美学文芸誌ESTETHIQUE vol.1 「美」(日本美学研究所)¥902+税
「美を捕えるために、美について言葉を紡ぐ。
クモが精緻な糸を紡ぎ、舞い遊ぶ蝶を捕えるように。
こうして捕えられた美が、本誌に飾られている。
美を知りたくなったら、いつでも本誌を紐解いてほしい。
これは、美の標本箱である」という序文で語り、創刊されたESTETIQUE.
絵画だけでなく、舞踏、文学、香り、BL、緊縛…と様々な視点から美にまつわる言葉を紡ぎます。
◆目次◆
・金子國義(画家) 『エロスの額縁』 巻頭インタビュー
・最上和子(舞踏家) 『人間の体は美しい』
・小林信之(美学研究者) 『美の非情性』
・田中雅志(作家・美術史家・翻訳家) 『アンドロギュヌスの美の系譜―あるいは星々への回帰』
・大岡 淳(演出家・批評家) 『オスカー・ワイルド「サロメ」演出ノート』
・深澤紗織(詩人) 『わたしという宮、または身体詩』
・三浦和広(編集者) 『聖なる言葉』
・辻 大介(調香師) 『香りからみた娼婦と美学』
・谷崎榴美(魔女) 『このましくない感じ』
・華藤えれな(BL作家) 『儀式』
・鵺神 蓮(緊縛師) 『淫縄美縛』
・森 功次(美学者) 『失礼な観賞』
・岩渕竜子(漫画家) 『美少年の骨は白』
・平林幸壽(僧侶・現代アーティスト) 『近代日本美術史における文化的遺伝子としての仏教』
・佐々木治己(劇作家) 『演劇にとって美とは何か』
・YUKO-KAT(ミュージシャン) 『ピルグリマージュ・ヌミノース―畏怖巡礼―』
・野尻英一(哲学者) 『美と弁証法』
【挿絵】
・阿波村奈央
・銀河博覧会
B5判変形120pages