「ラザロ」パンフ ¥945
映画秘宝10月号で柳下毅一郎氏が、「パンフというよりも「映画芸術」の別冊」とまずその質量を讃え、さらには本来パンフは配給会社や劇場が作るものなのに対して「パンフを作っている余力のない会社、著作権とか面倒なことを言わない会社のために個人が作った勝手パンフ」とその心意気にエールを送る、映画評論家・松島一政氏個人による驚異のメディアアクトこそ松島出版であり、その最新作が映画『ラザロ』(井土紀州監督)パンフなのであった。
確かに松島さんは、以前からピンク映画各種のパンフを手がけ、タコシェにも『現代映像研究会叢書」なる会報のような冊子を納品して下さっていた。しかし、ここ最近、写真や図版こそ少ないがパンフレット、ミニコミといった質量を超えた、ムックを連発。
いまおかしんじ監督のシナリオ集『また、どこかで』もシナリオというジャンルにもかかわらずタコシェで異例の大健闘をしているほか、『童貞。をプロデュース』で注目の松江哲明監督に関してもすでに『セキ☆ララ』上映時に松江哲明読本「裸々裸三昧」なる人物読本をリリース済み!
電力供給限界を超える猛暑よりも熱い松島出版、その動向と出版物に注目!