アート」カテゴリーアーカイブ

ICHASU イチャス「SUKAPONTAN」

ICHASU イチャス「SUKAPONTAN」¥926+税

芸大在学中はデザインを専攻し、オモチャを改造して作品を作ったいたが、卒業制作でマンガを制作したのを機に、おちゃらけキャラが自由に生きるPOPな世界を、なめらかでクリアな線と鮮やかな色使いで描いてきたアーティストICHASU。

コミックに登場するようなキャラクターを描きながら、5年ほど、漫画から遠ざかっていた彼女が
2016年大阪excubeでの個展で、久々にマンガを描きました。

おいしいものに目がない主人公が、その空腹を探知した謎の「句売る句助け隊」にいざなわれ、旅に出るのですが、なかなかおいしいものに辿りつけぬまま紆余曲折のうちに神様と出会うものの、主人公と登場人物たちは神様に翻弄されて…とんでもない体にされてしまうのでした。

フリーキーなまでに奇想天外、数ページにわたって描かれる絵巻物のような構成…
杉浦茂やキクチヒロノリ、ネルノダイスキなどが好きな人にオススメかも。ポップでダイナミックなICHASUの世界をお楽しみください。

須川まきこ作品集「Lady Amputee in Powder Room」


須川まきこ作品集「Lady Amputee in Powder Room」(エディシオン・トレヴィル)普及版¥3200+税 特装版¥3800+税

作品に登場する少女たちのように、自らもアンピュテー(左脚欠損)である新進気鋭のイラストレーター須川まきこが、繊細な線でレースのような装飾をまとった優美な少女たちを描いた作品集。

球体関節人形のような四肢や義足のAmputeeの女の子たちが戯れる秘密の化粧室、バーレスク・ファンタジーを覗いてみてください。序文は宇野亞喜良。Aquiraxやトレヴァー・ブラウンがお好きな方におすすめです。

●須川まきこプロフィール
京都造形芸術短期大学 専攻科卒業。
デザイン事務所「広告丸」に入社し、イラストを描き始める。その後、個展や国内外の企画展に多数参加。海外ではローマのギャラリーでの個展をはじめ、ポートランド、フロリダ、パリ等で作品を発表。
ヨーロッパのファッション雑誌「Nico magazine」はじめ、海外の雑誌の表紙も手がけ、「commons&sense」誌ではコムデギャルソン/noi kei ninomiyaのファッションストーリーを描く。
2016年六本木ヒルズで行われたファッションショー「ホワイトヴィーナス」の一連のコスチュームデザインを担当。作品集に「Melting」(アトリエサード)、「Lace Queen」、絵本「ニーとメメ」(広告丸)がある。

普及版と特装版があります。ともにサイン入り。
本文は共通ですが、特装版はしおりの先に8cm玉のポンポンがつき、メタル箔のタイトルに加え、カバーもメタリック素材になります。

A5判変型 152pages

70年代の家電デザインと広告アートを堪能ー松崎順一「メイド・イン・ジャパンのデザイン! 70年代アナログ家電カタログ」

松崎順一「メイド・イン・ジャパンのデザイン! 70年代アナログ家電カタロ」(青幻舎)¥1500+税

タコシェでも好評だった、70年代のメイド・イン・ジャパン家電本が文庫で復刻しました。70年代のレトロな家電デザインだけでなく、カタログなどを通して、当時の広告アートやタイポグラフィなどを堪能できるのが魅力です!!!

大阪万博で幕を開け、大衆消費ブームに沸いた1970年代、家電各メーカーは、競って新しい商品を世に送り出しました。
本書は、オーディオ、テレビ、冷蔵庫、掃除機、電話、デジタル時計、ゲーム…など、
1970年代前後に生まれた家電の製品カタログを約550点収録。
名品家電の数々が、貴重なカタログから蘇ります。各社の多彩なオリジナルデザインや技術の遷移など、希代の家電蒐集家・松崎順一氏によるカタログを楽しく読み解く解説付き。
メイド・イン・ジャパン家電の黄金期の魅力をたっぷり知ることができる内容です。

●松崎順一
家電蒐集家。デザインアンダーグラウンド工場長。
1960年東京生まれ。2002年デザイン会社を退職し、2003年にデザインアンダーグラウンドを設立。
東京・足立区内にファクトリーを構える。
日本製ラジカセやレトロ家電の魅力を伝える〝レトロフィッター〟として、
主に1970年以降の近代工業製品を発掘・蒐集し、整備・カスタマイズしてイベントやアート展を企画。
「タモリ倶楽部」「高城剛の家電ワールド」等、テレビや雑誌でもその活動を展開している。
著書に『ラジカセのデザイン!』。同名のDVDもユニバーサルミュージックジャパンより発売中。

文庫版336pages

編集から印刷、製本までをアーティストたちが手がけるフランスのアート系コミックアンソロジー Lagon#3 GOUFFRE

lagon #3 GOUFFRE

Lagon#3 GOURRFE ¥6111+税

2014年に、版画や印刷も行う4人のイラストレーターSammy Stein, Alexis Beauclair, Bettina Henni, Severine Bascouertによってフランスで創刊された年刊コミックアンソロジーLagon。
創刊号のLagon, 2号のVolcan et Dômeに次ぐ、第三弾がGouffre(ゴフル/淵、裂け目、渦潮などの意味)。

現代建築やヒデオゲームやグラフィックデザインのように、扇情的な要素を排し、テクストを抑えた、従来のバンドデシネとは一線を画す作品を、世界各国から集めて編集しています。

オフセット、リソグラフ、シルクスクリーンの3つの印刷を組み合わせており、リソとシルクスクリーンは編集人たち自身が行い、彼らの作業場で丁合、製本もしています。

今号は35人の各国のアーティストが参加した300ページのボリュームで1000部限定。

参加アーティストはーーー
SARAH LOUISE BARBETT (France)
ALEXIS BEAUCLAIR (France)
JEAN-PHILIPPE BRETIN (France)
CF (USA)
IDIR DAVAINE (France)
FÉLIX DECOMBAT (France)
LOUISA GAGLIARDI (Switzerland)
SIMON HANSELMANN (Australia)
BETTINA HENNI (France)
JIRO ISHIKAWA (Japan)
MARIE JACOTEY (France)
JLC(A.Jihel) (France)
MAREN KARLSON (Germany)
JOE KESSLER & RICHARD SHORT(England)
AIDAN KOCH (USA)
TOM LEBARON KHERIF (France)
STEFANIE LEINHOS (Germany)
ROXANE LUMERET (France)
ILAN MANOUACH (Greece)
BRIE MORENO (Canada)
JASON MURPHY (USA)
PHILLIP NESSEN (USA)
SON NI (Taïwan)
ACACIO ORTAS (France)
HUGO RUYANT & RAPHAËL ORAIN(France)
LEON SADLER (England)
SAMPLERMAN (France)
OLIVIER SCHRAUWEN (Belgium)
SHIWASHIWA (Japan)
SAMMY STEIN (France)
TIGER TATEICHI (Japan)
PAUL VAN DER EERDEN (Netherlands)
LALE WESTVIND (USA)

※日本からはタイガー立石、しわしわ、石川次郎が参加しています。
英訳テクストつき。

2月18日まで、パリのgalerie du jour agnès bで刊行記念展示を開催中。

GOUFFRE

表紙はシルクスクリーンプリント

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エリーザ・ボッチェディ 手描きカード プチ展示中

エリーザ・ボッチェディ

筆ペンを使って描いたカードを展示販売中(¥600)です。なくなり次第、終了となります。

◎エリーザ・ボッチェディ

北イタリアのジェノバ出身。
子供時代より、祖母から聞いた戦争の話や、ダンテの『地獄編』、グリム童話を始めとしたダークな物語や怪談、古代ギリシャ神話に親しむ。
美術大学で版画とイラストを専攻し、2010年に卒業後、母国イタリアをはじめヨーロッパの各地で版画やイラストの展覧会に参加。
大学時代に、日本の“エログロ”に出会い、駕籠真太郎、丸尾末広、山本タカト、荒木経惟といったアーティストから多くの影響を受ける。
2013年には性的倒錯をテーマに初個展を開催。

現在、日本で外国語教育や翻訳、ランゲージサービスの分野で働きながら、創作活動を行っている、2年前の来日直後に発見した、質のより筆や墨に魅せられ、これを取り入れ独自の画風を確立。
さらなる活躍を目指し、日本のアンダーグラウンドのシーンに名を広めようと、絵画、マトリョーシカ、こけし人形、オルゴールボックス等を幅広く製作中!!