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CD 水中、それは苦しい「手をかえ品をかえ」

手をかえ品をかえ

水中、それは苦しい「手をかえ品をかえ」(ジョニーディスク)¥2310

水中、それは苦しいの5年半ぶりのアルバムが出ました!!!!

ライブ活動で磨きをかけた名曲たちが収録されています。収録作の中から、ファンの間で人気の高いという「農業、校長、そして手品」のPV(松江哲明監督!)を貼っておきますので、お楽しみください。また、乙武洋匡さんを歌った「おっと!オトタケ」はライブで演奏するうちにご本人に噂が伝わり、連絡をいただいたのを機に、歌詞カードとCDを持って挨拶に行ったところ、オトタケの連呼が受けて、今回の帯の言葉をいただくことになったそう!20曲中、6曲に相対性理論の真部脩一も参加しています。

【収録曲】

01. 農業、校長、そして手品
02. 読者モデルに、俺はなる!
03. 暮らしと安全
04. あばれチンパンジーゲーム
05. 新谷さん、犬つれて
06. おっと!オトタケ
07. サイボーグ(初段)
08. 妹よ!
09. しましまのうま
10. ロシアの女
11. ブブカ
12. サイボーグ(師匠)
13. 小鳥酒
14. 俳句
15. キングコングの嫁探し
16. クフ王
17. 無軌道戦士ランダム
18. どこかの折れたエンジェル
19. 人物伝
20. まじんのおのようこ

虹釜太郎「ラヴレスキュイジーヌ」

ラヴレスキュイジーヌ

虹釜太郎「ラヴレスキュイジーヌ」¥900

料理においしさも栄養も求めない、と言い切る虹釜太郎による、超絶料理とロストラブを描いたメタフィクション。栄養とか健康といった食生活を支配する固定観念から解放された、ワイルドな食、あるいは辺境の食を求め、日々実践する虹釜さん自身を主人公に反映した、あつあつグラタンのように火傷必死の愛と料理のエクリチュ〜ル。

レシピ未満、廃墟的、あるいは食の盲点にばかりに焦点をあわせようとする無為な食を探求する主人公。そんな男と同居する女の得意料理は「怒り過ぎこげ過ぎの喧嘩の後に残る廃墟食=気まぐれカチーザ51という名のグラタン」であり、二人はいつでも予定調和とは対極の未知なる到着点を目指し、感情も素材もスパイスもマックスに投じた激しい愛と食の生成を試みる。「炸裂しない予測可能な世界に急にうんざりしたのか彼女は突然うしゃ—っおたけびをあげ左手でアボカドクッキーを握りつぶした」その破片に特別調合のオイルや素材を重ね…新たな料理を仕上げ、粉々になった主人公のアボカドクッキーの破片が料理の中でチーズとともに溶けようとも、怒りは収まらず…… 探求心と尽きない感情の業火が料理を熱くし、激しい感情を再燃させ、ついに女は男の元を去る…。それでもラヴレスに、バランスを欠いたまま、男の極北レシピはさらにさらにさすらい続けるのであった…。

痴話喧嘩と料理と失恋の狂騒を、少林サッカーなみの超絶技巧と最大出力で描き、食材からドラッグを料理してしまったような、脳と舌を麻痺させる作品。

A4判18P ミックスCDつき

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「食アヴァンギャルディストによる濃厚な疾走、物語の意味を逸脱する極彩色の文章、読み飛ばそうとすれば絡み付いてくる連用修飾語、描かれる物の輪郭で踊る連体修飾語、ラテン?アメリカ文学もかくやとおもわせる異形の情景、140文字のネットツールに慣れた人間がこのグラタン?メタ?フィクションを読みこなせるか否か、読みこなせなければ携帯小説でも読んでろ。しかしどう考えてもリアル?デス トピアに暮らす私たちへ向けた、鮮やかすぎる21世紀初頭の文学」すずえり(音楽家)

反原発コンピ Human Recovery Project「WHAT A HELL FUKUSHIMA」

WHAT A HELL FUKUSHIMA

Human Recovery Project「WHAT A HELL FUKUSHIMA」¥1500

震災以来、被災地に物資を運ぶなどの活動を続けてきたバンド系の団体HRP(Human Recovery Project)。震災から数ヶ月を経て、物資の窓口となっていた避難所が解散する中で、とりわけ厳しい状況にある福島を見たメンバーがバンド仲間に呼びかけ、反原発コンピレーションアルバムを製作、売上げを南相馬に届けることに。
参加メンバーは反原発サウンドデモにも参加したり、それぞれのライブ会場でCDを販売したりと活動を続けています。

「我々は3.11以来、東北各地で支援活動を展開してきた。
その中で見た福島が受けた傷はあまりにも深く、あの『復興』から置き去りにされた光景、人々の表情を忘れる事はできない
と同時に、その日常を引き裂いた『原発』への怒りを感じない日は無く、『原発』が無くなるまで我々は声を上げ続けていく
全国から呼応した28バンドもの仲間が、忙しい中渾身の音源を届けてくれた事。
それが『反原発』という声をさらに大きくできると確信させてくれる。
原発が無くならない限り復興は無い。
真の復興の為、我々はこれからも仲間と共に動き続ける」

参加バンドは—-

PINPRICK PUNISHMENT/SCREWITHIN/DETRYTUS/THE HAPPENING/PiLVET/LIFE/VELOCITYUT/DROPEND/OUT OF TOUCH/HAAVA/DISKRIMINADOS/JABARA/FORWARD/DUSTPAN/Seb Roberts/ATTACK SS/CHARM/RAPPA/LASTLY/ENSLAVE/MIDDLE/ORIGIN OF [M]/DESPERDICIO/GRIND SHAFT/ENDZWECK/VIVISICK/Z/LACKS

リーフレットつき

「WANT YOUR VOICE ZINE」もおまけについてきます。
3.11東日本大震災による被災についてパンクス&パンクバンドのメンバー、現地の声、ライブハウスその他色々なところで集めた声・言葉をまとめたもの。現地でのインタビューやHRP活動報告も収録。A5判24P

WHAT YOUR VOICE

 

このCD以外にも、売上を被災地支援に当てるジンも出ています。直接、募金するのもよいけど、ジンを読んで、制作者に募金を託して、それぞれの制作者のサイトなどで被災地にどのように届けられたかを見るもよし。なまいきどくろく「ひとり震災不安定日記」など。