月別アーカイブ: 2017年10月

東京ビルさんぽ「いいビルの世界 東京ハンサムイースト」

東京ビルさんぽ「いいビルの世界 東京ハンサムイースト」(大福書林)¥2000+税

東京のビルを、2冊に分けて紹介する企画の第1弾。
東京在住在勤の8人が、数年かけて東京右半分を渉猟し足でさがした、ほぼ無名だけどいいビル・マンション500選を紹介。

高度経済成長期以前の、街になじんだ、しかし今は実現できない素材・技術・デザインのビルや集合住宅。問屋街・金融街・学生街・住宅街など、さまざまな街のビルを概観する内容となっています。
外観の写真が中心で、1/3くらいはタイル/エントランス/取っ手/バルコニーなど、作られた当時の質感やデザインを楽しめるようになっています。

500のうち10箇所ほどは、取材して内部も紹介しています。

一軒一軒、紹介していますが、東京東部を歩く楽しみは、戦前の建物、戦後間もなく、70年代…と様々な
時代の建物のモザイクが楽しめるところ。目白や高田馬場あたりまで入っています。(なので高田馬場の梵寿綱も含まれます)

収録エリアはーーー
蔵前〜馬喰町、茅場町・日本橋、銀座、勝どき〜晴海、秋葉原〜岩本町、神田、神保町〜水道橋、湯島〜春日、合羽橋〜浅草、上野・御徒町、日暮里〜三河島、押上〜東部沿線、金町〜平井、門前仲町、西台〜蓮根、十条・赤羽・王子、大塚、池袋、目白

外観だけないビル鑑賞ポイント〜面格子、壁画、タイル、窓、エントランスや階段〜の紹介のほか
70年代漫画でいいビル探し、などのコラムも楽しい。

A5判200pages

デザインのひきだし32 紙づかいマスターへの道

デザインのひきだし32 紙づかいマスターへの道(グラフィック社)¥2000+税

2年ぶりの紙特集のタイトルは『紙づかいマスターへの道』!

たくさんの種類の紙があっても、予算や取り都合、規格や流通などの理由で使えないことも、しばしば。そこで、前回の紙特集の後、2年がかりで集めた、印刷用紙、ファンシーペーパー、包装用紙や情報用紙、魅力的な板紙、加工紙、また印刷でも使えそうな産業用紙や機能紙など、今注目の紙を、「新製品」「透けるを生かす」「再発見の紙を使う」「ひとつ上のプロの技」「ベストセラーに使われている紙」などテーマに応じて紹介。
特集で紹介した紙の中から、131種を収録した別冊サンプル本や竹尾プリススケール、紙厚比較早見表の付録も豪華。

遠目には、地味な表紙は、表が白、裏が銀の工業用包装用紙にエンボス加工したもの。是非、手にとって見ていただきたいです。

B5判162pages
※数に限りがありますので、気になる方はお早めに!!  完売。ありがとうございます。

山口マオ 2018年版の壁掛けカレンダー、卓上カレンダー入荷

山口マオ 2018 壁掛カレンダー(ポイントライン)¥1200+税

毎年、好評をいただいている山口マオカレンダー。
使いやすさを追求して定番化したおなじみのスタイルです。カレンダー部分は、祝日や六曜、前後の月のカレンダーが印刷されていてメモを書き込む余白も十分あり、実用的。

2018年は—
かわいい一羽のピンクの小鳥が、マオ猫のもとにやってきて、一緒に過ごす幸福な一年の様子が、美しい色彩で描かれています。お正月には羽子板で遊んで、アイススケート、ひな祭り、雨の日のてるてる坊主、海での鯨つり…と小鳥と猫が、季節の恵みを楽しむ1年です。

最後の見開きには作家による解説があります。

B4判変型中綴じオールカラー28P 壁掛け式
天地228mm×250mm

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山口マオ 2018 卓上カレンダー(ポイントライン)¥580+税

牛乳パックの再生紙を使用した組み立て式のフレームに、毎月一枚のカレンダーが入った、
定番卓上エコカレンダー。
マオ猫とともに、月代わりで動物の仲間が登場します。

小さいながらも、祝日や六曜が印刷されていて、前後の月のカレンダーも見ることができます。
ひとことメモを記入する余白もあって実用的。

125mm×160mm 2色印刷、13枚入

月刊ドライブイン vol.06

月刊ドライブインvol.6 ¥463+税

6号では『トラック野郎』の世界!がテーマ。

映画「トラック野郎」の中で、運転手たちはドラインブインに集まり、賑やかに言葉を交わし、時には喧嘩もし、菅原文太演じる星桃次郎はドライブインの看板娘に恋するーー。

今号で取材した、福島県二本松市にある「二本松バイパスドライブイン」は、大きな駐車場と風呂を併設した、今なおトラック野郎に愛される店。
そして、千葉県南房総市の「なぎさドライブイン」のおかみさんは、『トラック野郎』の出演経験者でもある。
二軒の歴史を辿りながら、トラック野郎でドライブインが賑わった時代に迫る。

また、もうひとつのテーマは「女性」。ドライブインを営んでいる多くが女性で、夫がはじめた店を、夫の死後もひとりで切り盛りしている例も多々あり、ドライブインについて記録することが、昭和のある時代を生きた女性の記録にもなることに、号を重ねる中で気付いたという。

いつもはストイックに、号数と綴じ糸の色だけが変るデザインだったのが、今号は本文の紙がピンクになっているのは、そんな隠れテーマのせいではなくて、単にいつもの紙がなかったからだそう。

A5判40pages

真造圭伍「最初期短編集 2003〜2009」

真造圭伍「最初期短編集 2003〜2009」¥926+税

「森山中教習所」「ぼくらのフンカ祭」の真造圭伍が、高校1年から大学4年(2003年〜2009年)までの漫画を一冊にまとめたもの。

高校一年で漫画研究会の同人誌のために描いたものから、後に短編集「台風の日」に収録された「ビール獣」の原型となる漫画家デビュー直後の大学3年のときに同人誌に描いた「夏でビール腹」、「ぼくらのフンカ祭」の素になった「夏至」など、5本の短編を収録。

様々な影響を受けつつ、自身のスタイルを確立してゆく過程や作品が成長していく様子も楽しめます。

B5判56pages