泉信行 他「フィクション・ハンドブック」 ¥1290
マンガはもちろん、物語やエンタメにも通じる、フィクションを読み解くうえで思考のツールになるような評論を集めたアンソロジー。
編集人で執筆者のひとりでもある、「漫画をめくる冒険」の泉信行が知人との対話の中で興味をもったポイントを、改めて原稿にしてもらうという形でまとめられた新書版サイズのガイドブック。
内容は—
chapter 1 視点論
「恋愛劇にみる視点の折り返しと、『うっかり感情移入』:みやも(ブログ:身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記)
「内語と負け役と個人主義」伊藤悠(ブログ:指輪世界の第二日記)
「フィクションへの〈入口〉と〈ハシゴ〉」:泉信行
chapter2 感想論
「良い映画と悪い映画と千利休」:泉信行
「あなたの感想・批評がdisられるとき」:泉信行
「「面白さ」におけるアマチュアリズムの優越–ニコニコ動画を例に–」:大工(DikePとは (ダイクピーとは) – ニコニコ大百科)
「「媚び」とは」:泉信行
「「王道」とは」:泉信行
chapter3 漫画論
「津田雅美コマ割り研究序説 ver.2」:高柳紫呉(ブログ:紫呉屋本舗)
「津田雅美と」ページの輪切り」:泉信行
「「視る」ための手がかりはどこにあるか–マンガにおける「視点」をめぐって」:岩下朋世(個人サイト:IWASHITA Housei)
新書判140P