月別アーカイブ: 2019年4月

キクチヒロノリ画集 Hironori KIKUCHI the drawoing of ALCHEMICAL GRAPHICS

キクチヒロノリ画集 Hironori KIKUCHI the drawoing of ALCHEMICAL GRAPHICS ¥2315+税

95年に漫画雑誌『ガロ』でデビューして以来、ポップなキャラクターで、超現実的なストーリーを描き、『爆裂瞑想バキトマ道』『げだつマン』『へろみの夏休み』などの単行本を発表し、近年ではフランスでも翻訳が出ている漫画家キクチヒロノリ。

2011年頃から、漫画の手法を用いながら、夢で見たり頭に浮かんだイメージを新たなスタイルで描くようになりました。なかでも11~16年にかけての作品は、錬金術や銅版画、木版画、古い術師の言葉に通じるものが頻出します。

約8年にわたって描きおろした作品を、このたび『ALCHEMICAL GRAPHICS』と題してまとめました。緻密なイメージで紙面が埋め尽くされたモノクロ画は、さながら発掘された古代の石版か宇宙人からのメッセージのようです。

○キクチヒロノリ Hironori KIKUCHI the drawings of ALCHEMICAL GRAPHICS
22cmx29cm hardcover codex binding 96pages
表紙箔押し foil staped cover
表紙デザイン協力 in collaboration with Pakito Bolino (Le Dernier Cri)

コデックス装で開きやすくみやすい造本

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キクチヒロノリ

1965年 茨城生まれ

1995 「Fruit」で、漫画雑誌ガロ(青林堂)にてデビュー
1998『爆烈瞑想バキトマ道』 (青林工藝舎)
1999 『げだつマン』(青林堂)
2000『へろみの夏休み』(青林堂)
「The admirable boys」をアンソロジー「COMIX 2000」(フランスL’Association)に寄稿
「げだつマン」からの抜粋を「Secret Comics Japan : Underground Comics Now」(アメリカ Cadence Books)に寄稿

2006『Mademoiselle Takada』(フランス Humeurs)
2011 あたらしい形の作品をつくりはじめる
2018 š! #32 日本特集に寄稿
2019 画集『Alchemical Graphics』

Hironori Kikuchi

1965 Born in Ibaraki, Japan

1995 Debut with “Fruit” in the comic magazine GARO (Seirindo) Japan
1998 Bakuretsu Meisou Bakitoma-Do(Seirinkogeisha) Japan
1999 Nirvana-man (Gedatsu man)(Seirindo) Japan
2000 Heromi No Natsuyasumi(Seirindo) Japan
Contributed “The Admirable Boys“ to the anthology COMIX 2000(L’Association) France
2000 Contributed excerpt from “Nirvana-man” to Secret Comics Japan:
Underground Comics Now(Cadence Books) USA
2006 Mademoiselle Takada(Humeurs) France
2011 Kikuchi begins to create works in his new style
2018 Contributed the work “Begin” to the magazine š!
#32 for its Japanese comic anthology (Kuš!) Latvia
2019 Alchemical Graphics (TACO ché) Japan

dong-hang 纏め短編集「波球」

dong-hang 纏め短編集「波球」¥1100+税

dong-hangが2010〜12年にかけて発表した短編5本に描きおろし1本を加えてまとめた短編漫画集。

何かを見た瞬間、記憶が鮮やかによみがえったり、感情がわきおこるような、一瞬や一つのシーンの底に横たわる、人や歴史に触れるような短編の群れ。

「Haiwa Haina Monca-灰は灰なもんか」
「あるローズバッド」
「マイネームイズジャック」
「マジックナンバー10」
「月球」
「ニューワールド」

印刷やデザインにこだわり、表紙はエンボス加工に銀のインクを使用。掠れのような部分もよく見ると街並のようです。

A5判104pages

コジマケン・薗田千晴・文庫善哉・保光敏将・山川直人「最後の居場所」

コジマケン・薗田千晴・文庫善哉・保光敏将・山川直人「最後の居場所」¥600+税

山川直人と保光敏将ははじめた同人誌サイコロシリーズ。
少しずつ同人が増えていますが、今号(008)からは、西荻窪と久我山の間にある自家焙煎、ネリドリップの喫茶店、珈琲杖の店主、薗田千晴も創作文芸で参加。

山川直人 漫画「スパイの鞄」
文庫善哉 エッセイ「誰かの本」
保坂敏将 画「花」
薗田千晴 創作文芸「乳垂地蔵」
コジマケン 漫画「風神雷神」

山川直人は、不幸が蔓延する街に流れついた正体不明の男が、老夫婦に一晩の宿を求める短編を寄稿。何が幸せで何が不幸か…答えのない問いや、人生や世界の複雑が20ページの中につまっています。

A5判72pages
※山川直人さんのサイン+イラスト入り

関根美有「タピシエール 椅子張り職人ツバメさん」

関根美有「タピシエール 椅子張り職人ツバメさん」(秋田書店)¥600+税

椅子の張り替え職人=タピシエールつばめさん。
椅子の声をきいたり、話しかけるのは得意だけど、人間との会話はちょっと苦手で唯一の友達は、アパレル関係の仕事をしている小泉さん。
何でも手作りするつばめさんがつくるおやつを食べにアトリエにやってきます。
椅子と向き合うつばめさんの元には、壊れたり、くたびれた椅子、インテリアに合わなくなって椅子、行き場をなくした椅子たちが持ち込まれ、彼女は、椅子たちを労りリセットして、お客さんの元に戻してくれます。

工房には、お友達のいない小学生たくみくんや木工職人の夏木さん、様々なお客さまがやってきます。
椅子に寄り添い、心も体も支える椅子を作る、街中にふつうにいる、つばめさんという才能を関根美有が暖かく見守り描きます。

自身も生産デザインを専攻していた作者が、現在椅子張り職人となったクラスメートに取材しながら描いた職人さんと椅子の世界。
26の読み切り短編からなるシリーズですが毎回、1つずつデザインチェアーが紹介されています。

18.2 x 13cm 160pages

春川ナミオ画集『INCREDIBLE FEMDOM ART OF NAMIO HARUKAWA—ドミナの玉座、あるいは顔面騎乗主義者の愉楽』

春川ナミオ画集『INCREDIBLE FEMDOM ART OF NAMIO HARUKAWA—ドミナの玉座、あるいは顔面騎乗主義者の愉楽』(エディシオン・トレヴィル)¥3600+税

少年時代、絵画の教師の豊満な美尻に魅せられ、夜な夜な布団の中で憧れのお尻絵を描き始めて以来、60年以上に亘って、類稀な想像力とユーモアある構成で、豊満なお尻に顔を埋める至福を描き続けてきた春川ナミオ画伯の集大成的画集。

春川ナミオまえがき、春川ナミオ・インタビュー
寄稿:空山基、谷川渥、藤田博史、アニエス・ジアール、相馬俊樹、ビブリオグラフィなど。

圧倒的な図版数に加え充実した資料・解説を収録。
日本が世界に誇る春川ナミオ・フェムドム・アートの決定版。

A5判変型320pages、リバーシブルジャケット並製
※サイン入り(なくなり次第終了となります)