60年代以降のエロ媒体を俯瞰する「安田理央のよくわかる日本アダルトメディア史」

安田理央のよくわかる日本アダルトメディア

安田理央「安田理央のよくわかる日本アダルトメディア史」¥300+税

雑誌「ビージーン」(ジーオーティー)に2012年9月から2013年4月まで連載した「教えて! エロい人」というコラムをまとめたもの。

60年代から2012年までの日本のアダルトメディアの歴史を、安田理央が先生となり、「ビージーン」編集部の女性編集者パン谷さんに8回のわけて講義するというスタイルで、冊子にするにあたり、安田三号による参考書風のイラストが付されています。
“アダルトメディアは、ピンク映画のスタッフが黎明期のAVを作ったり、さらにビニ本の会社がAVメーカーになったり、近年ではエロ本がAVにおんぶにだっこ状態になったりと、各ジャンルが密接なつながりを持って発展して来ました。
でも不思議なことに、AVならAV、エロ本ならエロ本とそれぞれのジャンルの歴史を追った本はあっても、アダルトメディア全体の歴史を俯瞰する本は全然ないんですよね。
(中略)
その点、この「よくわかる日本アダルトメディア史」は、年代ごとに分けて、縦軸で語っています。連載してた時はあまり意識してなかったんですけど、意外に他ではやってない試みだったんですね。
というわけで「安田理央のよくわかる日本アダルトメディア史」、24ページのコピー小冊子ではありますが、これを読めば日本のアダルトメディアの流れが概ね把握できるという本なのであります”

A5判24pages