『世界のサブカルチャー』出ました

屋根裏 (監修)、どどいつ文庫 、伊藤ばるぼら、タコシェ、野中モモ、ダブロイド、福井康人『世界のサブカルチャー』 ¥3360

 タイトルを見て、80年代ではなく、21世紀にサブカルチャー(死語)?—-という感を抱かれる方も多くいらっしゃると思いますが、監修の屋根裏さんは、ずっと以前からネットで自らが見聞したアンダーグラウンドなカルチャー情報を紹介してきた人。
 その屋根裏さんが、洋書セレクトショップ「どどいつ文庫」の伊藤氏とアーティストを紹介したり、ネットワーカーで『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』などの著者ばるぼら氏がディスクレヴューを担当、オンラインでZINEのセレクトショップ「Lilmag」を運営している野中モモさんがZINEに関するコラムを執筆したりしています。
 ネットというメディアから出発し、各ジャンルのナヴィゲーターや現場の人たちと出会うことによって、屋根裏さんの趣味世界に編集が加わり、現在のアンダーグラウンドシーンがこれまでと違ったカテゴリーや並び方で紹介されることで、21世紀の、世界の、サブカルチャー像があらわれてきます!
 なので、目次から拾った各項目も「画家・イラストレーター」、「音楽」、「インスタレーション・写真・その他」、「リトルプレス」、「FLASH」、「オンラインショップ」、「ウェブコンテンツ」、「カルチャースポット」、「中央線沿線」、「新宿ゴールデン街」の10個。
 黒色すみれ、真珠子、DJ急行&セラチェン春山のインタビューや、コラムも盛り込まれています。
 タコシェもリトルプレスの紹介をさせていただいています。
A5判336頁