特集はヴァンパイア Yaso 夜想

Yaso 夜想 ヴァンパイア ¥1575

 夜想からYasoとなり、耽美、ゴスな路線を極め、今回の特集がヴァンパイア。
ヴァンパイアとドラキュラとノスフェラトゥ、吸血鬼はどう違うのか…という基本的な定義にはじまって、映画や小説の中の古典的な吸血鬼のおさらいを経て、山本タカト、恋月姫、小島文美、丸尾末広ら現在の絵師や人形師の手で表現されたヴァンパイアをカラーで掲載したり、萩尾望都「ポーの一族」によって大きく変容した女性アーティストたちによるヴァンパイア像を紹介する。吸血鬼新世紀とでもいった、ヴァンパイア最前線の集大成といった感じです。
●せつない吸血鬼
『ポーの一族』『インタビュー ウィズ ヴァンパイア』以降のヴァンパイア
佐藤嗣麻子「永遠という苦しみ」/小島文美「滅びの遺伝子をもつ吸血鬼」書下し新作+インタヴュー /倉田淳withスタジオ・ライフ「ここにも孤独なひとがいる」/柿沼瑛子「アン・ライスのヴァンパイア像」
●恋月姫vs野波浩「遥かなる眠り」—夜想のための撮り下し新作
●丸尾末広「吸血鬼王国」書下し作品
●山本タカト「目醒めの刻」書下し作品
●森村泰昌「なにものかへのレクイエム(レーニン)」
●天野可淡『咬みつきたい』の吸血鬼人形と幻のスケッチ+吉田良「吸血鬼人形に込められた思い」インタビュー
●Vampire Novels Part1
東雅夫「吸血鬼文学名作百選」/篠田真由美「龍の黙示録ー吸血鬼のイメージはこうして作る」
●Vampire Novels Part2 Classics
丹治 愛「ヴィクトリア朝を背景に誕生した『ドラキュラ』」/清水正晴「ドラキュラのモデルーヴラド・ツェペシュ」/「ドラキュラ」ブラムストーカー前史
●ヴァンパイア映画クラシックス
不死者は何度でも甦る– F.W.ムルナウ 「ノスフェラトゥ」 /ベラ・ルゴシの吸血鬼 /トッド・ブラウニング「魔人ドラキュラ」/受難する女たち –カール・ドライヤー 「ヴァンパイア」他
●the Vampire Cinema Classics Part 2
石田 一「二人のドラキュラ ベラ・ルゴシとクリストファー・リー」「米・英の吸血城 ユニヴァーサルとハマー・プロの吸血鬼映画」/梅本洋一「私たちは皆吸血鬼なのかもしれない ──アベル・フェラーラ『アディクション』について」/山田誠二「血を吸う銀幕 日本の吸血鬼映画」/明日香七穂「女吸血鬼が観た吸血鬼映画」 /吸血鬼ボボラカ Isle of Dead/ヴァンパイア映画参考リスト
●サイモン・マースデン「永遠の痕跡」
●ヴァーニャ・ズーラヴィロフ「furstin der finsternis」書下し作品
●須永朝彦「暗鬱なる美青年 美形吸血鬼 ベスト・テン」
B5判変型 200P
 タコシェにてノスフェラトゥのDVDもお取り扱いしています。