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サイコロ 7号 コジマケン・文庫善哉・保光敏将・山川直人『セブン』

サイコロ 7号 コジマケン・文庫善哉・保光敏将・山川直人『セブン』¥500+税

イラストレーター・保光敏将と漫画家・山川直人ではじめた「サイコロ」シリーズ第7弾。

5号から文章で文庫善哉、デザインで小沼宏之が加わり、今回は、タコシェにも「着香系の男」「南の魚」などのコミックジンを納品していただいているコジマケンを迎え、4人でお送りします。

タイトルと同名の、コジマケンによる家出少年セブンの冒険コミック、保光敏将がイラストを添えた、菅原克己「げんげの花について」、文庫善哉が、向田邦子や栃折久美子をひもときつつ思うところを綴った「宿題」、山川直人の、ちょっとディストピアっぽい?コミック「働く人間」で構成。

A5判54pages

※初回入荷分は山川直人さんのイラスト+サイン入りです。

文芸ムック「たべるのがおそい vol.5 ないものへのメール」

文芸ムック「たべるのがおそい vol.5 ないものへのメール」(書肆侃侃房)¥1300+税

小説と翻訳と短歌の文学ムック。
特集は「ないものへのメール」。記憶にないもの、名前のないもの、関係ないものetc. に、柴田元幸、大前粟生、黒史郎、蜂飼耳ら4人の書き手が文章を寄せています。
翻訳は、チベット現代文学の若手期待の星、ツェワン・ナムジャと、イングランド系アイルランド人作家エリザベス・ボウエンの2短編です。

■巻頭エッセイ
酉島伝法 「おさまりのよい場所」

■特集:ないものへのメール
大前粟生 黒史郎 柴田元幸 蜂飼耳

創作
今村夏子 大田陵史 岸本佐知子 齋藤優 澤西祐典 米澤穂信

■短歌
内山晶太 小原奈実 仲田有里 フラワーしげる

■エッセイ  本がなければ生きていけない
石井千湖「窓のない部屋から」
北原尚彦 「ドロナワ古本コレクター」

■翻訳
ツェワン・ナムジャ 星泉 訳 「ごみ」
エリザベス・ボウエン  西崎憲 訳「ジャングル」

A5判176pages

台湾発のアジアのドキュメンタリー漫画誌「Monsoon vol.1」

Monsoon vol.1(漫工出版 Slowork Publishing)¥2500+税

台湾を拠点とするSlowork publishingが創刊した、アジアのアーティストたちによるドキュメンタリー漫画雑誌Monsoon熱帯季風。

漫工=Sloworkの名前の通り、シルクスクリーンを使った丁寧な少部数出版で良質のドキュメンタリー漫画を発行してきた版元は、台湾が文化的影響を多く受けてきた中国や日本以外に、アジアのモンスーン地帯を視野に入れ、作家と作品の発掘し、これからの漫画文化と文化圏を育てるドキュメンタリー漫画の雑誌を作りました。熱く広くアジアに吹く風となるように、その願いをタイトルに込めて。

ドキュメンタリーといっても社会問題や歴史だけでなく、日常観察、自然、フォークロア、建築など様々のモチーフをドキュメンタリー的なアプローチで描いています。

作品やによって紙を変えたり、シルクスクリーンで印刷したイラストを綴じ込んだり、光沢紙や銀のインクの効果を狙った印刷があったり、丁寧で贅沢な造りです。

漫画だけでなく、レビューもあり、マルタ出身のアメリカの作家ジョー・サッコの「パレスチナ」「Safe Area Goražde」とともに、日本のドキュメンタリー漫画として花輪和一「刑務所の中」(牢獄中)が紹介されています。いぶし銀地にスミで印刷された刑務所内の風呂場の見開きページが印象的です。

26m×18.5cm 148pages
カラーページが大半で、折り込みページやシルクスクリーンの綴じ込みページあり。

↓ 創刊前にクラウドファンディングのために作られた予告編

試し読みはこちらから>>>>>

表表紙見返しと、シルクスクリーンにより銀のインクで印刷された扉

鶏のさばき方の詳細が図解されています

作品によって紙も異なります。奥は折りたたみページ、手前はツルツル光沢紙に銀の印刷。

イスラエル発 性をテーマにしたインディペンデントマガジン Forno

Forno magazine issue11 ¥2000+税

イスラエルの写真家Lilac Madarが編集・発行する”性”をテーマにしたアートジン。
広告を撮らずにインディペンデントに特集ごとにfornoのために、アーティストたちに自由に作品を制作し寄稿してもらっています。年1くらいの割合で発行。

毎回、お題があって、11号のテーマはBUTTOCKS、おしり。
イラスト、コラージュ、写真、コミック、様々な表現で様々なアーティストが作品を寄せています。
日本からカツマタヒデユキ、永井コージが寄稿。

A4判40pages

バックナンバーもあります。(発行元でストックのあるもののみ)

ラトビア発のコミック誌 š! #31「Visitors」

š! #31「Visitors」¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌。
創刊から10年の間に、国外から60を超えるアーティストをリガに受け入れてきたkuš!。ある人たちは展示やワークショップのため、ある人たちは観光や旅で。あるいは、自身も展示やブックフェアで国外を訪ねる機会が増えたkuš!。
そんなエキサイティングな訪問体験を誌上で分かちあうべく、来訪者たちとラトビアの作家に、Visitorsをテーマに読み切り作品を描いてもらいました。
日本からは香山哲が参加しています。

表紙: Aisha Franz (Germany)
執筆者: Aisha Franz (Germany), Anna Sailamaa (Finland), Emelie Östergren (Sweden), Inés Estrada (Mexico), João Sobral (Portugal), Jyrki Nissinen (Finland), Kerija Arne (Latvia), König Lü. Q. (Switzerland), Léo Quievreux (France), Liana Mihailova (Latvia), Līva Piterāne (Latvia), Marie Jacotey (France), Matti Hagelberg (Finland), Mikkel Sommer (Denmark), Nicolas Zouliamis (Belgium), Olive Booger (France), Powerpaola (Ecuador), Renata Gąsiorowska (Poland), Tetsu Kayama (Japan), Titas Antanas Vilkaitis (Lithuania), Vivianna Maria Stanislavska (Latvia)

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語