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仕事文脈 08 将来と仕事

仕事文脈8 将来と仕事

仕事文脈8「将来と仕事」(タバブックス)¥700+税

子供の頃は、よく「将来、何になりたい?」を聞かれたり、答えたりしたものですが、大人になると、そんな夢を語るような事は言ってられなません。ましてや、この先行き不安な時代です。
というところで、あえて、大人も子供も、立場も仕事も様々な人に将来と仕事について書いてもらった特集。

【目次】

「将来どんな仕事をしたいか」。
考えているのは子どもだけ?
大人になっても先のことが不安なこの時代
いつまで働くのか、仕事は変わらないのか、どうやって生きていくのか
めざしたり、夢見たり、想像してみたり、若者も大人も考えてみたいろいろ
◎ 書き手の一部
ホームスクーリング学生/大学生/留学準備中/「エキタス」オーガナイザ/「HIGH(er)magagine」編集長/ラッパー/契約社員/有機農家/青空市場代表/老舗和菓子屋/出版社運営/帽子屋/会社員兼イラストレーター/会社員兼アルバイト ほか

◎ 特集コラム
仲村颯悟(「人魚に会える日。」映画監督)
惣田紗希(デザイナー/イラストレーター)
櫛野展正(キュレーター/「クシノテラス」オーナー
座二郎(建築設計、通勤漫画家)
鹿子裕文(『ヨレヨレ』編集長、『へろへろ』著者)
ECD(ラッパー)

ほどこしをしたら、こん棒でうて―プレゼントの思想  栗原康

連載
仕事回文・4  杉野あずさ・里鵜ミリン
バンクーバーと仕事  太田明日香  新連載
これも仕事だ!日記・2 南陀楼綾繁
迷走!お仕事ライフ・2 まきせ記子
文脈本屋さん・5 H.A.Bookstore
無職の父と田舎の未来・8 さとり世代の将来の夢と、「仕事」を疑うことについて。 佐野和哉
コラム・なんでも言ってみるといい 宮川真紀

表紙イラスト makomo
表紙デザイン 永井ミキジ
本文デザイン 小松洋子

A5判96pages

2011年前後の変化の時代を綴る円盤店主・田口史人「二〇一二」

田口史人「二〇一二」

田口史人「二〇一二」(円盤・リクロ舎)¥2300+税

高円寺の音楽スペース円盤店主、田口史人のよる27万字に及ぶ、日々の記録。夏葉社から上梓した「レコードと暮らし」の裏テーマを綴った本になります。

日常が途切れることなく続いてゆくように、記述は表紙から裏表紙におよびます。タイトルが切り抜かれたカバーの窓から、テクストが覗いてます。
2008年、2011年、2012年、2015年の四部構成で、主に円盤のこと、出張先のこと、映画鑑賞日記、食べ物のこと、様々な事が綴られています。
独白的なテクストから、2011年前後の変化の時代に向き合った店主の姿勢が伝わってきます。
ーーーお互いを絶賛しあわないと「ディスった」とか言われるような世の中ですからこの程度の批判でも今ではタブーに近い感覚になってきていますし、それが決別に直結することもありそうです。
しかし、賛辞を送りあわなければならない関係の脆さといったらないと思います。
そもそも僕もあなたも下衆でしょうもないくだらない生き物である「人間」なんですから、そのような賛辞に値する結果や行動など維持できるわけはないのです。
それを維持しようと、お互いに裸の王様になりあっている状況の滑稽さと危険さから少しでも多くの人が逃れて、やっとこさのそこそこの人間であろうとしてくれることを希望しています。
まさにそのくだらない僕自身がこの社会で生きていけないのですから。そうでなければ困るのです」

本に出てくる事柄は…
ネット・オークション、アマチュア、SNS、ライヴハウス、ブッキング、サービス業、営業マニュアル、東日本大震災、失業手当、原発、東京の生活、距離感、カテゴリー、ボーダーレス、80年代、90年代、秘め事、セブンイレブン、パトロン、自由、ミュージシャン、黒澤明、盆栽展、三ツ沢通信、地方都市、インディーズ、死んで行く人達、フリーミュージック、収集家、今井次郎、アナログ盤、アルゼンチン・タンゴ、今井正、間章、川勝正幸、日本万国博覧会、作品、マーケティング、田原総一朗、落語、URC、民芸、貧乏、相場、ロック、音楽の本、位相反転、引っ越し、ギャラ、祭り、小沢昭一、アンビエント、アンダーグラウンド、うつ病、菊地成孔、絵かきうた、円盤ジャンボリー、芸術、遊び場、KONO、ムードコーラス、オーディオ、本厚木、直島、スカム、ポータブル・レコード・プレイヤー、美空ひばり、チンドン屋….

四六判346pages
円盤からの自費出版

虹釜太郎の絵とCD-Rセット Video Aventures Graffittoシリーズ出ました

90年代半ばのわずか2年ほどの間、音響という言葉もまだなかった頃、渋谷のマンションの一室で、辺境もしくは音響音源を専門に扱っていたパリペキンレコーズ。二人の店主の片割れ虹釜太郎が、店にまったくお客さんが来ないときにひたすら音を聴いてて描きはじめた≪パリペキン音楽落書き≫を出力したものにCD-R音源を加えてパッケージしたVideo Aventures Graffittoシリーズが自主制作でリリースされました。

moshoquabilliquito 

moshoquabilliquito  モショッカビリクィーーーーート!!!!! ¥1200

第1弾は、ショッカビリー!!!(shockabilly)をずっと聴いて描いたパリペキン店内落書きからのカラープリント。おまけmix-CDはパリペキンクラシクスをふんだんに使用した「サンバメレンゲタンゴシット!」

Utterance Bear Tongue

Utterance Bear Tongue  ¥1200

第2弾は、謎盤として名高いUtterance Tongue(中原昌也『12枚のアルバム』でも紹介)を聴きながら描いたくま言語落書き。おまけについてるmix-CD-Rは、パリペキン店内で軍馬&虹釜で録音したおもちゃ音楽集「ランチョミラージュ」

Balloon Hippo

Balloon Hippo ¥1200

第3弾は、フアナ・モリーナ(アルゼンチン音響歌姫)初来日イベントで、虹釜がハーブティー担当で呼ばれたときに描いた絵と、そのときのDJ録音発掘音源。このときのイベントでフアナのサポートで来ていたフェルナンド・カブサッキと出会うことに。『ザ・プラネット:トランスポート』誕生前夜。風船とカバ。

My Friend Octopus dying and singing A・B・C song

My Friend Octopus dying and singing A・B・C song  ¥1200

第4弾は、蛸が死につつABCソングを歌う。世界のあたまがどーかしたと思われるABCソングたちは世界に蔓延しています。そんなABCソングを今日も聴きながらオクトパス発狂!!!

Super Duck Exterminator!!!!!!!

Super Duck Exterminator!!!!!!!  ¥1200

第5弾は、あのスーパーダックブレイクスがさらにクレクレタコラ的に凶暴化した世界のアビキョーカン図。バトルDJ世界よりもシガーフラガーワールドに共感するダック。交渉不可能ダック!!!  おまけmix-CD-RはSuper Duck Exterminator!!!!!!! ゲームディスコから和に影響されたエレクトロ&廃レトロゲーム音楽mix「Duckers Boombastikass」。

古泉智浩「オレは童貞じゃねえ!! 1」

オレは童貞じゃねえ!! 1

古泉智浩「オレは童貞じゃねえ!! 1」(日本海ワクワクコミック)¥500

タイトル通り、書き始めてから6年になる自身の同名のブログをまとめたもの。2006年にアップしたものの中から、筆者の妻がセレクトした文章を増補改訂、自身で突っ込みや補説、振り返って思う事などを加えた,2006年の古泉智浩と2011年の古泉智浩を同時に楽しめる一冊です。
後書きによれば、最近はツィッターを多用しがちな一方、ブログはじっくり考えた事や大切なご挨拶やお知らせ用と心して捉えており、そのためにますます更新を怠りがちなものの、2006年当時はブログにも仕事にも意欲的であったとのことで、その円熟が伺えます。
A5判48P

フリーペーパー 「雲のうえ」配布中

北九州市が季刊で発行する、ビジターズ・インダストリー誌『雲のうえ』がタコシェにも入りました。
 これまでの地方自治体が発行する情報誌といったイメージを一新する内容を、という意気込みで
アートディレクターに「暮らしの手帖」や「ku:nel」も手がける有山達也氏、イラストレーターには、やはり「暮らしの手帖」などで活躍する美術家で、タコシェでもお取り扱いの美術冊子「四月と十月」の編集人でもある牧野伊三夫氏が携わっています。

 創刊号では「酒場」を特集、市内に今も数多く残る「角打ち」(ちょっとしたカウンターやテーブルがあって、お酒も飲める酒屋さんです)にスポットを当てています。「酒とつまみ」の編集長・大竹聡さんが地元の角打ちを訪ね歩き、お酒やおつまみはもちろん、お店の人やそこに集うお客さんたちの様子を酒席をともにすることで楽しく紹介してます。

 最新号の特集は「市場」。市内に100以上ある大小の市場を紹介。野菜、魚、お惣菜、お菓子となんでもある市場のモノ、人、場所の魅力を伝えています。
 ほかにも、クジラの部位とその名称や食べ方OR使い方を図解した「鯨の端から尾の先まで鯨は余すところなく」、もたいまさこさんを招いての市場めぐりなどなど。
 チラシ置き場に出しておくと「これ売り物じゃないの?」なんて声が聞こえてくるほど、ハイクオリティのフリーマガジンです。売り物と間違えないよう、北九州市のフリーマガジン「雲のうえ」と覚えておいてくださいね。