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本の中に流れる時間。文学、画、音のアート。宇治田隆史「夏の終り」

夏の終わり

本の中に流れる時間。文学、画、音のアート、宇治田隆史「夏の終わり」(ニコロ)¥3300+税

瀬戸内寂聴の100万部を超えるベストセラー小説『夏の終り』。その原作小説を元に宇治田隆史が主人公・知子の「愛」と「情」のリズムを描いたシナリオ。

漫画家・山本美希(『 Sunny Sunny Ann!』手塚治虫文化賞新生賞受賞)が描いた挿絵カード、昭和30年代に活躍した歌手・宝とも子「アレン」を収録したソノシートが入った豪華函入り本です。

【コンテンツ】
・シナリオ 並製 162頁 (脚本:宇治田隆史)
瀬戸内寂聴の小説を原作にした映画『夏の終り』のシナリオ。
読み手への想像の余白を残した文字の羅列。
文字から想像する、人、音、匂い、街…、あなただけの昭和三十年代「夏の終り」の世界が広がります。

・挿絵カード 8点
(他、函表紙、本表紙、冊子表紙 画:山本美希)
脚本を元に描かれた挿絵は、本の中に印刷されているのではなく、空白ページにどの画が入るのかを想像しながら読み進める挿絵カードとして封入。挟んでもよし、貼ってもよし、飾ってもよし。眺めれば、文字の奥から人物たちそれぞれの物語が浮かび上がり、画との対話が生まれます。

・ソノシート 5インチ (宝とも子「アレン」)
物語世界の音の一つとして、宝とも子「アレン」の入ったソノシートを封入。
アナログレコードであるが故のノイズが含まれた音が時代のムードを引き立たたせます。
コレクションの1つとして、お手元でお楽しみください。
※カッティングによって音飛びが生じる場合があります。ご了承ください
(「アレン」収録CD「セ・シ・ボン〜“ラテンの歌姫”至上のアンソロジー」ビクターエンタテインメント)

・他、マッチ、冊子入り

A5判 ハコ入り シリアル番号付き

夏の終わり

「死人の声をきくがよい 2」発売記念 ひよどり祥子さんサイン会終了

ひよどり祥子サイン会

「死人の声を聞くがよい 2」発売記念 ひよどり祥子さんサイン会は盛況のうちに無事に終了しました。ひよどりさん初のサイン会ということで、並んでお待ちのお客様を前にした緊張で、はじめは手や声も震え気味でしたが、読者のみなさんの感想や暖かい励ましに緊張も解け、楽しい雰囲気に包まれた3時間余でした。

霊が見え、怪現象ややっかい事を呼び込みやすい霊感体質の少年岸田純。彼が危機に巻き込まれると、サインを出して救ってくれる幼なじみの美人幽霊早川さん。

2巻でも純は、中古の格安の家に引っ越してから災難続きだという同級生の家を訪ねたことから霊を見てしまい、そこにまつわる忌まわしい過去を掘り起こしてしまったり、外国の不思議なお守りを贈られては精霊に取り憑かれ、担任とその元彼の生霊の騒動に巻き込まれ、オカルト研究会でつちのこ探索に出かけて恐怖のサバイバル体験をし…、と毎回騒動が起こり、家が爆発したり、内蔵が飛び出たり、いろいろな物が吹き飛ぶ恐ろしい事件が繰り広げられます。(と同時に、冷めた純、無言の早川さん、美人で教乳だけど身勝手なオカルト研究会の式野会長、部員の太ったメガネの古泉という定番の三枚目キャラの絡みがコミカル)。

端正なキャラが登場する本格的ホラーということで、カップルで読まれているケースや会社の女子にすすめられて読み始めた男性もいらして、男女みんなで楽しめるホラーということも実感いたしました。

今後の展開を楽しみに、引き続き「死人の声をきくがよい2」をどうぞよろしくお願いいたします。タコシェでも「死人の声をきくがよい2」お取り扱い中です!!

イザベル・ボワノ『パリジェンヌの楽しいおかたづけ』

パリジェンヌのおかたづけ

イザベル・ボワノ「パリジェンヌの楽しいおかたづけ」(ジュウ・ドゥ・ボゥム発行 主婦の友)¥1500+税

昨年、タコシェでも展示をしてくれたイザベル・ボワノさんの、日本で初めての本が出ました。『パリジェンヌの楽しいおかたづけ』。パリジェンヌといっても、100%イザベル。実際に彼女のお家で、ふだん使っているものを撮影して紹介しています。

ありものの収納器具を使わずに古い引き出しや空き箱やミニトランクを利用して、布や紙で仕分け用の袋やラベルなどを手作りした、お好みに囲まれたかたづけ。かわいくとっておくのが難しいスーパーのレジ袋のなるほど収納など、すぐにマネしたくなるアイデアがありますよ。

イザベルにインスピレーションを与えるグラフィカルな本やパッケージ、あるいは、作品やコラージュの素材になる切り抜きや布地などがすぐに取り出せるように、どうやって整理されているのでしょう?
日曜大工が趣味という故郷のお父さんに発注して、部屋にあわせて作った家具を活用しながら、そこに収める小物を手作りした父娘コラボ?も見所のひとつ。また、一見かわいいお部屋の中にもジョニー・アリディ(フランスの国民的ロックスターにして、いい顔のおやじ)を刺繍したクッションを置いたり、蚤の市でみつけたキモかわ人形がさりげなく飾られていたり、イザベルらしさが、そこここに。

また、レシピ本同様に簡単な工作ページ、お片づけグッズの作り方も出ています。
ところどこに、イザベル自身のイラストも散りばめられて、本人がモデルさんのようにときどき登場しています。巻末には、パリ散歩におすすめの場所の紹介も出ています。

イザベル作品のファンにとっては、制作の舞台裏を覗く楽しみもあります。

既刊本やアーティストお手製のジンもお取り扱いしています。

パリジェンヌの楽しいおかたづけ

限定アートブック マンタム「鳥の王」

鳥の王

マンタム「鳥の王」(晶文社)¥3400+税

医療器具や人体模型、動物の骨などを扱う日本一クレイジーな骨董・古道具屋、アウトローブラザーズの首領で骨董を自在に操り、オブジェやアクセサリーなどの制作をマンタムの初作品集。

自身が製作したオブジェと、それに付けられた物語を、作品世界を紙で表現したようなミルキィ・イソベの装丁でお届けします。

※表紙には、作家本人が一枚一枚加工した銅板プレートつき。
※ヤン・シュヴァンクマイエル監督から贈られたメッセージと
鳥の王をプリントしたカードが同梱されています。

5判・並製 スリーブケース入り 80pages
限定1500部 一般書店では販売していません。

鳥の王

鳥の王
胴色の遊び紙、異なる種類の紙と刷り色が重ねられた本文。

鳥の王

岡本健「n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性」

n次創作観光

岡本健「n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツーリズム/観光社会学の可能性」(北海道冒険芸術出版)¥762+税

全国に各地に出現するようになった「アニメ聖地巡礼」。
これまで、観光の対象になりえなかった地域や史跡が、アニメに取り上げられることで、一躍脚光を浴び、多くの人々が訪れる現象がおこっています。

この現象に着目した、観光のスペシャリスト岡本健は、『らき☆すた』の聖地・埼玉県久喜市鷲宮や『けいおん!』の聖地・滋賀県豊郷町などを、5年以上わたり、ブームにさきがけフィールドワークを行ってきました。
この研究を、NPOの北海道冒険芸術出版が、ムックのような手頃な価格と親しみやすいデザインで本にしました。

観光による他者との出会いと、初音ミクに代表される「N次創作」が持つ情報拡散力が結びついた「n次創作観光」。“観光”と“コンテンツ”が出会うことで生まれる日本発見や地域形成の可能性、観光の未来について考えます。

A5判108pages

n次創作観光