浜名湖うなぎ「ぼくらの伊集院大介の挽歌への階段」(なかとも会)¥1050
2009年5月に栗本薫が亡くなり1年以上が経ち、自称「日本一の栗本薫読者」浜名湖うなぎさんが、再評価を期待する傑作も、なかったことにしてあげたい作品も含めて、全てをレビューしようと思い立ち、まとめた一冊。といっても膨大な作品を前に、一度に全部をまとめあげるのはムリなので,第一弾として「ミステリー/現代小説篇」として、鮮烈なデビューを飾った「ぼくらシリーズ」、初の本格ミステリー長編となった「伊集院大介シリーズ」、を中心にその他の長編ミステリー・現代小説、短編小説を50作をレビューしました。
コラムとして、栗本作品と前後して愛読したミステリーの紹介や、”ぼくら”や”伊集院大介”を巡る考察もあり。
中学以来、栗本薫を読み続け、本屋や図書館に行くとカ行に直行し、全作品を読破し、もう新作が二度と出ないのを知りながら、いまだにカ行に行ってしまう浜名湖うなぎさんが贈る、偏愛レビューです。
A5判86P