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横山裕一 Yuichi YOKOYAMA 「プラザ PLAZA」

横山裕一 Yuichi YOKOYAMA 「プラザ PLAZA」(888ブックス)¥2200+税

ネオ漫画家が描く 200 ページ超の爆発的時空間 〈全体主義の祭典〉
ー生まれ変わるならもう一回自分になりたい 駄目な場合はブラジル人になりたいー

ヨーロッパでも絶大な人気を誇るネオ漫画家、 横山裕一の3年ぶりの新作。

ベルトコンベアーのように左から右に動く壇上で演じられる壮大な演目と、熱狂する観客の大歓声が交錯する爆発的時空間が描かれています。 ブラジルの祭りから発案されたと本作は宇宙の起源、 アニミズム、 神々、 奉納、 祭典、 全体主義を謳いあげる一大スペクタクルです。

横山作品の特徴でもある 「ドドド」 「パカパカ」 などの擬音を、 本作では全てのコマに加えるという法則を設け、 実践。 さらに強固な横山ワール ドとしてお楽しみいただけます。

巻末には、アーティスト自身による総論やページ単位の解説がついています。

昨年はパリ、 パレ ・ ド ・ トーキョーでのグループ展参加や作品が国立近 代美術館所蔵となり、漫画、 グラフィック界のみならず、 現代美術の世界 でも注目度が高まっています。

ブックデザインは、 これまで横山作品の装丁や展覧会ビジュアルのデ ザインを手がけてきた服部一成。 横山の前作 「アイスランド」 も手がけ、 同書は 2017 年東京 TDC 特別賞を受賞しています。

297mm x 225mm x 20mm 232pages
※一般流通とは異なる、アーティストが気に入っている絵を使用したカバーをかけた限定品になります。サイン入り

●よこやまゆういち/美術家、 マンガ家
1967 年宮崎県生まれ。 武蔵野美術大学油絵科卒業。
ファインアートの制作を 行っていたが、 2000 年以降 「時間が表現できる」 とマンガを発表。
後に 「ネ オ漫画」 と称される独創的な作品は、 様々な分野で高い評価を得る。
マンガ 作品集に 『ニュー土木』 『トラベル』 『世界地図の間』 『ルーム』 『アイスランド』 等。
画集に 『横山裕一カラー画集』 『ファッションと密室』 『「ISI PRESS vol.3 Yuichi Yokoyama」 等。
欧米でも翻訳出版されている。
2016 年 「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」 (広島市現 代美術館)、
2018 年グループ展 「CHILDHOOD Another banana day for the dream-fish」 (パレ・ド・トーキョー、 パリ、 フランス) 等
国内外の個展、 グルー プ展多数。


横山裕一「プラザ PLAZA」刊行記念展■パールブックショップ&ギャラリー
2月9日 (土) −24日 (日)
12、 18、 19日休 / 13−19時
渋谷区西原2−26−5 幡ヶ谷駅徒歩5分、 代々木上原駅徒歩10分 https://www.facebook.com/888books

月刊ドライブインが一冊にまとまりました! 橋本倫史『ドライブイン探訪』

橋本倫史『ドライブイン探訪』(筑摩書房)¥1700+税

日本中に道路網が巡らされ、人と物の行き来が盛んだった時代、サービスエリアやパーキングとは別に、車やバイクで乗り付け、食事や休憩をとれる個人経営のお店がロードサイドに多数誕生しました。
しかし、地方の衰退や通信網の充実、旅客産業の発達…と様々な事情で平成が終ろうとする人、ドライブインも年老いた経営者たちの引退とともに姿を消してきています。

著者の橋本倫史は、2011年から北海道から沖縄までのドライブインに出向き、店の成り立ち、時代背景、歴史を丁寧に聞き取り、リトルプレス『月刊ドライブイン』に毎号2店舗ずつ12号にわたって、時代の移り変わりに翻弄されなが夫婦や家族で店を続けてきた人たちのレポートしました。

8年の時と、12冊のリトルプレスを通してまとめて取材内容を、単行本化にあたり加筆修正して、一冊にまとめました。

【目次】

まえがき
プロローグ
酪農とドライブインの町 直別・ミッキーハウスドライブイン

Ⅰ ハイウェイ時代

かつてハイウェイ時代があった 阿蘇・城山ドライブイン
東海道はドライブイン銀座 掛川・小泉屋
クルマで巡る遍路道 ドライブイン27
千日道路の今 奈良・山添ドライブイン

Ⅱ アメリカの輝き

一九六六年のピザハウス かつて都心にドライブインがあった
グッド・オールディーズ 平塚・ペッパーズドライブイン
オレンジ色の輝き エイアンドダブリュ株式会社
沖縄で感じるハワイ 本部町・ドライブインレストランハワイ

Ⅲ 花盛りの思い出

観光バスはどこまでも 能登・ロードパーク女の浦
レトロなオートレストラン 群馬・ドライブイン七輿
トラック野郎のオアシス 福島・二本松バイパスドライブイン
ドライブインのマドンナ 千葉・なぎさドライブイン

Ⅳ 移りゆく時代に

きたぐにの冬 青森・わかばドライブイン
目的地はドライブイン 栃木・大川戸ドライブイン
一本列島の夢 児島・ラ・レインボー
採掘のあとに 筑豊・ドライブインかわら

Ⅴ 店を続けること

霧に包まれた道 津山・ドライブインつぼい
雪に覆われた道 南魚沼・石打ドライブイン
海辺 岩手・レストハウスうしお
川辺 小山・ドライブイン扶桑

エピローグ
戦後 鹿児島・ドライブイン薩摩隼人

あとがき
参考文献

四六判320pages
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橋本倫史(はしもと・ともふみ)
1982年生まれ、広島県東広島市出身。ライター。
構成を担当した書籍に坪内祐三+福田和也『羊頭狗肉 のんだくれ時評65選』(扶桑社)、谷川俊太郎+箭内道彦+宮藤官九郎『ボクらの時代 自由になる技術 80歳詩人の言葉を聞く』(扶桑社)、宇野常寛+濱野智史『希望論―2010年代の文化と社会』 (NHKブックス)、向井秀徳『厚岸のおかず』(イースト・プレス)などがある。
2007年、リトルマガジン『HB』を創刊。その後もいくつかのリトルプレスを手がけ、2017年春に『月刊ドライブイン』を創刊。

panpanya「グヤバノ・ホリデー」

panpanya「グヤバノ・ホリデー」(白泉社)¥980+税

『足摺り水族館』『蟹に誘われて」「枕魚」「動物たち」「二匹目の金魚」に続くpanpanyの漫画短編集。

楽園 Le Paradis [ル パラディ](白泉社)やweb増刊などに掲載された21作品と日記や自己解題を収録。

アメ横でみつけた缶ジュースで知った、グヤバノをみつけるべくフィリピンに出向くタイトルにもなった8章からなる「グヤバノ・ホリデー」をはじめ、「宿題のメカニズム」「学習こたつ」「いんちき日記術」「比較鳩学入門」「芋蔓ワンダーランド」などを収録。

カバーは、昔の果物の包装紙やシールを思い出す質感、はずすと煉瓦調の石畳がバーコ印刷(透明の厚盛り印刷)でリアルに現れます。装丁も作者によるものです。

B6判194pages

オートモアイ 文庫版「Endless Beginning」

オートモアイ 文庫版「Endless Beginning」(焚書舎)¥2000+税

顔のない女性を描いたモノクロ・イラストで注目を集め、数々の人気アーティストとグッズ・フライヤーを通してコラボレーションを行ってきた横浜の最後の無頼派にして鬼才、オートモアイの初作品集「Endless Beginning」。
発売からほどなく、完売していたものが、A4判から文庫サイズになって復刻!
表紙は描きおろし、内容も少しアップデートされています。
モノクロームに浮かび上がるオートモアイの世界を堪能できる危険な一冊です。

【プロフィール】オートモアイ/AUTO MOAI
1990 年生まれ、神奈川県在住。2015 年頃から絵を軸にした活動を始める。
アノニマスな女性像をベースに非現実的な世界をモノクロで描く。これまでの主な仕事はCD ジャケット、グッズデザイン、イベントフライヤー等

“オートモアイの宮殿へようこそ 彼女が蒐集した幻夢の回廊を彷徨い歩こう
無軌道なセックス、間断なき暴力とドラッグのセンセイション、
干からびたピザ、陰惨な犯行現場、亡霊とのダンス、密室に穿かれた穴、
動脈を切り裂くカウボーイナイフ、飛び散った銀色の精液、孤独な惑星、
静止した積乱雲、額縁から滴る血がドーナツをコーティングしていく、
彼女が放ったモノクロームの炎が宇宙のすべてを焼き尽くす、
だがそのとき永遠はまだ始まってもいないのだ” (高木壮太)

A6判304pages ソフトカバー

石川次郎 Jirô ISHIKAWA「ATOMIC LOVE」

石川次郎 Jirô ISHIKAWA「ATOMIC LOVE」(Les Requins Marteaux)¥1800+税

2018年末、フランスの出版社、Les Requins Martauxの中のBD culというアーティスティック×エロに特化したシリーズのために描きおろした長編コミック。

テクストを排したグラフィックのみの作品で、性器の形をしたキャラクターや、頭部がペニスやヴァギナの形をした動物や人間たちが、地上で宇宙でサイケデリックに、からみ、まぐわう様をコンピュータを使わず手作業で細密に描ききった大河コミック。

13×18cm 128pages