佐伯俊男 Toshio SAEKI「RED BOX あかいはこ」

佐伯俊男 Toshio SAEKI「RED BOX あかいはこ」 (Cornelius) ¥4545+tax

佐伯俊男の初期代表作「あかいはこ」。

オリジナルは新進のアーティストだった佐伯に、芳賀書店がタイトルのみを指定し、内容は一任、デザイナーに長友啓典を迎え、美術活版印刷で印刷され72年に出版されたもの。

2007年にはオフセットで再版されたが、フランスのコルネリウス製の「あかいはこ」は、その二つとは異なり、原画を活かしながら、新たにアーティストが色指定をし、タイトル文字も緋匡から蒐筺へと変更されました。

発行元のCornéliusは佐伯作品を年代順に網羅して出版してゆくプロジェクトを実行中で、これはその第2弾。

30cm ×20cm 上製クロス装 104pages (Cornélius Editions)
表紙のタイトルとイラストは銀箔押し 日・英・仏 三か国語表記

中くらいの友だち Vol.6(韓くに手帖)

中くらいの友だち Vol.6(韓くに手帖) ¥1000+tax

お隣の韓国と、最高でも最低でもない“中くらい”の友情のかたちを探る雑誌号。

二つの国の間で生活する人たちが創刊した、読み物中心の雑誌。それぞれの国の勢い、通信や交通の変化によって、人も関係も変わるものですが、今号ではそれを実感。

目玉企画である「座談会 韓国の発展と逆転するカルチャ―ショック――『在韓在日』の40年」では、韓国で暮らす「在日」出身者たちが、近年急速に変わった「ソコク暮らし」を語ります。

在日といっても、幼いときに家族で日本に移った在日1.5世から、日本生まれの日本育ちで、韓流にはまる高校生同様に韓国に目覚めた人、在日→日本に帰化(日本に帰化してもF4ビザという韓国で仕事ができるビザを取得できる)→仕事で韓国へ…と様々でグラデーションも豊か。
金利恵(在韓38年、韓国舞踊家)、きむ・すひゃん(在韓22年、食のアクティビスト)、韓麻木(在韓9年、編集者)、松本晋弥(박철규 在韓7年 美容室アシッドソウル店長)と年齢も在韓歴も異なる4人が、移り住んでのあるあるや日韓の違や、ここ数年の変化について語っています。

韓国とか日本とか「大きな国の物語」ではなく「小さな私たちの物語」としてそれぞれが、自身の生活、趣味、仕事などを通して自身の気づきを語ります。

執筆メンバー
大瀬留美子、ヤコブ・タイロル/薫・タイロル、伊東順子、李銀子、金起林/斎藤真理子、ゆうき、清水博之、佐藤行衛、らさおらさ、韓麻木、きむ・すひゃん、金利惠、南椌椌

A5判142pages

漫画雑誌 V.A すいかとかのたね vol.6

漫画雑誌 V.A すいかとかのたね vol.6 ¥1364+tax

武蔵野美術大学の学生8人が結成した漫画雑誌集団「すいかとかのたね」。
5周年にあたる6号目は、「死都調布」の斎藤潤一郎やトーチ漫画賞を受賞したINAらをゲストに迎え写真やコラムも入った特大号。
文芸誌のような厚みと風格に。ネオンカラーのゴムバンドでとめてあります。

【漫画ゲスト】斎藤潤一郎、INA、おおきなお、田中杏佳
【漫画】コバリ、近藤ていゆう、坂上暁仁、タオ、中山望、野口明宏、三橋光太郎、望月浩平
【コラムゲスト】佐塚真啓、伊澤文彦、だりえ、リー子、ハン・ジョンウ
【編集】中山望、坂上暁仁、三橋光太郎、野口明宏
【装幀】中山望
【装画】望月浩平

A5判304pages

 

 

 

森雅之「ポケットの中の唄」「こども時間」

森雅之「ポケットの中の唄」(青林工藝舎) ¥1200+tax

毎回毎コマ、同じ構図同じ画で、物語も無くただポツポツと歩くだけの漫画ですが、それでも「描きたい」と思ったのには「何かあったのだろう」と、自らをうなずかせる他ありません。「何かあったのだろう」と読んでください。
――あとがきより

2005年〜07年に「雲遊天下」(ビレッジプレス)、そして10年近いインターバルを経て、2016年から「アックス」(青林工藝舎)に連載された4ページ漫画47本を収録。

ずっと前に聴いた唄、即興で口ずさんでしまう唄、好きな人が聴いていた唄、いつしか忘れていた唄…そんなふと口にしたり、思い出した唄の場面を集めた作品集。

A5判 196pages
※初回入荷分にはイラストとサインが入っています。なくなり次第、終了となります。

 



森雅之「こども時間」¥1000+tax

森雅之による自主制作コミックMM文庫、第4弾。

2003年3月から04年3月まで週刊金曜日に月1回の割合で連載された子供が主人公の12の短編漫画と、描き下ろしの一枚絵12作を収録。

いつも石蹴りしながら歩く少年
いつか大人になったらバケツみたいに大きなプリンを作ってみたいと思っている子供とかつての子供。
宿題が終らず焦る夏休み最後の日々
寒い日に白い息を吐きながら走って蒸気機関車という子
友達から届いた手紙にワクワクしたり…
子供の頃のあのシーン、あの気持ちが描かれています。

A5判 モノクロ88pages
※初回入荷分にはイラストとサインが入っています。なくなり次第、終了となります。

BOOK SOUNDS「届かなかった手紙」

BOOK SOUNDS「届かなかった手紙」¥850+tax

誰かがポストに置いていった封書として短い手紙形式の様々なテクスト「何者からかの手紙」を届けるBOOK SOUNDSが、このたび、届かなかった手紙をまとめて本にしました。

手紙が届かなかった理由は様々。
宛先がみつからなかったり、行き違い、綴られるべきだったのがそもそも書かれていなかったり、どこかに留まっていたり、迷子になっていたり…

そんな届かなかった17の手紙の理由と文面を紹介した冊子です。

「帰り道、明るく照らされたサッカー場の脇で手紙を拾いました
私宛の手紙ではありません
ならばこの手紙は誰に宛てたものなのか
もし、あなた宛の手紙なのでしたら
ここでこうしてお届けできることを嬉しく存じます」

10.8cm×18.2cm 68pages 封筒入り