日別アーカイブ: 2018 年 9 月 13 日

張登豪「公雞傢伙說:殺了你!Cock Guy Says Kill You!」

張登豪「公雞傢伙說:殺了你!Cock Guy Says Kill YouCock Guy Says Kill You!」(Mangasick) ¥1111+税

駅員になるために勉強中の張登豪が、完全独学で描いた漫画。
描きあげた漫画を本にするにはどうしたらいいかとアドバイスを求め、台北の書店/ギャラリーMangasickにその作品を見せたところ、内容の特異さに、逆に出版させて欲しいと言われてしまった問題作!!!

なぜか自分が嫌いなもの(猫、エコ、子供など)、映画へのオマージュ、友人そっくりなキャラクターによって構成された作品は、台詞が殆ど英語で書かれていますがブロークンな英語で、随所にミスがあります。
(表紙の手書きタイトルの動詞からして、三人称単数の主語に合っていませんね)
裏表紙の裏(表3)には作者の手書で読者へ捧ぐというメッセージが入っています。

台湾の出版物では少ないアウドサイダー系作品で200部のみ制作されたそうですが、張さんのタッチを忠実に再現するために敢えてオフセット印刷を採用。鉛筆の線の強弱やかすれまで生々しく表現されています。

B5判32pages 片面印刷

切通理作責任編集「シネ★マみれ」

切通理作責任編集「シネ★マみれ」 ¥1500+税

2017年12月に封切りされた「青春夜話」で映画監督デビューした切通理作が、その公式パンフレットをさらに発展させて、上映期間中の劇場で行われた連日のトークや公開記念トークショーなどの内容を採録した特集に加え、友松直之監督の「シザーチンP」シナリオ、友松直之へのQ&A、女優座談会などを収録。

これまでは映画についての書いてきた切通が、2015年より、映画好きたちと映画を語ったり、アニメ作家やシネマDJやゲストを招いて短編映画上映会を行う中でイベント「シネマみれ」を行う中から「青春夜話」が誕生したが、「映画について書いて語る」を経て「作る」ようになった過程を記すドキュメンタリー雑誌と位置づけられるのが本誌。作ることによって映画の見方がどのように変ってゆくのか、その変化を今後も記録してゆくことになるのだそう。

A5判200pages