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NEUTRAL COLORS 1 : 自分でつくると決めたインドの朝

NEUTRAL COLORS 1 : 自分でつくると決めたインドの朝(NEUTRAL COLORS)¥2400+tax

旅の雑誌、NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTIS を世に送り出してきた、編集者・加藤直徳の新雑誌『NEUTRAL COLORS』の創刊号。

個人的な体験や創作や記憶を、オフセットに加えて活版印刷、リソグラフ、シルクスクリーンなどのハンドメイドな印刷手法の合わせ技で構成した誌面から発信します。

特集は「自分で作ると決めたインドの朝」。
シルクスクリーンの美しい絵本で世界中にファンを持つ南インドの出版社タラブックスの工房取材にはじまる超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材を新旧の手法を織り交ぜながら印刷することで、色彩やデザイン的にユニークなだけでなく頭の中で様々な記憶が合成されて像や考えが浮かぶように、奥行きある誌面が楽しめます。
在本彌生、矢萩多門、ユザーン、千賀健史らの寄稿もあり、テクスト量も豊富で、何度でも手にとりたくなります。

25.7cm×18.2cm 232P


独立系旅雑誌 LOCKET 04 「コーラをめぐる冒険へ」

独立系旅雑誌 LOCKET 04 「コーラをめぐる冒険へ」¥1600+tax

旅好き青年・内田洋介が編集する、写真とテクストとイラストで構成された旅雑誌。

4号の特集は「コーラをめぐる冒険」
どこにでもある未知の扉について考えたときに思いついたアイテムはコーラ。
北朝鮮とキューバ以外の国で飲まれているコーラこそ、世界に通じる扉とにらみ、コーラをめぐる冒険へ!
世界を覆うグローバリゼーションの象徴でありながら、近年ではクラフトコーラ、ホームメイドコーラなど地域やインディカルチャーにも属するコーラ!

チュニジア、ニュージーランド、ロシア、アメリカ。
コーラがアメリカの象徴としての地位を確立したアフリカの大地で感じたこと。
「DRINK NO EVIL」を志向するオーガニック大国ニュージーランドのコーラブランドとは。
二大多国籍企業がかつて凌ぎを削った、鉄のカーテンの向こう側の今—

臨場感あふれる言葉とフイルム写真から、編集人が体験した感覚を伝えます。

写真家の石川直樹、フィールド言語学者の吉岡 乾、『旅行人』編集長の蔵前仁一、社会学者のケイン樹里安……。ともコーラや伊良コーラなど注目のクラフトコーラブランドの取材記事や、実力派の書き手による寄稿記事も掲載。ホームメイドコーラのレシピもあり。

巻末には、「みんげい おくむら」主宰の奥村 忍のロングインタビューも収録。

今号からオフセット印刷を長野県松本市の藤原印刷に変更、
編集者とデザイナーが印刷に立ち合い、紙は本文4種類、表紙を含めると5種類を採用。「心刷」の言葉に違わぬ印刷美が誌面を彩ります。誌面のデザイナーと表紙イラストは大谷友之祐。(Yunosuke)のイラストを「ガリ版」で三日三晩をかけて、一冊一冊に自刷。かつての小出版を担った印刷方法で、インディペンデントな精神を引き継ぎ刷り込む作業に取り組んだとのこと。

B5判変型128pages

005|コーラをめぐる冒険へ
006|旅から連れ帰ったモノ、コト、ジブン
007|CONTENTS
008|いのちの水、コーラの密売 石川直樹|写真・文
010|チュニジア 迷宮行
030|時代を読む、ラベルも読む 吉岡 乾|文
032|ニュージーランド 聖地聖水
049|コーラを読む pater|イラスト 蔵前仁一、ケイン樹里安、村上由鶴、山本大樹|文
066|Finding Pepsi Landscapes 町田ヒロチカ|イラスト
070|ロシア 開放区
084|ソ連とコーラの悲喜交交 ほちかなた|イラスト
086|モリ・コーラは世界をつくる モリテツヤ|文
090|按田餃子の自家製コーラ 土田 凌|写真
094|ご当地クラフトコーラプロジェクト ともコーラ 武田侑大|イラスト
098|コーラ熱中時代
104|アメリカ 野良徒歩旅行者 河戸良佑|イラスト・文・写真
113|コーラの源流に立って 伊良コーラ 福本玲央|写真
122|MAGAZINE INFORMATION
123|NATURAL BORN STRANGER #4 背骨の旅人 奥村 忍 飯坂 大|写真

B5変型128pages

漫画と文学の交差点「ランバーロール 03 –もっと物語を」

漫画と文学の交差点「ランバーロール 03 –もっと物語を」(タバブックス)¥1 500+tax

2016年に、漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。

タイトルは、カイロプラティックの手技のひとつで、ランバー=腰、ロール=ひねるに由来する、腰椎と仙腸関節に遊びをつけるアプローチのこと。
2号目から、タバブックスが発行となり、号を追って質量がアップしています。

レギュラーメンバーの描き下ろし作品のほか、今号はオカヤイヅミ、ひうち棚、古山フウの漫画、そして、ガロで活躍した伝説の漫画家・鈴木翁二、16年ぶりの描き下ろし作品も掲載されています。

小説パートは、滝口悠生、町屋良平、水原涼の短編作品を収録。

読みどころ満載の182ページ。吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)によるデザインも必見。

目次

オカヤイヅミ 肩
滝口悠生 忘れたことが思い出せない
ひうち棚 柿の木
おくやまゆか 冬のフローリング海を泳ぐ
水原涼 舌は憶えている
森泉岳土 爪のようなもの
鈴木翁二 きみの人さしユビ
古山フウ ムーンドライブ
町屋良平 沖野
安永知澄 ツナの樹

A5判182pages

トランスローカルマガジン MOMENT issue 02

トランスローカルマガジン MOMENT issue 02 ¥1800+tax

“いまここ=ローカル” を読み解き、あらゆる地域や分野を横断しながら、新しい都市のあり方を探索するトランスローカル・マガジンMOMENT。

2号の特集は「都市の変わらなさに戸惑うとき、私たちのすること」。

自動車産業で栄えながらも破綻したデトロイトで、移動式DJブースを設置するデザインデュオ、アフリカ系の人々が中心になって作りはじめた公共スペース。
住みやすい町として知られていたのにジェントリフィケーションが進むサンフランシスコのホームレス排斥の置き岩騒動の顛末。
台北における、公共スペースとしての修理工房や公園。
鳥取や岡山の移住者たちが地元と結びついて作るコミュニティ….

町の中のデッドスペースや負の部分に手を加えながら、それぞれが実践する公共空間の例を各都市から報告しています。

主な記事:Akoaki(都市建築デザイナー)「ノースエンドへようこそ」
台 湾のパブリックスペース研究
FOOD FOR TRANS-LOCAL 鳥取・岡山篇
香山哲「未来の集落」
対談 磯野真穂×植本一子 ほか

B6判変型162pages リ・パブリック

八画文化会館 vol.8 商店街ノスタルジア

八画文化会館 vol.8 商店街ノスタルジア(八画出版部)¥1800+tax

10周年を迎える八画文化会館が、創刊準備段階から収集していた商店街散歩記録。
すでに消失した商店街もある貴重なアーカイブを元に、文字、銘都、団地、パチンコ、廃墟、美容院など独自の切り口で町歩きをしている愛好家たちが
それぞれの視点から商店街を語ります。「すべての道は商店街に通ず!」

昭和の日常遺産、買い物様式を伝える商店街、多くの商店街に共通する様式と、細部や裏側にも目を凝らし人々の記憶を掘り起こします。

人や物や道の流れが変わり、衰退の危機にある商店街。
「人々の想い出が集積された愛着のある場所が、抜け殻のように風化した町並み。
商店街がなくなると町の匂いが消え、歓楽街がなくなると町の灯が消えてしまいます。
どの土地であっても「ここにいてよかった」と小さな幸せを感じさせてくれる商店街の灯りが、
この先少しでも多く残っていますように。」(編集のことばより)

◆特集◆ 商店街ノスタルジア

■巻頭グラビア
■編集部対談 商店街鑑賞のススメ Special guest松村大輔
■ノスタルジア備忘録 酒井竜次
■都市秘境マーケット 戦後の原風景をとどめる市場10選
■全国銘商店散策 forestbk
■団地商店街の歩き方 チーム4.5畳
■商店街パチンコ鑑賞 栄華
■12人に聞きました!マイフェイバリット商店街
■失われゆくレトロピアの記録 柳ケ瀬商店街高島屋南地区 TEAM酷道よごれん
■不思議な商店街パトロール調査

■コラム&エッセイ
「商店街に寄り添って暮らす理想の生活」を妄想する(玉置標本)/商店街を歩く理由「焦点を外に」(終末オトナ遠足 エロ司)/対立から共存の時代へ「商店街と大型店」(Jp-Super)/シャッターの向こう側。(高橋さよ)/商店街の本屋 いつもの朝(ブックスルーエ花本武)

◆連載◆ REGULAR
国際ニュータカギ会館「追憶の徳島しんまち界隈」(高木壮太)

◆参加メンバー◆
酒井竜次/石川春菜/松村大輔/forestbk/チーム4.5畳 けんちん・UC・tamazo/栄華/タケムラナオヤ/道民の人/ムサシノ工務店/藤本健太郎/村田あやこ/三文字昌也/内海皓平/Towers/碍子系/ケブカグラフィックス/ふゅーりー/TEAM酷道 よごれん/玉置標本/

B5変型96pages