蓬莱 第3号 サヌキナオヤ、金子朝一、かつしかけいた、石山さやか

サヌキナオヤ、金子朝一、かつしかけいた、石山さやか「蓬莱 第3号」 ¥648+税

ある種のテイストを共有する漫画家4人が集まった同人誌「蓬莱」。
創刊当初は、同人誌活動をする余裕もそれなりにあったが4人だったが、各々多忙になり、当初の予定より1年以上遅れての発行になってしまった3号目。そしてテーマも「タイムリミット」。

アイスクリームがとけないうちに、お店が閉まる前に…締切とはちょっと違った、日常のタイムリミットを四者四様に描いています。

【収録作品】
かつしかけいた「Everything Is Recorded」
サヌキナオヤ「ストレッチタイム2017」
石山さやか「百貨店の幽霊」
金子朝一「picnic」

編集・デザイン : 宮崎希沙
ロゴデザイン : 鈴木哲生

B5判58pages

山川直人「写真屋カフカ 2」

山川直人「写真家カフカ2」(小学館)¥694+税

『コーヒーもう一杯』『道草日和』の山川氏が描く個性無類の新作。
おもちゃ屋、猫屋敷、平和鳥、カセット……消えてなくなりそうなもの、マニアの間のレアアイテムになりつつあるものを通して、人の記憶や過去、あるいは未来までもフィルムにやきつける写真家・谷遠可不可(こくとお・かふか)の写真屋奇譚13本を収録。

懐かしくほっこりするだけでなく、愛しかったものを追いやる時代や人間をも描いているところが、コーヒーみたいにほろ苦い味わいを出しています。

ビッグコミックオリジナル増刊で好評連載中のノスタルジック・ストーリー待望の第2集。

B6判176pages

和田みずな アルファベット豆本「おばけのABC」

和田みずな  アルファベット豆本「おばけのABC」¥700+税

キュートでちょっとブラックな作品を描く和田みずなによる、怖くてかわいいアルファベットの小さな絵本。

2004年に作った貼り絵のシリーズ作品「おばけのABC」をまとめた豆本。
ABC順に、それぞれの文字で始まるおばけや恐怖アイテムのイラストと短いテクストが見開きになっています。
最後の方に、ちょっとギミックなページもあるのが開いてのお楽しみ。
プレゼントにもおすすめです。

カードとセット(カードの絵柄はアトランダム。絵柄の選択はおまかせください)

8 x 8 cm 60pages カードつき

Nathan Cowdry ネーザン・カウドリ「思い煩うな 空飛ぶ鳥を見よ」

ネーザン・カウドリ「思い煩うな 空飛ぶ鳥を見よ」¥926+税

イギリス人アーティスト、ネーザン・カウドリの和訳コミック(原題はSHINER)。

主人公のビリーは、自身の拳で痛めつけられた傷だらけの体で公園のベンチに腰掛けている。過去への罰、あるいは未来への訓練として、自分をいじめぬくビリーに、通りかかったキャットが声をかけ、ビリーは失われた恋と恋人ジェシカについて語りだす。
幸福を求めて自分を傷つけ、救済を求めて信仰や哲学を語るビリーとキャットが行き着く境地は…。

チェス盤を意識したという幾何学的なコマの配置、ミニマルに描かれながら変化してゆく絵柄…
そして、ちょっぴり病んで変態な主人公とその恋が美しい色彩で描かれています。

A4判32pages

Alex Besikian「Alphabet」

Alex Besikian「Alphabet」¥1574+税

グラフィックなアートワークを自らリソグラフで印刷し製本しているフランス人アーティスト、Alex Besikianのジン。

大阪万博、70〜80年代の日本の雑誌や書籍、堀口捨己の建築など具体的なモチーフの中から、アブストラクトなフォルムを抽出して、ドローイングしながらコラージュする方法で作品を作ってきたアレックス・ベシキアン。

今回はアルファベットをテーマに、文字と様々なモチーフを組み合わせたデッサンに、コンピュータ上で、白ベタやドットなどのパターンを加えて仕上げたもの。
白紙にデジタル印刷することで、オリジナルの紙色や修正液みたいな白色を印刷で再現しているそう。
あいかわらずミニマル、グラフィックを追求する中で、描き方や印刷・加工にも以前の作品に比べて変化が感じられます。

19.5×26cm 32pages

既刊、SATORIHANAFUDAもお取り扱いしています。