月別アーカイブ: 2006年8月

駕籠真太郎さんサイン会ご報告

8月5日(土)、新刊「殺殺草紙 大江戸無残十三苦」発売を記念して駕籠真太郎さんのサイン会が行われました。「黒ひげ危機一髪」みたいに、妊婦さんに備え付けの棒をぐさぐさ刺すと当たりが出て赤ちゃんが産まれるゲーム?が設置され、ご来店の方にプレイをお楽しみいただいたり(駕籠さんの手作りで、内部は複雑な配線になっていて赤ちゃんが産まれるポイントがいろいろな場所に設定できるのです!)、男性ならマゲ、女性なら和服でいらした方に、特典が用意されているということで、祭りのように華やいだ雰囲気で盛り上がりました。
中には当日、来店前にマゲのヅラを探したもののみつからず、フルフェイスのマゲつきのお面でいらしてくださった方、あるいは地毛をポニーテール状にまとめた方などもいらっしゃり、個性的なマゲの数々を拝見することができました。皆さん、ありがとうございます! 本と駕籠さんのオリジナルグッズは引き続き、お取り扱いしております。

武富健治『鈴木先生』8/11の早めの時間にサイン本入荷します!

 先日ここでお伝えした武富健治さんの『鈴木先生』1巻(双葉社)の発売日が近づいてきました! お伝えしていた直筆サイン本の入荷ですが、8/11(金)発売日当日の早い時間に武富さんご本人がご来店くださいまして、レジ横にて一気にサインを入れていただく予定となっています。確実にサイン本をお求めになりたいお客様は、夕方以降に来ていただくか、当店に電話で問い合わせてもらえれば確実かと思います。(通販や予約も受け付けいたします。こちらをどうぞ
 「漫画アクション」誌で昨年から不定期連載が始まった、中学校教師の鈴木先生を主人公とする『鈴木先生』シリーズは、タコシェで取り扱い中の個人誌などに収録された様々な作品群で氏が試みてきた「文芸漫画」(氏の命名による)的アプローチの総決算とでも言うべき充実の内容です。
 給食の酢豚メニューの廃止をめぐる命がけの論争から、 主人公自身が抱える女子生徒への性欲の問題(笑)まで、従来の教師ドラマでは描かれてこなかったたぐいの「身近で深刻」なテーマが、これでもかというぐらいに濃密なモノローグとやりとりによってダイナミックに昇華されていきます。基本的には明るい学園群像劇ではありつつも、作者のマニアックさゆえか、どこかで70年代の宮谷一彦作品や、一ノ関圭作品などの名作劇画群とも通じるヘヴィネスも感じさせるこの『鈴木先生』。読み応えはかなり強烈ですよ!
 昨年「映画秘宝」誌で氏のインタビューをさせてもらった当店スタッフの僕(大西祥平)が、恐縮ではありますが解説・オビを書かせてもらっています。よろしくお願いします!

『鈴木先生』本体価格:819円 ※画像は単行本表紙ではありません。

横山裕一さんフルカラー画集入荷!

幾何学的な線で、セリフもなくただ、乗り物に乗って移動する人や、ゲームのように闘う人を一連の流れの中で描くコミックで、日本のみならず、フランスをはじめ海外でも注文の作家・横山裕一さんの絵画を集めた初の画集が、ユニークなアートブックを手がけてきたブルーマークから出版されました。
漫画と美術の両ジャンルにまたがって注目される希有な作家の秘蔵絵画集。コミックのように幾何学的な線によるイラストはもちちろん、長新太さんの絵にも通じるような鮮やかな色と大胆な筆づかいのペインティングもあって、より深く横山裕一さんの世界を楽しめます!
210×280上製 144P  ¥6090

ロマン・スロコンブ作品集『PRISONNIERE DE L'ARMEE ROUGE』入荷

ロマン・スロコンブ作品集『PRISONNIERE DE L’ARMEE ROUGE』が入荷しました!
ソフトカバーで値段もお手頃です。

●ロマン・スロコンブ作品集『PRISONNIERE DE L’ARMEE ROUGE』 1575円
包帯やギブスを巻いた女性に萌えるスロコンブさんが、赤軍に誘拐された日本人令嬢フジ子の受難を描いたエロティックな絵物語。緊縛&拷問シーンの連続ですが、微妙に間違った日本語などが使われててユーモラスな味わいもあります。限定1000部。