kisirian「我が名は奴隷」 ¥500
醜く巨大な独裁者のもと、天にそびえる塔を作るため石運びの労働をさせられる少年奴隷たち。独裁者の手先となって鞭をふるい子供を働かせるのは、ボディコンメイド服orボディコンセーラー服などを着用したお姉様たち。少しでも命令に逆らったり気にくわないことを口走ろうものなら、奴隷も手先も、ひねり潰され、踏みにじられ、虫けらのいように殺されてゆく。
そんな恐怖と不条理の中、ルサンチマンをためた少年が命を賭して反逆の鬼と化す! 少年の腹を突き破って出てきた怒りの化物はトランス状態の少年を背負い、建造現場で暴れまくり殺戮を展開する!!
その凄まじさはさながら、諸星大二郎先生の「西遊妖猿伝」で破壊の限りを尽くす無支奇に乗った悟空のようであり、でもでも、絵柄のファンキーさと誇張されすぎた独裁王国の描写、「我が名は奴隷」のタイトルが示す大時代的な演出でもって、滑稽かつSMなんです! 楽しいスプラッタ、デス。
B5判 66P