ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

塔島ひろみ「続続続・大安の日はあんぱんを食べる」

続続族 大安の日はあんぱんを食べる

塔島ひろみ「続続続・大安の日はあんぱんを食べる」¥400+税

大安の日にあんぱんを食べるとよいことがある~と信じるミニコミ「車掌」編集長の塔島ひろみが、幸せを求めて息子とともにあんぱんを食べ続けるシリーズであったが、4年ぶりくらいに出たこの第4弾では、あんぱんを食べるのに、編集作業がおいつかず、「車掌」同人の前嶋かおるに編集を依頼し、ようやく平成13年~14年分が形になりました。

ひろみの第二子出産前後の期間にあたるが、相変わらず精力的にあちこちのあんぱんを食べている。章ごとに、塔島家の記録や写真とは別に編集人かおるの解説や雑感が綴られておりが、当時のひろみの長男・麦太が6才、編集中のかおるの息子も6才で、13年の時を隔て、似た状況の筆者と編集人の物語がシンクロしたり、また編集する過程で現在のひろみの様子も出てきたり、編集者と著者の間のプレッシャーの駆け引きもあって、これまでのシリーズとは違って、2つの家庭の3つの時空が存在する、不思議で立体的なあんぱんを食べる記録に!

B6判272pages

蓬莱 PON-RAI 第1号 サヌキナオヤ、金子朝一、かつしかけいた、石山さやか

蓬莱

蓬莱 PON-RAI 第一号 サヌキナオヤ、金子朝一、かつしかけいた、石山さやか ¥741+税

ある種のテイストを共有する漫画家4人が集まっての同人誌
今回のテーマは”ロードムービー”だそうですが、B5判でそれぞれしっかりと情景を見せてくれます。葛飾区の景色を描いているかつしかさんが旅に出て関西の景色を描いていたり、この漫画を描くことが自体が作家さんたちにとっての旅みたいな、ふだんとちょっと違った作品集です。

サヌキナオヤ「CALM AND QUIET」
金子朝一「ノリコ備忘録」
かつしかけいた「2011年2月 大阪・門真・神戸」
石山さやか「夜行列車」

表紙イラスト : かつしかけいた
ロゴデザイン : 鈴木哲生
編集 : 稲垣ごう のむらほのこ

B5判76pages

宗教とアニメーション 2 ~宗教団体制作のアニメーション~

宗教とアニメーション 2

宗教とアニメーション2 〜宗教団体制作のアニメーション〜(かに温泉)¥500+税

宗教団体が製作したアニメーション作品のレビュー集。
子供向け戦隊ヒーローものもあれば、教祖や伝説的な伝道師の偉業をアニメ化したものがあったり、古代から未来を貫く壮大な物語もあり。

あらすじやキャストのほか、アニメが布教にどのように取り入れられているか、主人公の由来などの説明もあるので、それぞれの宗教の豆知識も得られます。登場する団体はーー天理教/金光教/統一教会/創価学会/ワールドメイト/幸福の科学/Alepf(厳密には宗教団体ではありませんが)/エホバの証人

A5判42pages

BOOK5 14号「名画座で、楽しむ、名画座を、愉しむ」

BOOK5 14号

BOOK5 14号「名画座で、楽しむ。名画座を、愉しむ」(トマソン社)¥700+税

冒頭に小西康陽(作編曲家)と遠藤倫子(現IKEBANA 元Citrus)の対談にはじまり、字幕屋さん、放送作家、芸人、編集者ら、それぞれの名座を映画を語っています。

■対談 「名画座に居る」という快楽
小西康陽×遠藤倫子
■エッセイ 名画座の日々いま・むかし
寺尾次郎●名画座体験
鶴田浩司●番組編成の憂鬱 観たい映画を組むとお客は来ない
山内マリコ●女優とモードと震災
高橋洋二●名画座あるある
樽本周馬●京都の名画座の思い出

■ラピュタ阿佐ヶ谷の特集とそのチラシは、こうして作られる。
石井紫/須川理瑛
■鼎談 私が偏愛する脇役・端役・大部屋俳優
寒空はだか×浜野 蟹×のむみち
■ 1977 年1 月1 日から1 月10 日までの「名画座かんぺ」を作ってみてわかったこと。
のむみち 聞き手……朝倉史明

連載
ここさいきん 柳瀬徹/宮内悠介/金子佳代子
コラム・新刊案内  朝倉史明/南雲重徳/佐藤翔/鵜殿一朗/荻原魚雷・鳩野恵介/栗山新
リレー連載 本屋さんへの道のりで えほんやるすばんばんするかいしゃ 荒木純子
ノムとマメのピーチクパーチク
せどりしようZ! Z
漢字のカナメ 虚勢博士
古本屋ツアー・イン・ドリーム 小山力也
詩はSFに乗って Pippo
どうせ本は見つからない 南陀楼綾繁
市場の教室 宇田智子
なんてひどい店なんだ 古書赤いドリル 那須太一

表紙/目次四コマ/特集カット:夕タン
連載タイトルイラスト/天野みか/松田友泉/瀬戸雄史/南陀楼綾繁/田中千
表紙デザイン:fuhito design
編集/朝倉史明 松田友泉 編集協力/切貼豆子

B5判変型横64pages

仕事文脈 vol.5 大きい仕事、小さい仕事

仕事文脈vol.5

仕事文脈 vol.5「大きい仕事、小さい仕事」(タバブックス)¥600+税

これまでは、仕事をする上でマイナスになりがちな事柄に注目する事が多かった仕事文脈が、今回、問題を乗り越え、あるいは乗り越えながら仕事をしている人たちにインタビューをして、仕事の大きい・小さいはについて、いったい何をもって仕事の大小が決まるのか…を収入、やりがい、時間、あるいは社会的意義などを通して考えます。
小さい/大きいにふりまわされないためのいろいろ。

いずれにしろ自分のやりたい事に向けて、色々な問題を解決しながら働いている人たち
日本のセルフビルドなガウディ、岡圭輔さんから、伝統の街・京都で年季の入った喫茶店を受け継いだ山﨑さん、事務所から独立した独立経営のバンドSCOOBIE DOなどその方法や知恵に元気づけられるます。

特集 大きい仕事、小さい仕事

○山﨑三四郎。ミクロの売上げ決死圏  山崎三四郎裕崇
○バンドを作って、売って、食う 音楽と独立経営    SCOOBIE DO
○いつの間にか十数年ぶっこんでたビルのはなしーひとりで建てる「セルフビルド」をめぐって  岡圭輔
○「のようなもの」で生きていく  かとうちあき/野宿野郎社長(仮)

【小さいけど大きい】
小さい会社で大きいテーマ 『九月、東京の路上で』ができるまで  木瀬貴吉/ころから
ネコ×動物愛護×「自走型」 ネコリパブリックの挑戦   河瀬麻花

【大きい小さい考】
ヘソのない人間たち ―― 夢をみながら現実をあるく 栗原康
小さい名前/大きい名前  小さい書房/共和国

連載
文脈本屋さん・2 うずまき舎(高知県香美市)
new 仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン
new だいたい実録 39歳無職日記  町屋春子
不安な女子学生と先生のダイアローグ 第3回  渡辺説子
無職の父と田舎の未来 第5回   佐野和哉
コラム 「ビジネス」と仕事  宮川真紀

表紙イラスト makomo
A5判・84ページ  タバブックス