フリーターズフリー 01
フリーターとして使い捨てられてゆく人々の再生のために自分たちではたく場所を作ろうと考えた4人の若者が、資金を出し合い、会社組織とか従来の雇用関係とは違う形での仕事や社会参加を実践する有限責任事業組合フリーターズフリー。
ニート、フリーター、ネットカフェ難民…などの「若年労働問題」に関して、一括りにできない当事者たちの様々な声を響かせ議論の場を広げるべく彼らが自主刊行にこだわり創刊したのがこの”働けと言わないワーキングマガジン”『フリーターズフリー』です。
—–コンテンツ—-
雨宮処凛「生きづらさとプレカリアート」
城繁幸(人事コンサルタント)「働く理由」
斉藤広(野宿者支援/野宿当事者)「自分がホームレスになると思っていなかった人達」
白井勝美 (精神障害無職者)「働きたくても働けない人間だっているぞ! バカヤロー!」 白井勝美 (精神障害無職者)
小泉圭(広告会社勤務)「おまえの言っていることは正しい、けれど人間は──」
貴戸理恵(大学院生・不登校研究)「不登校の「その後」を生きる女性の語りにむけて」
野崎泰伸(立命館大学生存学プロジェクト研究員)「生活保護とベーシック・インカム」
首都圏青年ユニオン 河添誠書記長【インタビュー】「 困っている人がいつでも相談できる場所でありたいよね」
有限会社ビッグイシュー 佐野章二代表×瀧氏【インタビュー】「 ビジネス手法で社会問題の解決に」
ドンキー工具.Jr×大澤信亮【対談】「期間工やる前に読んでおけ!」
ちろる×栗田隆子【対談】「私は日雇い派遣しかできません (>△<)VIVAじぶん!! ★」
中田うい(マンガ家)「 ロールケーキの自己防衛」
杉田俊介(介護労働者)「 無能力批評 disability critique」
生田武志(日雇労働)「 フリーター≒ニート≒ホームレス」
栗田隆子(非常勤公務員)「“ないものとされたもの” これくしょん」
大澤信亮(大学教員・物書き)「 「組合文学論」「君についての覚書き」
B6判336P
「雑誌」カテゴリーアーカイブ
酒とつまみ 最新号 入荷しました
酒とつまみ 9号「記憶にございません!」 ¥400
仕事をして、酒を飲み、その合間をぬうように作られる『酒とつまみ』。ハードなのかゆるいのだかわかりませんが、酒のプワーはすごいもので、号を重ねるごとに評判を呼び、タコシェでも季節や老若男女を問わずたくさんのお客様に愛されています。
今回の巻頭特集・記憶にございません!では、酔っ払い16人の記憶なき失態の告白。酔ってバーを出てチャリじゃ危ないからとタクシーを拾ったはいいけど気がついたときはパトカーの中…いったい俺はどうしたの?な体験から、密かに想いを寄せる女性を飲みに誘って嬉しさのあまり飲み過ぎてやらかした赤面行為、いくらなんでもこんなものを買ったり冷蔵庫に入れるの? といった困った大人のお話ばかりです。
「今宵イカグラスを片手に…酒でなくしたモノ勝手に座談会」では、イカグラスに日本酒のみならず、ビール、ワイン、シェリー、グラッパと様々なものを注ぎながら座談会。
毎回、すてきなゲストを招くのではなく、編集部が押しかけ飲ませて聞き出す「酔客万来」のコーナーでは松尾貴史さんが、横山やすし、中島らも、原田芳雄、ロックのUさん、岡本太郎といった強者たちとの心温まる交流OR緊張の遭遇体験などをモノマネつきで披露。
「今夜すぐに作れる味噌つまみ」は、どんな食材とも相性のよい味噌を使ってつまみのヴァイリエーションを増やすコツを伝授。「酒場盗み聞き」では中野駅北口に高校時代のサッカー部仲間だった青春中年オヤジたちの話に耳をすます。ハゲ、デブと罵り合う心の垣根を取り払った30年来の友情の素晴らしさが伝わってきます。
「思いつき研究レポート」では奈良漬けなど酒以外のものを飲食してアルコール検知器ではかってみることに…。
A5判 80P
初春からきのこ三昧 MOOKきのこ6号
MOOK きのこ 6号 ¥840
きのこ総合誌『きのこ』最新号は新春特別号で、裏表紙からはじまる2007年のカレンダー&ダイアリーを収録しています。その月々に旬を迎えるきのこのリストとともに、月の満ち欠けや空に関するイベントも掲載、地面と空の両方に目を向けようという趣向。そさらに本誌とロシアクラブが友好関係にあることからロシアの祝日や文学者・詩人の生没年月日が記載されているのでキノコだけでなくロシアまで身近になります!
ほかには、椎茸農家が舞台となる短編小説村田喜代子『茸類』、短歌「きのこ占い」、チチ松村「きのこ桃源郷インタビュー」、きのこの種類と特徴が遊びながら覚えられる“きのかるた”、お菓子なきのこ(トリュフの巻)、“練菌術”なる個展を開いた現代美術家はたまた練菌術師・今村源インタビュー、ほか
B5判 72P
日本の異空間探検マガジン『ワンダーJAPAN』3号入荷
ワンダーJAPAN 3 ?1200
廃墟ブーム、あるいは巨大仏やバブル期にやらかしてしまったトンデモ建築やB級博物館などのマヌ景巡り、萌えるインダストリアル空間などなど、それぞれ独立した写真集や単行本として紹介されていた物件を、雑誌というメディアに詰め込み、お手頃価格&豊富なカラー図版でもって新たなる日本の辺境を女子高生から中高年層にまで浸透させたワンダーJAPANシリーズ。
第3弾は、廃墟の基本?軍艦島(廃坑で閉鎖された長崎県端島)を空から海から地上から眺めます。長崎の青い海と空に人造物から風化により自然に同化しつつある廃墟群のコントラストはなぜかとってもきれい。島内地図や敢行クルージングの案内つき。
ほかにも『長崎ワンダー』と題して、長崎観音(巨大亀に乗ったアルミ合金観音)、西海楽園(ゴールド五百羅漢と遊園地)、崎戸炭鉱跡(廃坑跡)、針尾無線塔(大正時代のできた130Mの塔)石原砲台跡、片島魚雷発射試験場跡、長崎の橋〜西海橋(西海新橋・大島大橋・女神大橋・魚見大橋)などを紹介。
『マジカル珍スポット』では、水とお魚を凍らせて展示するマイナス20度の水族館・氷の水族館などを訪問。
『廃墟マニアックス』では房総半島一の廃墟物件・ホテル望洋、豪華客船を模した水戸の和風レストラン アリューシャン、高崎の日本的な遊園地カッパピアほか。
『不思議な神社仏閣』エッシャー風?建築・京都の中風寺、麻羅観音、おっぱい絵馬の川崎観音、一万体仏像の松園観音
『日本巨石探険 イワクラ(巖座)の魅力?2』宝股山/志都岩屋/艮神社
『死後さばきにあう』〜このキリスト看板を見よ〜
『B級ツーリング日記』/『萌える工場』海辺の迷宮
A4判128p
—–ほかにも廃墟や珍スポット写真集を—–
松本典子「うさぎじま」¥630
第二次世界大戦中、毒ガスの研究と生産を秘密裡に行っていた広島の大久野島。
かつてはその存在すらないものとされ、炭坑のカナリア的な役割を負ったウサギが飼われていた。敗戦前に毒ガスは処分され、現在では野ウサギがたくさんいる温泉観光の島となっているが、これは、その島のウサギとウサギのいる風景の写真集です。オールカラー。
A6判24P
松元省平「人間の村」 ¥2100
70年代の終わり、駆け出しの写真家だった松元省平氏が、井上光晴の原体験の地である長崎の廃坑崎戸に通い、3年にわたって撮りためた写真集。
墓石のようにそりたつ無人アパート、道具もそのままに廃墟と化した住まいの後、とり残されたようにそこに残る老人たち…。廃墟というより、いままさに廃墟になろうとしている村の人間の営みをうつし出す写真集。 現在の廃墟ブームのはるか以前から、造成されては廃れて変貌する日本の景色に目を向け続けた写真家の初期作品郡です。
B5判上製112P
小林小太郎編 写真集「おーい、軍艦島いっしょに行くか?」「うん!行く」 ¥2940
74年の閉鎖から約30年経った2003年に発行されたモノクロ写真集。
海上からの軍艦島の景色、上陸して無人の通りからの眺め、あるいは建物の上からの眺望など軍艦島の景色を撮ったもの。
柱は折れて、起伏に富んだ島の斜面に体積し、剥げ落ちた煉瓦の建物は土砂崩れを起こした山のよう。人に棄てられ、風雨に去らされ変貌した島は、孤立無援に生き延び21世紀に入り新たな建築として異彩を放つ。限定700部
A4判 80P
アート情報の小冊子etc. 最新号は12月1月合併号です
etc. 2006.12+2007.01合併号 ¥300
『 etc. 』は、言水制作室が月刊(だいたい25日頃発売)で発行する、アート情報と展覧会予定を一覧できる小冊子です。
言水さんが全国から寄せられる情報を整理して編集しており、巻頭には注目の展覧会がセレクトされて写真入りで紹介されています。情報欄は、能率手帳のような予定表の形で、美術館やギャラリーごとに会期が視覚化して示してあり情報データと併記されているので便利。エリアごとにギャラリーが並んでいるので掛け持ちして周りたいときなど、どの日なら開廊日や会期が重なっているか一目瞭然で重宝します。
通常は地図がついていますが、今回は合併号(11/27日〜1月28日)なので地図は入っていませんが、予定はぎっしり。冬休み、地方にお出かけ予定のアート好きな方、手に入れてから予定を組んだり、おともに回ってみるのもよいのでは。使える情報誌です。
新書判変型 68P