日別アーカイブ: 2010 年 4 月 8 日

Stéphane Blanquet「La vénéneuse aux deux éperons」

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Stéphane Blanquet「La vénéneuse aux deux éperons」(Editions Cornélius) ¥3150

「幸福の花束」「La Nouvelle aux Pis」に続く影絵物語で、テキストのない無言劇場。主人公の娘が、森に行くたびに、幻想の扉が開かれ、グロテスクな現実や性の目覚めと交錯し、白と黒の世界が虚実表裏一体をそのまま表現した不可思議な世界につれてゆかれます…。19センチ×26センチ 216P

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トレヴァー・ブラウンも自らのブログで影絵劇場ともいえる、この本とLa nouvelle aux pisを紹介。these two books were the most longed for and snapped up today – graphic novels told entirely without words and in silhouette – the books are also tactile delights with thick pages and recycled paper feelと言っています。

なお、今週末4月10日(土)午後3時より、タコシェにて、ステファン・ブランケのサイン会を行ないます。ブランケの出版ユニットUnited Dead Artistsから本を出している市場大介さんもゲストで参加の予定です。

東京スカイツリー専門誌登場! スカイツリーreport

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スカイツリーreport no.1 2009冬  ¥200

引越を考え始めた時期に、スカイツリー建設計画を意識した編集人は迷う事無く、ツリーのお膝元に新たな物件をおさえ、工事の着工から完成までを見守ることに。今日のように塔が認められる前、つまり基礎工事からその模様を記録し、自らのブログ、スカイツリーtodayで公開中!

この創刊号では、基礎工事から240mまでの足跡を現場写真や塔の成長写真でしっかりレポート! 鉄筒の注入作業や夜間作業など、地元ならではの密着取材。さらには、地上観察に飽き足らず、ついにはウォッチャー仲間とヘリをチャーターして上空からの観察&撮影も敢行。また、スカイツリーを撮影するためのおすすめスポットの紹介や、地元の通だから知っている名所(というか知らないと確実に見落とすものばかり!)、スカイツリーが仲間入りすることになる世界の先輩塔レポートも。第一回は、塔の中の塔?エッフェル塔! もちろん現場主義の編集人は、この塔のためにパリを初訪問。その構造についてしっかり観て、人々をひきつける魅力のワケを分析しています。
B5判14P

なお、次号はタワー建築に大活躍のクレーンを特集したり、ドバイや上海の塔をレポートするそうで、ますます楽しみです!