ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

スカイツリーreport 03「鉄骨はどこからくるの」

スカイツリーreport 03「鉄骨はどこからくるの」¥200

3号目にして創刊1年。ということでスカイツリーもすっかり成長し、お馴染みとなりました。
この号を作る時点で539m、3ヶ月後に上棟式を控え、第二展望台に塔本来の仕事であるアンテナ取り付けの段階に…。

特集は「鉄骨はどこから来るの」。昔? 地下鉄はどこから入ってくるの?という漫才のネタがありましたが、たしかにスカイツリーの鉄骨はどこから来るのですよね。人々の活動の邪魔にならないように夜から朝にかけて密かに運ばれる鉄骨。しかし、その鉄が鉄工所で製鉄され、加工され、搬入されるまでのルートは建築業界に関係ないスカイツリーウォッチャーたちに知るよしもない。が、取材を重ね、加工場をつきとめ、マニア同士で連絡をとりあい、張り込みまでして…と追跡にこぎつけ…。
巨大な鉄骨の移動そのものもダイナミックだが、それを追う、編集人とスカイツリーメイトたちの連携プレーもドラマチック!

スカイツリーの外観が完成に近づくにつれ、様々なキャラクター化がみられるように。そこで、誌上でもイラストレーターたちによるスカイツリーキャラ競演を実現。おりしも、公式キャラ「ソラカラちゃん」も発表となり、建物だけでなくキャラからも時代や社会を感じさせられる興味深い企画と記事。

またスカイツリーの25分の一模型が建てられている鬼怒川温泉のテーマパークを訪ね、一足早く完成形を鑑賞してみたり、高さもフォルムも近い好敵手広州タワーも視察。所違えど共通したタワーの魅力に触れつつ、東京スカイツリーの打ち出すべき”売り”を提案。(ってすっかり親心!)

タワーだよ全員集合では、今回、厳寒のカナダにドバイのブルジュ・ハリファが出現するまで30年以上最高タワーを誇ったCNタワーを訪ねる。

B5判12P

唐沢俊一検証本 vol.4 ガセビアPART2

唐沢俊一検証本 vol.4 ガセビアPART2 ¥1000

唐沢俊一検証本の5冊目にしてシリーズ完結編。
唐沢俊一氏の著書や発言の中の間違いを100例あげた「ガセ百連発!!」や経歴の検証を含むトラブルを紹介した「人に歴史あり」、『新世紀エヴァンゲリオン』を巡る一連の騒動を振り返る「せめて、オタクらしく」、さらに「検証こぼれ話」で構成。

B5判110P

漫画批評 Vol.03「漫画のできるまで」

漫画批評 Vol.03「漫画のできるまで」¥500

漫画そのものはもちろん、漫画をとりまく様々な事柄をジャーナリスティックにお届けする、漫画情報総合誌”漫画批評”。今回の特集は「漫画のできるまで」。
最近では、福満しげゆきの「僕の小規模な生活」や土田世紀「編集王」など、漫画家や編集者を主人公とした作品で出版界の様子を漫画で知る機会も増えましたが、それでも、本や雑誌、あるいは端末のモニター上に現れた作品にしか触れる機会がない読者に、構想した漫画が形になり、さらに返却や廃棄という形も含めて終るまでを取材。漫画家、編集者,校閲者、製版・印刷・製本所、取次(ディストリビューター)、書店にそれぞれ取材し、作業の流れを、図版や写真とともに説明しています。誌上、社会科見学みたいな感じで、一連の流れがよくわかります。

また、この秋、問題となった「都条例」について、中野ZEROホールに人が入りきれなかった「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」の模様や、改正案の可決を通して、今後の課題を提言しています。

ロングインタビューは古屋兎丸。「中高生にトラウマを与える覚悟はできています」+ワークリストつき

〈連載〉
モテマン(モテる読書ガイドができるように傾向と対策を指南してくれます)
マンガメシ(漫画に出てくる料理をそのレシピのまま作って試食する企画。まずはクッキングパパより)
年度代表漫画選考委員会(完結した漫画に最終的な評価を与える)
コミ・モノ(今回は経年劣化がなく黄変しない本の修復に適したテープの紹介)
コミックデータルーム(『モーニング』の連載ローテーションを図表化)
海外漫画事情(日本の漫画を仏訳するうえでの問題的や対応例)
漫画ひょーげん論
フォントの問題(まんがの文字研究)
PUSH 編集部的超独断推薦作品
ほか

A5判98P

CYZO×PLANETS SPECIAL PRELUDE 2011

CYZO×PLANETS SPECIAL PRELUDE 2011 ¥1365

月刊「サイゾー」で連載中の「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」の総集編に、2010年活躍したクリエイターへのインタビューや各ジャンルの総括座談会を加え、この1年のカルチャーシーンを網羅的的に振り返る一冊。

【カバーガールインタビュー&グラビア】
橋本愛

【巻頭特別座談会&グラビア】
『ゲゲゲの女房』アシスタント同窓会
斎藤工×窪田正孝×柄本佑

【クリエイターズインタビュー】
渡辺あや/入江悠/梅沢和木

【PLAYBACK 2010】 宇野常寛
AKB48/SDガンダム三国伝/カオス*ラウンジ/その街のこども&偽史的想像力/告白

【「今月の一本」総集編】
『鋼の錬金術師』 荻上チキ×中川大地×宇野常寛
『1Q84』 市川真人×森田真功×宇野常寛
『告白』+『悪人』 森直人×松谷創一郎×宇野常寛
『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』 速水健朗×松谷創一郎×宇野常寛
『借りぐらしのアリエッティ』 新城カズマ×黒瀬陽平×宇野常寛
『インセプション』 荻上チキ×濱野智史×宇野常寛
『ゲゲゲの女房』 井上正治×中川大地×宇野常寛
『龍馬伝』 真実一郎×成馬零一×宇野常寛

【2010カルチャー総括座談会&クロスレビュー総集編】
●漫画編
『ONE PIECE』/『賢い犬リリエンタール』/『マギ』/『ナンバデッドエンド』/『鋼の錬金術師』/『高校球児ザワさん』/『アイアムアヒーロー』/『砂の栄冠』/『ケッチン』/『BUTTER!!!』/『虫と歌 市川春子作品集』/『にこたま』/『舞姫 テレプシコーラ 第2部』/『桜蘭高校ホスト部』/『しゅごキャラ!』/『潔く柔く』/『海月姫』/『ストロボ・エッジ』/『娚の一生』/『テルマエ・ロマエ』/『進撃の巨人』/『朝はまた来るから』/『GIANT KILLING』/『弱虫ペダル』/『ケッチン』/『君に届け』/『屍鬼』/『ドリフターズ』/『となりの怪物くん』/『ベルゼバブ』/『COCOON』/『どうぶつの国』/『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』/『青春攻略本』/『ファンタジウム』/『にこたま』/『シマシマ』/『シグルイ』/『僕はビートルズ』/『ぬらりひょんの孫』
●映画編
『告白』/『悪人』/『SRサイタマノラッパー2  女子ラッパー傷だらけのライム』/『川の底からこんにちは』/『半分の月がのぼる空』/『さんかく』/『ヒーローショー』/『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』/『BANDAGE』/『ソラニン』/『十三人の刺客』/『大奥』/『(500日の)サマー』/『パーマネント野ばら』/『シュアリー・サムデイ』/『さんかく』/『インセプション』/『トイ・ストーリー3』/『トイレット』/『ちょんまげぷりん』/『私のやさしくない先輩』/『BECK』/『死刑台のエレベーター』/『乱暴と待機』/『ハナミズキ』/『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』/『ゲゲゲの女房』/『SPACE BATTLESHIP ヤマト』/『ノルウェイの森』/『キック・アス』
●アニメ編
『けいおん!!』/『デュラララ!!』/『四畳半神話大系』/『Angel Beats!』/『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』/『Panty&Stocking with Garterbelt』/『ハートキャッチプリキュア!』/『涼宮ハルヒの消失』/『イヴの時間』/『STAR DRIVER 輝きのタクト』/『荒川アンダーザブリッジ』/『宇宙ショーへようこそ』/『カラフル』/『探偵オペラ ミルキィホームズ』/『REDLINE』/『ブラック★ロックシューター』/『機動戦士ガンダムUC』/『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』/『おとめ妖怪ざくろ』/『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』/『世紀末オカルト学院』/『デュラララ!』/『カラフル』/
●ドラマ編
『月の恋人』/『曲げられない女』/『まっすぐな男』/『泣かないと決めた日』/『特上カバチ!』/『マジすか学園』/『うぬぼれ刑事』/『熱海の捜査官』/『モテキ』/『GOLD』/『夏の恋は虹色に輝く』/『ジョーカー 許されざる捜査官』/『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』/『Q10』/『モリのアサガオ』/『闇金ウシジマくん』/『ゲゲゲの女房』/『龍馬伝』/『その街の子ども』/『セカンドバージン』/『八日目の蝉』/『新参者』/『チェイス〜国税査察官〜 』/
●小説編
『1Q84』/『ピストルズ』/『クォンタム・ファミリーズ』/『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』/『拝金』/『天地明察』/『桐島、部活やめるってよ』/『MUSIC』/『小さいおうち』/『乙女の密告』/『ペンギン・ハイウェイ』/『寝ても覚めても』/『マリアビートル』/『勝手にふるえてろ』
ゲーム編 [総括座談会]井上明人+青木摩周+濱野智史+中川大地+宇野常寛
お笑い編 ラリー遠田「ポスト『お笑いブーム』の展望」
演劇編  木俣冬「時代の終焉に生まれるコトバとカラダとは?」

【総括】カウンターカルチャー失効の時代 宇野常寛

【東京ストレンジウォークEXTRA】スカイツリーから考える
日高彰×李明喜×速水健朗×中川大地

【巻末コラム】大見崇晴「なぜ“1984”であったのか?」

A5判144P

架空 No.10 2010.11

架空 No.10 2010.11(セミ書房)¥1050

月刊化を打ち出し、ガロを踏襲するフォーマットで修行者のように新作を掲載し発行を続ける架空。前号は充実の幻堂の特集でしたが、今回はついに11月号を12月下旬に発行する周回遅れな展開に…。斎藤種男さんの巻頭言は「ぼくらは疲弊している」ではじまり「ぼくらは疲弊している。でももう少しだ」で終り、断崖で必死に踏みとどまるような切迫感が伝わりますが、もう少し先のゴールまで読者として並走して、その先にある何か?を目指しましょう。

内容は—–

齋藤種男 巻頭言

【漫画】
非常夢遊口 「ユメノオト」
「ユメノノオト」ノート  キミイル・キミナル
川勝徳重 「縁の下の蝸牛」2
斎藤種魚 「ハダシ」
キクチヒロノリ 「(改訂版)犬がほしい」
まどの一哉 「西遊」第7話
鳥子悟 「サマー・サスピション」後編
安部慎一[原作]西野空男[作画] 「深夜の栄光」
オオタヤスシ 「THE SCARBOYS SHOW!」
三本美治 「マシンガンぎゅんぎゅん」

【四コマ架空】
地獄の狂人
ピーター・ラリー
かなしきじゅんこ 「原始時代の半田さん」
くるみみどり
山坂ヨサンセン
砂糖ヒロタカ 「りかぴぃ」11.12

【四分の一掲載】
荒川ひょう 「思いでえにっき」
梶井宵之助 「Across the Universe」

【文芸】
「月刊ガロ目次録」第7回
久保隆 「情況」的場所へ【9】
金ゐ國許 「つげ義春を旅マップする」5

B5判164P