去る9月18日、DVD『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』の発売を記念して、監修のケロッピー前田さんの一日店長イベントが行なわれました!
当日、この日限定のカードセットを作る”店長”前田さん。黙々と作業をしています。
お客さんの前で、DVDについて説明。頭蓋骨に穴をあける手術トレパネーション。カウンターカルチャーの中で、覚醒手段として注目され、ジョン・レノンも実践しようとした事で注目を集めたり,最近では山本英夫のコミック『ホムンクルス』にも出てきましたが、その歴史は古く、このDVDでは、歴史や文化人類学的視点からもトレパネーションを検証しながら、約1時間のドキュメンタリーにまとめられています。
そしてなぜか、ディジュリドゥの演奏。猫井るるとさんとのセッションです。
そして、初の試み《身体改造ジャンケン大会》。当日、発表されたルールでは、タトゥ<ピアス<改造(インプラント、スプリットタンなどいろいろ)<タトゥ というように通常のジャンケン同様の強弱が決められ、「身体改造ジャンケンポン!」の掛け声とともに、該当部分を指差します。といっても、みんながタトゥもピアスも身体改造もしているわけではなく(パーフェクトな強者もいらっしゃいましたが)、すっかり手のうちばバレている人もいるので、自分以外のその場にいる人の部分を指差しするのもアリ。あるいは、医学的治療でのボルトの埋め込みや入れ歯やインプラントも改造扱いに。というわけで、改造上級者も未経験者も等しく参加可能なジャンケン大会となり、勝敗の行方も予測のつかないものになりました。相手の衣服の下のピアスを偶然にも言い当てて勝利する人もいて、大逆転もありました。参加者にも前田店長からヤクルトとカードセットが贈られ、チャンピオンには吉岡郁夫『身体の文化人類学』が贈呈されました。
ジャンケン大会に積極的に参加してくれた改造女子の皆さんありがとうございました。トレパネーションに限らず自らの体を果敢に旅して感覚の扉をひらく実践者の皆さんとの交流は刺激的でした。前田店頭は今後も、ジャンケンの他に、”身体改造占い”など様々なイベントを考えてくる模様。マニアと初心者が一緒に楽しめるイベントを前田店長とともに開発してゆきたいと思いますので、どうぞ今後もお楽しみに!
なお、これを機に、日本の身体改造をレポートした前田さんの著書「スカーファクトリー」の価格がお求めやすくなりました。こちらもあわせてどうぞ。