月別アーカイブ: 2012年2月

雲遊天下 109「特集:ブレないふたり●鎌田慧と小野民樹」

雲遊天下109

雲遊天下109「ブレないふたり●鎌田慧と小野民樹」(ビレッジプレス)¥525

今回の特集は2つ。まず「ブレないふたり ノンフィクション二人三脚三十五年 ルポライターと編集者 鎌田慧と小野民樹」では、震災と原発事故以来、注目されるノンフィクション分野から、ルポライターとして書き続けてきた鎌田慧と、岩波の編集者としてその代表作に立会ってきた小野民樹に、この仕事への関わりから今日までを語ってもらう。
二つ目の特集は「2011年わたしの読書」。様々のジャンルの14人が2011年の読書体験を寄稿。

内容は—
特集◎ブレないふたり 鎌田慧と小野民樹
ノンフィクション二人三脚三十五年 ルポライターと編集者
対談 鎌田 慧・小野民樹(司会・構成 岸川 真)

特集 2011年 わたしの読書
平井正也・島田潤一郎・佐野 亨・山下賢二・野中モモ・永嶋俊一郎・近藤ようこ・倉地久美夫・ミロコマチコ・西村ツチカ・滝本 誠・栗原裕一郎・近代ナリコ・渡部 幻

〔ニューヨークを踏んづけた人たち〕オキュパイ・ウォール・ストリート 意識の灯台……友部正人
〔好きなことをすれば、ひとは死ぬ〕番外編 冬陽……岸川 真
〔一九五〇年代和製犯罪映画発掘メモ〕彼奴を逃がすな……滝本 誠
〔記憶のかけら〕酒……大川 渉
〔住所録〕「拾得」のテリー……豊田勇造
現在(いま)を歌うフォークが未来をひらく……中川五郎
〔SOME HAPPY DAY〕The Cuc Koo Bird……保光敏将
〔いつか、どこかで〕酔狂の向こうに……南陀楼綾繁
〔ライナーノートを読む〕後で話す言葉、後々読む言葉……貴島 公
〔丹波の里から〕旅のスケッチ……大塚まさじ
カウボーイの次はインディアンや……田川 律
〔異邦人の肖像〕金貞民頁(キムジョンミン) 25歳……文 興植

表紙イラスト・本文カット……山川直人
表紙デザイン・誌名&特集ロゴ……小沼宏之

A5判64P

DVD-R「地獄の血みどろマッスルビルダー」

地獄の血みどろマッスルビルダー

「地獄の血みどろマッスルビルダー」(DRAGODON PICTURES)¥2500

企画、撮影、編集、完成までに15年、さらにDVD化〜販売までに2年の歳月をかけて、世に出た奇蹟のホラーフィルム!  監督が製作、脚本、主演、パッケージングまでを行ない、ついにドロップされました〜。

【ストーリー】
古い写真に写り込んだ不気味な顔。調査のため廃屋を訪れた一行を襲う怪現象の数々! やがて霊能力者の秘められたパワーが忌まわしい過去の怨念を呼び覚まし、血みどろの地獄と化した屋敷で、ゾンビバトルが繰り広げられる。

本作は90年代に、Single8フィルムを使用して撮影したものが元になっているため、“「死霊のはらわた」の16ミリフィルムと比べても4分の1程(のサイズ)です。それだけ画質は荒くなります。「新・死霊のえじき」「新・死霊のはらわた」と同等程度の画質”とのことですので、ご了承ください。

トールケース入り2枚組。
DISC1 本編ディスク 62min
DISC2 特典ディスク 12min
DVD-Rメディア収録/コピーガード仕様/ステレオ音声
《封入特典》●解説書2枚 ●シリアルナンバーリング・カード


画集 PAÑOS Chicanos Prison Art チカーノの刑務所アート

panos表紙

PANOS  –Chicano Prison Art(Le Dernier Cri)¥2200

これまでも、ガーナの映画ポスターを早くに画集にするなど、ユニークな地域アートや無名の作家の作品を紹介してきたフランス、マルセイユの出版アート集団Le Dernier Criが、またまたやってくれました。チカーノの監獄アート画集です!

スペイン語でハンカチを意味するpañuelosにちなんだ、パニョスアートは、40年代に、テキサスやニューメキシコ、南カリフォルニアの刑務所から生まれました。インクやワックス、あるいはコーヒーで、綿のハンカチに描かれたイラストによって、服役囚たちは塀の外にいる近親者たちにメッセージを託す事を可能にしました。そして、そのスタイルや暗号コードは、刑務所内で代々、受け継がれてきました。

19.5cm×20cm 58p
表紙はセリグラフ5色刷り、本文オフセット 1000部限定
(実際の表紙の刷色は、画像より明るく蛍光を帯びたビビッドな色です)

PANOS

PANOS

APIED vol.19「鷗外と森茉莉『舞姫』『贅沢貧乏』他」

アピエ19

APIED vol.19「鷗外と森茉莉『舞姫』『贅沢貧乏』他」(アピエ社)¥630

 文芸誌APIED、今号は、森茉莉関係の著作や編集が多い早川茉莉、「文藝ガーリッシュ」の著者である千野帽子をゲストに、鴎外、茉莉、それぞれの作品のみならず人物や親子関係にまで踏み込む内容の18の原稿を掲載しています。

千野帽子「森鴎外と森茉莉と。読書おぼえがき」
早川茉莉「茉莉と鴎外のガーデニングー白い花と矢車草、菫の領分」
三浦沙良「心の不良」少女の師
諸常無行「父たち、娘たち」
寺田操「鴎外と森茉莉/美しき空虚を満たすもの」
金澤一志「帽子を加工する少女 Her Mad Hatters」
松本完治「鴎外の永遠の恋人」
林哲夫「百円の鴎外二題 美奈和集と新斥集」
砂岸あろ「枯葉の寝床に横たわり」
佐久間慶子「父葬」
成瀬義明「愉快!痛快!森鴎外の「はげあたま」」
金城京香「森家子女。」
黒田大河「半日」
菅野水紀「一片の蘇生」
一之田吉「石の行方」
金城静穂「テイスト オブ ハニー」
シナモン「地平線の森茉莉」
藤井祐介「原則の不徹底」
山本善行「善行堂通信

22cm×13cm 84P

展覧会 Isabelle Boinot “Mon Paris” イザベル・ボワノ「わたしのパリ」

終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

Mon Paris

3月31日(土)より、パリ在住のアーティスト、イザベル・ボワノ(Isabelle BOINOT)のイラスト&コラージュの展覧会を行います。

作家ホームページ http://i.boinot.free.fr/

キモいものを愛らしく、またかわいいものをちょいキモく描く特殊な才能を持つイザベル・ボワノ。美術を専攻した後、イラスト刺繍ジンやオブジェ、出版アニメなど様々な形の作品を、ときにはひっそりと、ときには書店やギャラリー・美術館を通して、また別のときには新聞や雑誌などのメディアを通して、フランス国内外で発表してきました。

アーティストであると同時に、グラフィック・ジンFrederic Magazineの編集・発起人のメンバーでもある彼女は、同誌で自作を発表する以外にも、日本のイラストレーターの作品を紹介したり、展覧会をオーガナイズするなど、フランスのイラストシーンで広く活動しています。

最近では、日本やイラリア旅行の様子をたくさんのイラストや貼り物をまじえて記録した旅の手帳を書籍化した「すみません」「Prego」、持ち歩きOKなオリジナルレシピを図解した「わたしのおでかけレシピ」が評判に。

そのイザベルが、自身が暮らすパリに目を向け、珍紳士やワンちゃんたちの生態を描いたり、掘り出しモノはわずかでいやげものの宝庫のような蚤の市など、町の日常美?を描き出します。イラスト作品と写真集とガイドマップがセットになったお手製ジン(No, サイン入り 限定80部)をご用意するほか、関連書籍も揃えます。

初日3月31日の16:00から、オープニング・パーティを行います。パリでイザベルの本「すみません」を手にしたのが縁で交遊関係にあるwagashi asobiさんが、イザベル作品からインスパイアした和菓子をご用意いたします。イザベル自身がサインや質問にもお答えしますので、どうぞ、この機会にいらしてください。※オープニング・パーティは終了しました。ご来場、ありがとうございました。

同時期開催イザベル・ボワノ×HARCOZA 「すごい」
3月24日(土) ~ 4月23日(月)
Opening Party :  3月24日(土) 15:00 ~ ※オープニング・パーティは終了しました。
すごいワークショップ  4月7日(土) 14:00~19:00
イザベルとステーショナリーグッズを作ろう!
定員に達しましたので受付は終了しましたが、当日、展示やワークショップの様子ををご覧になれます。詳細はhttp://harcoza.typepad.jp/

HARCOZA
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-15-9
TEL : 03-6416-0725
11:00-19:00 火曜休み
http://www.harcoza.com

関連情報メランコフ  イザベル・ボワノ来日記念
~フランスの知られざるグラフィック・ジン世界(仮)~
イザベルをはじめとしたフランスのアーティストへのインタビューに加え、中原昌也、五木田智央らとフランス人アーティストによる日仏合作グラフィックを多数収録。
http://www.melankov.com/