HEDORAH/公害怪獣の映像世界・最終版

hedorah

HEDORAH/公害怪獣の映像世界・最終版 ¥2625

『ゴジラ対ヘドラ』公開より40年目になる節目の年2011年に、ヘドラをはじめとした公害怪獣に関する資料や評論、コラム、イラストなどを集大成した一冊が完成しました。公害が原因で生まれたヘドラをはじめとした怪獣たちは、その出自ゆえにメディアにとりあげられる機会も少なく、これを残念に思った映画ライターの鷲巣義明氏が公害怪獣をテーマに同人誌を企画、編集。

『ゴジラ対ヘドラ』をメインに、ヘドラ誕生の背景や経緯、そのデザインの変遷、新聞スクラップで見るメディアでのとりあげられ方、ポスター・広告・雑誌・書籍の中のヘドラ、ヘドラに関するアニメやソフビ、関連用語辞典、同時代の公害ものなどに言及。さらには国内外の公害怪獣や公害生物、『宇宙猿人ゴリ』『ノストラダムスの大予言』から『モンスター・パニック』『プロフェシー/恐怖の予言』なども紹介しています。

本書は2008年に発行したものの増補改訂版(約2倍にボリュームアップ)で、国内外の公害怪獣&公害怪人もさらに追加され、ヘドラに影響を受けた怪獣系&特撮系のデザイナーとして活躍する酉澤安施、ヘドラ・フィギュアのコレクターでロック・グループ「怒髪天」の増子直純へのインタビューも掲載。また、ピープロ作品にディープな愛情を注ぐ大月俊倫、中国の公害と特撮ヒーロー番組を絡めて深い見識を持つ中根研一、イラストライター三留まゆみ、未公開映画命の殿井君人、各氏の原稿を掲載。

執筆者・イラストレーター・取材者:印度洋一郎、大月俊倫(キングレコード)、岡武志、開田裕治、獅子ノ瞳、神武団四郎、高橋ヨシキ(「映画秘宝」誌デザイナー)、殿井君人、酉澤安施(怪獣&特撮系デザイナー)、中島あらた、中根研一、姫川敦司、マサオ、増子直純(怒髪天ボーカル)、三留まゆみ(イラストライター)、矢口誠(翻訳家)、鷲巣義明(映画文筆家)
表紙イラストは怪獣イラストの第一人者、開田裕治

B5判 328P (表紙 口絵4ページ分がカラー)