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BOOK5 第8号 2013.07「日記 その新世界」

BOOK5第8号

BOOK5 第8号「日記 その新世界」(トマソン社)¥476

小学生の頃から日記に興味を持ち、日記と名前のついている本は片っ端からチェックせずにはいられない切貼豆子による日記百選のほか、暢気文庫による沢村貞子風の献立日記、上石神井書店の内堀弘による「『古本の時間』日記」、夏葉社・島田潤一郎「本屋図鑑』東北の旅」日記など様々な日記を紹介。

【内容】
特集:日記 その新世界
■切貼豆子の日記収集四半世紀
■すがたあきこ 今日の晩ごはん。~暢気文庫の献立日記~
■内堀弘 『古本の時間』日記
■島田潤一郎 『本屋図鑑』東北の旅
■朝倉史明 「撮影日記」は、どうしたって面白い

ここさいきん 梅原綾乃/馬場幸治/尾仲由布子

連載
既刊新刊(鳩野恵介/栗山新)
左岸洋子「きょうも移動日和」
のむみち/切貼豆子「豆&のむの番台トーク」
小山力也「新刊屋ツアー・イン・ジャパン」
虚勢博士「漢字のカナメ」
ぐらもくらぶ 保利透「古音盤のかほり」
古書赤いドリル 那須太一「なんてひどい店なんだ」
佐藤翔 晴れた日も雨の日も図書館
Z せどりしようZ!
Pippo 詩はSFに乗って
宇田智子 市場の教室
南陀楼綾繁 献本は忘れたころにやってくる

表紙/目次四コマ/特集カット:夕タン
連載タイトルイラスト・版画:天野みか/岡崎武志/田中千/瀬戸雄史/宮内悠介
表紙デザイン:tepelelo design

A5判横48pages

翼のある小冊子 Kalas 20 2013.08月号「囁きの聴き方」

kalas20

kalas 20 2013.8月号 ¥476+税

三重県津市から発信する個人制作の地方誌kalas。
前号でリニューアルし、他の地方都市との交流をページに反映するようになったこともあり、津の人にとっては当たり前すぎるものに改めてスポットをあてる。そんな生活の通奏低音を含めた「囁きの聴き方」特集。

特集「囁きの聴き方」

肉まん餡まんの井村屋の本社は津にあり、もともと明治時代創業の和菓子屋さん。その出自から小豆菓子に力を入れ、あずきバーに代表される新しい小豆の形を開発・提案。この地元企業を社会科見学し、話を聴くほか、天むすというと名古屋が有名だが実は津が発祥の地。小さななお店で、注文を受けてあつあつのお米で素朴な天むすをにぎる「千寿」を取材したり、地元の作家で、「アイミタガイ」「ヴェネッサの伝言」の中條ていさんに話を聴くほかその人物についての資料は乏しいながら、本居宣長にも影響を与えた津の国学者谷川士清の生涯を辿る。

【もくじ】
モノ 並ぶまでに 森の養蜂家から海の養殖家へ
主題 囁きの聴き方
井村屋さんの遠近/中條さんが探す真実/天むすさんの手話/士清さんが残したもの
写真 界隈 松原豊
献立 海と大地のごはん 矢田勝美 “伊勢湾の貝漁といただきかた”
旅行 旅烏 岩手県盛岡市へ行商旅
情報 落ち葉返し
三枝の文化通りきれいにし隊/おぼろタオウrが直営店開設
博愛 烏ノ保護観察会
催事 四天王会館だより
土産 つみあげや 平山美佐子 小柴大地さんの生パスタ
住居 私の巣箱 伊藤悠子
徒然 興味津々 スイス菓子・一華堂
書評 まちの本棚 奥山健太郎
絵本 ストーブの娘 つうみあれい
後記 烏ノ足跡
蛇足 凹凸ノ目

A5判92page

kalas20

 

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未知の駅 Vol.4 特集「食べる」暮らしの輪郭を描こう

未知の駅vol.4

未知の駅vol.4 特集「食べる」暮らしの輪郭を描こう  ¥476+税

食の安全への関心が高まり、体にやさしい食べ物が求められる中、都心のオーガニック食品店やレストランでただ安心を買うだけじゃない方法、つまりエシカル(倫理的な商売)な暮らし方や関係を考える特集。
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ふだんモノやサービスを消費するとき、それがどうやってつくられたのか、どうやって運ばれてきたのか、どう廃棄されていくのかを想像することが難しい状況になってきている。それは、製造過程を「見せない」パッケージングというマスマーケティングのせいかもしれないし、商業空間に慣れきってしまった私たちの身体感覚のせいなのかもしれない。

いずれにせよ、もっと「顔の見える関係」を築きたい。なぜなら「見えなさ」が、私たちの不安や社会の問題を作り出しているから。「食べる」というテーマを切り口に、消費の「前後」に存在する「ドコカのダレか」に想像を働かせてみよう。
もっと楽しく、もっとおいしく、もっと気持ちよく繋がれる関係性の中で生きるために。そうやって、暮らしの輪郭を描こう。

*目次
記事 中山二郎「LET’S ENJOY COOKING!!!~食料と料理と想像力~」
フリースタイル もりわきひとみ①前編
記事 安藤丈将「有機農業生活はじめました」
記事 田村真菜「赤い血と白い骨を抱きしめて」
フリースタイル もりわきひとみ②後編
記事 田中東子「緑のレクイエム」
インタビュー 玉村豊男「笑って食って楽しく生きる!」
インタビュー 三島祥司「人はパンのみにて生くるにあらず、というけれど。」
書評 さぶ『辺見庸著・もの食う人びと』
短編マンガ 大谷秋人「角砂糖」
ショートエッセイ 下本地南帆子「松屋で会いましょう」
ショートエッセイ 青柳薫「美味しいの、その先」
ショートエッセイ 記事 高山留佳「食えない話」

A5判98pages

堀内マーコ「躁鬱メリーゴーランド」

躁鬱メリーゴーランド
堀内マーコ「躁鬱メリーゴーランド」¥300+税

躁鬱病の堀内さんが、躁鬱の無限スパイラルを4コマ漫画に。
鬱でどん底の様子(想像を絶するなし崩し状態…)から、喋りすぎて声が枯れるくらいにエネルギッシュな躁状態の連続を楽しい?4コマに。
日常のちょっとした事に現れる兆候や症状に体験者ならではのリアルがあります。

A5判10P

躁鬱メリーゴーランド
このコマは比較的ほのぼのな状態。振り幅マックスのときはこんなもんじゃない…

マンガ文献研究 06 特集:マンガの周辺

マンガ文献研究6

マンガ文献研究 06 「マンガの周辺」(トマソン社)¥600+税

マンガの周辺と題して、マンガ評論も積極的に扱う古書店「徳尾書店」の高畠裕幸氏に目録や古書店業界のこと

大手ジュンク堂のコミック担当インタビューや、アニパロ誌『ファンロード』を巡る対談などを
インタビューや対談・座談会で構成。

◆マンガと古書目録
徳尾書店・高畠裕幸インタビュー
◆マンガと本屋
ジュンク堂書店池袋本店 コミック担当田中香織インタビュー
◆マンガと読者
ヲタクの交差点 『ファンロード』読者の頃
平山亜佐子×ユキ(ジャングルブックス)
◆マンガと図書館
大場利康×小林昌樹×myrmecoleon

連載
○左岸洋子 売らない古本屋・古書サガンの妄想目録 いい絵のある本、あり〼 北田卓史の知られざる漫画家時代
○岩下朋世 あるマンガ研究者のどうにかなる日々
○川島ローラ いんせ道
投稿
日原雄一
編集後記/ 奥付

A5判56PAGES