漫画」カテゴリーアーカイブ

藤枝奈己絵「西成日記2」

西成日記2

藤枝奈己絵「西成日記2」¥286+税

漫画家・藤枝奈己絵さんが2009年から2010年にかけて西成に住んでいた頃の日常を4コマ漫画にまとめた好評シリーズの第二弾。
多くの日雇い労働者で知られる大阪西成のゲストハウスに半年ほど住んでいる間に見た、自分史上最も流血した人、この土地での独自な習慣や、ご近所さんたちとの妙なやりとりなどが描かれています。
もともと、それ以前にもホームレス支援などに関わっていただけに、冷静な?筆致が、エキサイティングな住人たちをリアルに捉えています。役に立つかかどうかわからない西成情報満載!
A5判24P

いましろたかし「原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編」

原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編 表紙

いましろたかし「原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編」(エンターブレイン)¥693

釣りなんかやってる場合じゃねえっ!! 国家権力の横暴にブチきれた男が立ち上がる!!

ダメな男たちや猫のあんずちゃんなどを描く辛口脱力系漫画家であった、いましろたかしが、3.11以降明るみになった政府、メディア、財界、官僚の腐敗を看過できず、反原発、反TPPを宣言するに到る—-というのが、この本の前作「原発幻魔大戦」。

作者自身を投影した主人公は、その後もデモに参加し、居酒屋で国を憂いて熱弁をふるうも、同席した女性には軽くスルーされ…。それでも、ネットで情報収集をし、パンク系のバンドマンやデモ仲間と意見を交換し、市井の人として懸命に、日本の未来を考える。大河の一滴のような存在であろうとも、行動せずにいられない憤りが、ときとして”ごまめの歯ぎしり”に見えてしまう滑稽さや冷静さもおりませながら描かれた反原発運動の日々。実際にデモに参加したいたいましろたかしによって2011年12月〜2012年9月の日本の動向が、リアルに描かれています。

いったい、何をしたらいいのか、日本がどうなるかもわからない。第一、そんな事、一市民が判断したり変えられるものでもない。ども、何もしないでいたら、たいへんな事になってしまう。そんな中で悶々としたり熱弁をふるったり、デモに通う姿はいじましいけど、決して痛くはない心打つ在り方。

巻末で外交問題の専門家、孫先享氏にいましろたかしがインタビュー、日頃の疑問をぶつけます。
鮮やかなピンクの唇をした野田首相が目印です。
18.8cm×13cm 166P

Baltic comics magazine š! #11 「Artventurous」

š! #11

š! 11 「Aventurous」¥900
ラトビア発のバルチックなコミックアンソロジー。世界各国の有名無名の書き手の作品が、毎回1つのテーマのもとに編集されています。
今回のテーマはARTVENTUROUS
アートは自らを語るものであり、一枚の絵は1000の言葉よりも雄弁である、ということで、今回は前書きで多くを語らず、とにかくページをめくってほしい、とのことです。

掲載作家は—
Cover: Leonards Laganovskis (Latvia)
Artists: Aidan Koch (USA), Betty Liang (Canada), Brecht Vandenbroucke (Belgium), Damiano Fenoglio (Italy), Daniel Wernëck (Brazil), Dilraj Mann (UK), Elīna Brasliņa (Latvia), Emelie Östergren (Sweden), Ilde Betanzos (Spain), Ingrīda Pičukāne (Latvia), Jean de Wet (South Africa), Jen Rickert (USA), KJ Martinet (USA), König Lü.Q. (Switzerland), Leonards Laganovskis (Latvia), Marc M. Gustà (Spain), Mārtiņš Zutis (Latvia), Mikus Duncis (Latvia), Nicolas Mahler (Austria), Nicolò Pellizzon (Italy), Olive Booger (France), Oskars Pavlovskis (Latvia), Renata Gąsiorowska (Poland), Roman Muradov (Russia/USA), Simon H (Austria), Simon Moreton (UK) and Ugo Schiesaro (Italy).
A6判164P オールカラー 言語は英語

š! #11

š! #11

š! #11

š! #11

š! #11

š! #11

DIORAMA 03 2012 SUMMER

DIORAMA3 表紙

DIORAMA no.3  ¥950+税

新進のマンガ家やアーティストが自主制作するマンガ誌DIORAMA(年2回の発行)。3号目を迎えて、ますます充実!

ビッグコミックスペリオール(小学館)の公式WEBサイトで「RAPID COMMUTER UNDERGROUND」を連載中の座二郎、ラッパー・シンガーソングライターとして知られる鴨田潤(イルリメ)が寄稿。西村ツチカによる連載作品の第2回、真造圭伍が自身のアシスタント経験を描く短編など、レギュラーメンバーの作品も楽しな展開。
表紙、総扉のイラストはerror403。

真造圭伍「昔アシスタントしてた。」
西村ツチカ「透明人間VSサギ師」
ゴトウユキコ「残像、」
ぱうひろ「クソリアル」
error403「うまれてしぬ」
STAG「くだん」
金子朝一「パートタイム、休憩」
佐々木充彦「みどり湯の灯」
サヌキナオヤ「ナイトーくん」
座二郎「funny game」
鴨田潤(イルリメ)「NAKIMESHI軒」
澤部渡「漫画の話と、音楽の話がしたい。」
オノマトペ大臣「サラリーマン日記」

A5判184P

DIORAMA 3 真造圭伍DIORAMA 3 SUWARI DIORAMA3 イルリメ

あらいあき「ヒネヤ2の8」

ヒネヤ2の8

あらいあき「ヒネヤ2の8」(青林工藝舎)¥900+税—ご予約受付中

「チュウチュウカナッコ」に続く、コミュ力不足で頼りない福々軒のウェイトレス、カナエカナコと、彼女をとりまくヒネヤご町内の人々の物語。
バブル前夜、80年代を間近に、ひかえた秋の頃ーヒネヤ商店街は、今日もにぎやか…… どころじゃない!!
騒音、異臭騒ぎ、公権力介入、デモ、路上演劇、乱闘…商店街の喧騒をよそに、カナエカナコはいつものマイペース。
装丁はゼンマイアタマ(荏本朋・あらいあき)
B6判

※サイン、特典チラシ付き・販促用しおり付き

「チュウチュウカナッコ」(特典つき)「ゼンマイアタマ」もお取り扱いございます。