ワダヨシ「ナンプラーマン 魚醤男」 ¥500+税
現地タイで幸運にも実現したナンプラー醸造所見学のレポート。
発酵食品や発酵文化に関する出版を行うferment booksの編集・発行人ワダヨシが、タイの喫茶店のカウンダーで「小規模な手作りナンプラーの醸造所を見てみたい」とつぶやいたところ、親切な店長と気が利くバイトの働きよって、あれよあれよとその場で取材が取り付けられ、車を出して見学に行くことに。
仕込みは、魚がとれる11〜12月だそうですが、一村一品運動を推進する政府からお墨付きの小さなな醸造所で、魚を洗って干して乾かし塩を混ぜこみ甕で発酵させる製造過程についてききながら、その甕から上澄みを抜いて、火入れをして漉す過程を見物。
最後に瓶詰めしてラベルを貼って製品化。さらに、その先…
エスニックの調味料として、日本でもおなじみのナンプラー。その素朴なふるさとと作り手の姿を知って、ぐっと距離が縮まります。
表紙イラストは秋元机
B5判16pages