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タブレット純「タブレット純のムードコーラス聖地巡礼」

タブレット純「タブレット純のムードコーラス聖地巡礼」(山中企画)¥2000+tax

元「和田弘とマヒナスターズ」のタブレット純が自らのルーツであるムードコーラスの源流を求めて、レジェンドたちを訪ね、貴重なお話を伺う。
スターとファンみたいなツーショットやプライベート感あふれるスナップ写真も味わい深い!

マヒナスターズの松平直樹、東京ロマンチカの鶴岡雅義、ロス・インディオスの棚橋静雄、クール・ファイブの宮本悦朗、ハッピー&ブルーの敏いとう、殿様キングスの宮路オサム、ダークホースの平和勝次をはじめ、「ロマネスクセブン」「J.シャングをリラ」「ジョイベルス東京」「サムソナイツ」などマニアックなグループも登場し、タブレット純本人が旧メンバーに取材しています。

かつてマヒナの一員でもあった著者が元マヒナ・メンバーを訪ねて歩く、「マヒナ浪漫紀行~我が出自(ルーツ)を訪ねて」が最終章になっています。

辿った聖地は—大阪・宗右衛門町、長崎・思案橋、浜町、東京・銀座、赤坂、亀戸、新宿、北海道・小樽、釧路など。

《もくじ》

◆まえがき  です。
松平直樹、マヒナスターズを語る
東京聖地巡礼①~産声の亀戸篇
東京聖地巡礼②~寒月の日比谷篇
*カルトコーラス残響伝①~久保内成幸とロマネスクセブンの巻
棚橋静雄、ロス・インディオスを語る
大川光久、ロス・プリモスを語る
◆東京聖地巡礼③~漆黒の銀座篇
◆東京聖地巡礼④~流麗の赤坂篇
*カルトコーラス残響伝②~山岸英樹とサムソナイツの巻
敏いとう、ハッピー&ブルーを語る
◆東京聖地巡礼⑤~彷徨の新宿篇
*カルトコーラス残響伝③~J.シャングリラの巻
宮路オサム、殿さまキングスを語る
平和勝次、ダークホースを語る
◆大阪聖地巡礼~酩酊の大阪篇
*カルトコーラス残響伝④~三浦正弘とアロハ・ブラザーズの巻
宮本悦朗、クール・ファイブを語る
◆長崎聖地巡礼①~出発の成田篇
~プロローグ 和久井保さんインタビュー
◆長崎聖地巡礼②~残響の「銀馬車」篇
◆長崎聖地巡礼③~枯淡の「十二番館」篇
~エピローグ 藤本雅さんインタビュー
鶴岡雅義、東京ロマンチカを語る
◆北海道聖地巡礼①~粉雪の小樽篇
◆北海道聖地巡礼②~伝説の釧路篇
*カルトコーラス残響伝⑤~ジョイベルス東京の巻
*カルトコーラス残響伝(番外篇①)~マイナー界における私的“松森棚三”とは?
*カルトコーラス残響伝(番外篇②)~ムードコーラス界の“X-JAPAN”とは?
最終章・マヒナ浪漫紀行~我が出自を訪ねて
*マヒナ浪漫紀行①~郷愁の戸越銀座篇
*マヒナ浪漫紀行②~哀愁の蕨篇
*マヒナ浪漫紀行③~小雨の上野毛篇
*マヒナ浪漫紀行④~追悼の京都・鎌倉篇
◆あとがき

A5判224pages

「タブレット純のGS聖地巡礼」もございます!

餅井アンナ「へんしん不要」

餅井アンナ「へんしん不要」(タバブックス)¥1400+tax

食と性について写真と文芸で掘り下げるzine『食に淫する』の編集人、餅井アンナさんの初単行本。

タバブックスのサイトで2年にわたり連載された、近況や想うことなどを綴った宛先のない手紙の形にエッセイや書きおろしを加えてまとめたもの。

これといった病気ではないが、心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、落ち込みがちな日々を見つめ書くことでみつけた、あたらしい景色と生きる自信。不安な時代に向き合う姿勢に、希望を感じる一冊。

「またいつか、お手紙出します。
ままならないことばかりの日々はこれからも続くでしょうが、
それまでどうぞご自愛ください。
元気でいてもいなくても、ねるべく気を楽にして、
伸びやかにくらしてください。
へんしんは不要です」

B6判変形 153pages
装丁 惣田紗希
装画 のむらあい

香山哲「ベルリンうわの空 ウンターグルンド」

香山哲「ベルリンうわの空 ウンターグルンド」 (イースト・プレス)¥1000+tax

漫画家/アーティスト香山哲のベルリン移住記コミック第2弾。

アーティストとして、いかに消耗せずに、限られた一生の時間の中で、創作と生活を豊かに生きるか
というテーマに向き合ってきた香山哲。
海外を旅をするうちに気に入って、住んでみたくなったベルリンに移住してみたら、仕事に追われることなく、のんびり暮らせるようになった…というのが第1弾。

続く第2弾、ウンターグルンド(アンダーグラウンド)では、ベルリンにもドイツ語にも慣れて、知り合いもできた著者が住民の一人として社会参加の第一歩を踏み出します!

開発が中断した施設の地下スペースの利用方法を巡って、市民の意見が公募されたのをきっかけに、仲間とともに提案を行い、地下の一角にランドリーとシャワーを備えたシェアスペースを運営することに。

社会参加してみえてくる、地元民目線でのベルリンと、この町に根付くシェア文化や公共福祉、あるいは問題点が描かれています。

B6判変型224pages

これの前編となる、「心のクウェート」「ベルリンうわの空」もあわせてどうぞ。

安田謙一「ライブ漫筆」 装画・イラスト:辻井タカヒロ

安田謙一「ライブ漫筆」 装画・イラスト:辻井タカヒロ (誠光社)¥1500+tax

「ロック漫筆家」安田謙一が「ミーツ・リージョナル」に連載中のライブ評「人間ライブが資本主義」をまとめたもの。2013年5月から2020年5月までの間の85本を収録。

音源が残っていない越路吹雪の公演について書いた演芸評論家・安藤鶴夫の文章を読んだときに、その音が聞こえたきたように、あるいは紅白歌合戦の実況をAMラジオで聴いていた子供の頃、沢田研二が曲の途中で行った鳩を出すマジックを伝えた「沢田さんが鳩を出しました」を耳にした瞬間のように、
曲目や演奏が大事なのは承知のうえで、”そこじゃない”ライブのライブたる部分までを綴った名人芸のメドレーです。

コロナ禍での制作は、みんなで密になって声をあげていた、ライブの当たり前を「何でもないようなことが、幸せだったと思う」作業でもあったそうで、ひょっとするとポストコロナ、新しい生活が定着した後、本書は未来の民俗学的資料になったり、これからの音楽体験の愉しみを模索するヒントになるかもしれません。

掲載ライブ(下記は一部・全体は目次画像参照)
バート・バカラック/恵比寿★マスカッツ/エルヴィス・コステロ/水谷千重子/KIRINJI/民謡クルセイダーズ/クレイジーケンバンド/宇崎竜童/シャムキャッツ/憂歌団/ものまねショウ/松浦真也の吉本新喜劇/MOCKY/ジェフ・ミルズ/ピチカート・ワン/柴田聡子ほか

A6判262pages (誠光社)
辻井タカヒロの挿画部分はリソグラフ印刷になっています。

尾崎織女「世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション

尾崎織女「世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション」(大福書林)¥3000+tax

電鉄会社で車掌として働く青年、井上重義は、書店で斎藤良輔「日本の郷土玩具」を手にしたのをきっかけに、77年より、非番や休日を利用して、消え行く各地の郷土玩具を収集、自宅の一部に展示スペースまで作ってしまった。
コレクションは増え、サラリーマンが作った異例の私設博物館として話題になり、ついに「日本玩具博物館」と改称し、来場者の期待に応え、学芸員を迎え活動を本格化。
現在では世界160カ国、3万点を越える世界の民芸玩具コレクションへと成長した。

本書は同館の学芸員・尾崎織女が、コレクションの中から味わい深い玩具や装飾品などを選び、美しい写真とともにその誕生背景や成り立ちを紹介したもの。

木、土、木の実、麦わら、ヤシの葉、ヒョウタン、紙……身近なものを使った多様な表現を通して、世界の造形文化を旅します。
メキシコの陶芸の村で作られたアヒルの貯金箱、
イヌイットの作った骨のけん玉、
東欧や北欧の国々に伝承される翼を広げた木製の鳥。
時代に取り残され、消滅しようとしている民衆芸術に光を当てます。

民芸玩具に関するエッセイも収録。
企画・デザインはCOCHAEの軸原ヨウスケ。カバーをはずした表紙、目次、読者カード、どれも民芸テイストで愛らしい。

B5判変型糸かがり上製 160pages