いつものように、懐かしい味と古い街並を求めての帰りに遭遇した3.11。ふとさっきお惣菜を買い求めた朽ちかけたような商店の佇まいに不安を覚え、一週間ほどして再訪するとはたして店は前の通りそこにあった…。しかし、あの日以来、年代ものの商店がいつまでもその古さを残し続けているとは誰が断言できよう。ということで、今ある昔ながらの商店街に趣き、商店の歴史や役割にも思いを巡らしつつ、B食を味わう。
「佐竹・鳥越(おかず横町)・仲宿・蕨に息づく商店街を徘徊。喫茶店のナポリタンにドライカレー、中華屋のチャーハンと半ラーメン、昔馴染みのパン屋、肉屋のメンチ等々を貪りながら、路地裏を彷徨い、現在の姿に垣間見られる庶民建築や煉瓦建造物を追うことで、旧街道宿場時代から戦前の軍国主義の足音、戦後復興の賑わい、そしてシャッター通りへと移ろう変遷を俯瞰。そして超久々、昭和駄菓子屋ゲーセンにインベーダーコピーゲーもピックアップ!」
B6判120P
デウスエクスマキな食堂11年夏号「戦跡焦点喰い」で,掲載しきれなかった、中山道沿いを中心としたラーメン店などB食レポートとボツ写真とで構成。エリアは王子〜石神井川〜旧中山道[板橋・蕨宿]篇。本編と違って、本文はモノクロコピー、表紙は出力カラーで、中綴じ手製本で少部数作られています。 モルタル建築、遺物のような工場や倉庫などを見ながら、こってり系のラーメン、チャーハン、オムレツ、牛丼、肉丼などスタミナ系を中心にガッツリ食べ歩きます。また、蕨の機まつり(七夕まつり)にも足を運ぶ。 B6判 46P