復活!精神病新聞 増刊 べてる ¥315
増刊ということで、通常の精神病新聞と離れてワンテーマをディープに取材。
北海道・浦河にある、精神障害等を抱えた当事者たちの活動拠点で、生活+労働+ケアを相補的に行なう共同体”べてるの家”を、精神病新聞の小林絵理子さんが訪問。
単なる、訪問記でなく、自らも鬱を抱える小林さんが、生涯を抱えた人たちが自身の状態を自己分析して発表し合う「当事者研究全国交流大会」に参加し、自身の発表を誌上で再構成。これまで、あまり触れることのなかった、恋愛を軸にして自身を語り、新たな境地を目指します。
当事者研究の後のお祭りでは、幻想や妄想を語り合うちょっとあぶなくも楽しい大会と、ユニークさを讃えてしまう表彰式などが。
また、べてるの家の理事で、ソーシャルワーカーの向谷地生良氏インタビューも収録。
巻末では、小林さんのデイケア仲間でこの夏に自殺したM子さんとの別れを通して、死に対する考え方の変容を語る。
A5判26P