆本づくりの過程でのおびただしい数の失敗談を書きまくった、七転八倒抱腹絶倒痛快無類の書。まるごと一冊、雉虎堂の豆本失敗日記。「1頁1笑」をコンセプトで執筆編集制作した、前代未聞の「豆本づくり本」。

“「私はここまでひどくないわぁ」とばかりに、安心とやすらぎと勇気を得ることができ、さらには次の豆本づくりへの活力を得られるに違いない、栄養ドリンク的一冊”とのこと。豆本制作過程でありうるミスを具体的に記述する失敗のデパート雉虎堂さんの記事の合間合間に、編集人であり豆本教室の講師でもある田中栞さんが登場、正しい作り方をレクチャーしているので、両方を読むことでポイントと注意点がわかりやすくなっています。
豆本との出会いにはじまり、How to編あり(この中に丸背上製豆本の作り方、化粧断ちの方法などの図解がちゃんとあります)、道具や材料について、豆本の先達の仕事拝見、自作の豆本販売&イベント参加といったお披露目編まで、ここ一年の歩みとともに、豆本づくりの楽しさがぎっしり。
A5判64P

メイコグ 02 「蝋塊独歩」

メイコグ02「蝋塊独歩」¥840

日本中の秘宝館の映像ドキュメンタリー「昭和聖地巡礼〜秘宝館の胎内〜」のササタニーチェ監督が発行するDVDマガジンメイコグ。一つのテーマをディープに突き詰めたドキュメンタリー映像を収録したDVDと、さまざまな連載を含めたジンのカップリングです。

今回の特集は蝋人形!

人間にもっとも近い造形物、蝋人形。我々は何故蝋人形に惹かれるのか?そして我々は何を蝋人形に求めているのか? なんてちょっと哲学的な問いを根底に、蝋人形というマニアックな題材を、NHKのドキュメンタリー番組みたいに丁寧かつ落ち着いたトーンでササタニーチェが取材。日本で唯一の蝋人形職人、松崎覚氏のアトリエを訪ね、蝋人形を制作する過程やこれまでの作品を追いながら、彼が鑞人形をなぜ、どのように作り、何を感じているのかを尋ねます。また自らの鑞人形を作らせた男を通して、彼と彼のレプリカの交錯する運命を紹介。ほんものそっくりの人の形をした鑞人形が、鏡のように映し出す人間の心やドラマに迫ります。(22min)

特典映像は、デリシャスウィートスの2010年8月22日の公演「デリシャ*カーニバル 飛び出せ人間」よりライブの模様をちょい見せ!

メイコグマガジンでは、映像に関連して、DVDでは取材に徹していたササタニーチェが,取材にいたる経緯や、現場の様子、取材を通して感じたことなどを語る。ほか、デリシャスウィートスのチャーマァの「小さなつぼみ花ひらけ」、「ラブホテル進化論」のきむいっしょんの日記「芋虫ダイアリー」、糸状のものと編み針さえあれば何でもニットで形にしてしまうというニットアーティストatricotの「とっちらかった紡ぎばなし」、ピーポーインザポウラネッツのボーカリスト佐藤儀一の「料理に合う音楽」などの連載を収録。12cm*18cm 16P(オールカラー)