半町瞬「そこらへんにころがっている日常 -半ちゃん写真帖」(画房ルル)¥1800+税
35mm フィルムのフルサイズ(36mm×24mm)のハーフ判(18mm×24mm)で撮影できて、通常のカメラの二倍の枚数の撮影が可能なハーフカメラ。フィルムが貴重だった時代に重宝されたこのカメラを半ちゃんと名付け、日常の風景を撮るうちに、面倒臭さも手伝ってフルサイズのキャリアで2コマ同時に焼いたところ、そのシークエンスにドラマを感じた写真師・半町瞬。
そういえば、ハーフサイズの1コマはは35ミリ映画と同じサイズだと気づき、偶然や組み合わせの妙による効果にますます納得し、二連写真の作品集にまとめたもの。
収録63組の写真にすべて作者によるコメントが巻末についています。
かつての日光写真好き少年の初作品集。