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京都発 総合マンガ誌 キッチュ 第5号 -旅立ち-

キッチュ5号

総合マンガ誌 第五号-旅立ち-(キッチュ出版)¥1200+税

創刊から5号までの間に寄稿している若手マンガ家さんたちが商業ベースでの活躍の場も増やし、ベテランと競演。判型もこれまでのB5からA5とコンパクになりましたが、300ページ超でヴォリュームアップです。

巻頭カラーグラビア、林海象監督によるフランス外人部隊を経てのガンアクションアドバイザーのなどもマンガにまじって収録されています。
【巻頭特集】
軍艦アパート  廃墟探索部(稲葉渉 成宮澪)

【マンガ作品】
『パピリオと死体泥棒』おがわさとし
『東京の夏』ムライ
『さよなら三角』ほし埜
『砂漠に咲く一輪の美しい花』鬼山龍宿
『とちに記憶がなく・うおも覚えていない』熊小襲
『穴』アニュウリズム
『地球宝石』神田森莉
『宇宙戦艦ヤマト2199薄い本』田中圭一
『S・N・S』山崎高生 制作協力 呉ジンカン
『ズガンッ』あらむきちの
『特霊警備員のススメ』オバタたばお
『関係のない町』山本健太郎
『Ophelia』さそうあきら
『創世記第四章』ひさうちみちお
『彼方』モウパサ
『繭』榛村駒鳥
『それはただの先輩のチンコ 其の二 チン友』阿部洋一
『晩秋』もぷ子

【ロングインタビュー】
映画監督林海象VS元フランス人外人部隊ガンアクションアドバイザー細川雅人
構成 呉ジンカン

【特別収録】
『私立探偵濱マイク』第四弾 『血と薔薇』プロット

【小説】
『二四人の山形教授』禁野真 イラスト・ヒノデエイジュン

【エッセイ】
『映画日記』山本健太郎
『男の写真』山本健太郎

題字:平田弘史 
表紙イラスト:村上もとか

A5判308pages キッチュ出版

凡天太郎「忍法無惨伝」

凡天太郎 忍法無惨伝

凡天太郎「忍法無惨伝」(凡天劇画会)¥1300+税

稀代の刺青師・凡天太郎が描く戦国忍法長編劇画!
戦乱の世に翻弄されれう生き別れた三つ子の宿命! 非情と残酷とロマンと…。

貸本漫画が衰退し、青年劇画が本格的に動き出した混沌の60年代後期に、戦争や様々な仕事を経験しながら裏社会をも見てきた刺青刺、凡天太郎が描いた非情で残酷、無常観漂う忍者モノ史劇。

収録作品は
『忍法無惨伝』1968(漫画パック連載)
『くの一殺し隠形鬼』1968(漫画ゴラクdokuhon)
『仇討ち無情』1967(漫画天国)

白土三平『忍者武芸帳』『忍法秘話』『カムイ伝』、横山光輝『伊賀の影丸』などの名作忍者漫画を擁する新書判レーベル、ゴールデンコミックスへのオマージュを込めた、植地毅とメチクロによる装丁にも注目。
解説:宇田川岳夫

新書判コミック 192pages

凡天太郎 忍法無惨伝

駕籠真太郎 The Art of Shintaro Kago 2 / 駕籠真太郎式百鬼夜行図画 日本の妖怪

The Art of Shintaro Kago2

駕籠真太郎  The Art of Shintaro Kago 2 (timeless) ¥3333+税

フランスでの駕籠真太郎画集 第二弾。
これまでの表紙絵、見開きフォーマットの絵などをフルカラーで収録。

30cm×40cm 40pages 250部限定
The Art of Shintaro Kago2 The Art of Shintaro Kago2 The Art of Shintaro Kago2

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日本の妖怪 駕籠真太郎式百鬼夜行図画 日本の妖怪 ¥800+税 駕籠真太郎式のエログロ妖怪カラーイラストを集めた個人誌。 二口女、豆腐小僧、百々目鬼、人魚、傘化け、付喪神、のっぺらぼう、大むかで、ぬりかべ、ろくろ首、舟幽霊、安達が原の鬼婆、河童、がしゃどくろ、雪女、 などの少女幽霊が登場。16点収録。 A5判16pages カラー
日本の妖怪

日本の妖怪

地域系コミック雑誌 おかもちろう 創刊号

おかもちろう

地域系コミック雑誌「おかもちろう」(しろうべえ書房)¥500+税

地域(京都)の居酒屋に発行人しろうべえ自らがおかもちで出前する形で直販されている漫画誌「おかもちろう」。中古輪転機を安く手に入れて自家印刷で制作しているそう。

息子の雑誌創刊に会わせて、40年ぶりに絵筆ととった「しろうべえの父」による壮大な神話的漫画「ワンスワード」が巻頭を飾り、ほかには中西カツミ、Akari and Miki 、sige.、鮒池涼香、MODA YASUO、フジモトナナ子、善正大平、井口真理子、イトウハルカ、しまだなな、椿マスカット、川勝のぞみ、西武アキラ、古郡加奈子、相澤亮、須多康太、垂水秀行、ミヤケユウジ、アストロ温泉、ポン真鍋、Y、はるさん、しろうべえが執筆。

漫画が中心ですが、詩、イラスト、絵本、書、アート関連のインフォなどもあり、執筆陣のキャリアや年代もまちまち。納品もおかもちでだったので少数、追加は今度、上京するときに、ということなので、店頭販売でなくなり次第終了。自然偶発的にできたトキワ荘と呼ぶインディペンデンドな制作体制と自ら売り歩くスタイルもユニークなら、内容も寄せ集めとは一線を画したゴッタ煮的な面白さがあります。もし表紙にある木製のおかもちを持って歩いている男がいたら、しろうべえかも!

A5判230pages

ひよどり祥子「死人の声をきくがよい3 ここが地獄だ!!」

死人の声をきくがよい3

ひよどり祥子「死人の声をきくがよい3 ここが地獄だ!!」(秋田書店)¥552+税

チャンピオンRED(秋田書店)連載中のひよどり祥子先生の「死人の声をきくがよい」第3弾、ここが地獄だ!!。

いつも眠そうで存在感がない主人公の高校生・岸田純は、霊が見える特殊能力の持ち主で、怪現象ややっかい事を呼び込む霊感体質。彼が危機に巻き込まれると、幼なじみだった美人幽霊の早川さんが無言のうちに何らかのサインを出して純を助けようとする…。

3巻でも、純と彼が属するオカルト研究会の面々は、これでもかというくらいに厄難に巻きこまれます!
合宿に行けば「夜、惨殺者の夜」ばりの残虐殺人を体験、部員小泉の妹があわや幼女殺人鬼の霊の毒牙の犠牲になりかけ、純と早川さんの幼少時代に遡る都市伝説のキャラクターに追い詰められるは、純母子が地方の祭りに参加すれば血祭りにあげらるか?という絶体絶命に見舞われ…、さらにはトンネル事故、伝染病と、毎度、身体の一部が飛び散ったり、爆発が起こるハードな恐怖体験の連続。
無気力な純、無言の早川さん、美人で巨乳だけど身勝手すぎるオカルト研究会の式野会長、部員で太ったメガネの古泉という定番の三枚目キャラの連帯感のない絡みも見事です。

18.2cm×12.8cm 186pages(秋田書店)※サイン本