国立奥多摩秘宝館 The National Museum of Sexm Okutama  森の悦び

国立奥多摩秘宝館

「国立奥多摩秘宝館  The National of Sex Okutama 森の悦び」¥926+税

2年に一度、東京に西の端の山奥で開催される「国立奥多摩美術館」。
その地下にアーティスト小鷹拓郎の母と嫁によってセルフビルドで作られた秘宝館が国立奥多摩宝館である。(ちなみに18禁)
小鷹が奥多摩を巡り、性の神様として祀られている女性器の形をした自然石・姫乃石観音をはじめ性にまつわる信仰アイテム や調査結果を展示するとともに、この女性器形の巨石に供える男根彫刻を新たに創作したり、と新旧聖俗のエロスを展示した模様を収めたカタログ。

秘宝館を制作中、小鷹はあやまって秘宝館の前で足をすべらせ、2回の手術を要する全治三か月の骨折という重傷を負う。激痛×麻酔による意識混濁の中、性器の形をした神を見、病床から母や嫁に
指示を出し、なんとか予定通り秘宝館の完成にこぎつけた!

小鷹のコレクションに加えて、彫刻家・和田昌宏や永野智大の彫刻、写経エロビデオ、奥多摩のパプアニューギニア料理店店主が現地で収集したペニスケースコレクション、母と嫁が集めた男根型の石100個を展示、さらに嫁姑によるホームメイドのパン、チンパンマンなども販売し好評を博した。
巻末には蜷川千春による官能小説も収録。

A4判20pages

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国立奥多摩秘宝館

同じ小鷹氏が企画した別イベントのジンもあります。

100年後の芸術

ジェイソン・ウェイト、アティコム・ムクダプラコーン、国立奥多摩美術館ほか「100年後の芸術」¥463+税

日本、英国、タイの作家やキューレーターが社会運動に関わる芸術について、芸術の未来を語ったイベントを書き起こしたジン。

タイのアーティスト、アティコムムクダプラコーンが、現地のアートシーンで社会運動と結びついた様々な芸術を紹介し、イギリスのフリーキューレーターで、福島原発立ち入禁止区域内での展覧会「Don’t Follow the Wind」を共同開催したジェイソン・ウェイトが開催の経緯を語り、奥多摩で二年に1回、既成の美術から漏れたアートのイベントを開催している
『国立奥多摩美術館』が美術について語ったのち、この三者と企画者の居原田遥と小鷹拓郎をまじえて行われた公開ディスカッションの記録。

A5判40pages