牧美也子 シリーズ星座の女『化粧坂(けわいざか)』¥1470
中央線系ブックカフェ&バー、阿佐ヶ谷の“よるのひるね”は、お店の雰囲気にも通じる昭和の本の復刻を手がけています。長尾みのるさんの『バサラ人間』『革命屋』、初山滋の「たべるトンちゃん』と、絵本、アート系、コミックとジャンルに関係なく、復刻したいと思った作品のみを世に送り出してきました。
最新作はシリーズもので牧美也子先生の「星座の女」。
牧先生は—-昭和32年デビュー。34年、松本零士氏と結婚。昭和30年代を代表する少女漫画家として、そのキャラクターが「リカちゃん人形」の元になるほどの人気を博しましたが、更なる表現の欲求から、昭和40年代より大人向け漫画に活躍の場を移し活躍。梶原一騎原作の「恋人岬」は映画化・池田悦子原作の「悪女聖書」はドラマ化されています。
シリーズ第2弾は—性の先行する牡牛座の愛はやがて破滅に向かう…。牡牛座の奈己は反省しつつもつのる男への不信と不安にかられる。小さなアパート・踏切などの情景が印象的な短編「水藻草」。うす紅色の小さな刷毛のようなネムの花咲く鎌倉・化粧坂。首すじをなぞる花の感触に少女・亜矢は性に目覚める。その直後光を失う亜矢の鮮烈な記憶「化粧坂」。結婚祝いの銀の燭台をめぐる三人の女とひとりの男。愛は絡み、交錯する「銀蛾の塔」の3作品を収録しています。
A5判 240P
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