漫画」カテゴリーアーカイブ

古泉智浩の池袋マンガ教室スペシャル漫画作品集「糞をぶっかけろ!」

糞をぶっかけろ

古泉智浩の池袋マンガ教室スペシャル漫画作品集「糞をぶっかけろ!」¥741+税

池袋コミュニティカレッジでマンガ教室の講師をつとめる古泉智浩が受講者3名と自身の作品を自費出版。
性欲を持てあましてクラブで男を漁る友人を描いた実録肉食系女子モノ、ロックのクロスロード伝説を草間弥生や石川次郎風アレンジでポエティックに描いたシュールな作品、銀行員の受講者が信用金庫に勤務しながら戦隊モノのコスプレで自警団活動をする女性を描いたコメディなど…。
各受講者の作品の後に特別講師の根本敬と古泉による対談形式の紹介やアドバイスもついいてセットで読むと楽しくなります。
“どんなプロにも描けない思い切りのいい、糞をぶっかけるような漫画を掲載しております”(古泉智浩)

題字は根本敬
A5判62pages

ラジカルマンガ雑誌USCA ユースカ 5号 5月14日に1年ぶりの発行

USCA5

USCA 5  2016 spring (DIORAMA BOOKS)¥950+税

森敬太主宰のDIORAMA BOOKSがお送りするラジカルマンガ誌USCA ユースカ、1年ぶりの発行となります!!

【contents】
西村ツチカ「リボン・キッド」
真造圭伍「兄と妹 夏祭り編」
宮崎夏次系「お昼」
本秀康「からあげ」
谷口菜津子「ツチノコ捕獲大作戦!」
座二郎「座二郎死す!」
ひらのりょう「世紀末はつづかない」
鴨田潤「BGM:HotButter/Popcorn」
金子朝一「フリータイム」
ぱうひろ「ミニマリスト泰夫」
BRIDGE SHIP HOUSE「SUCCESS」
嘉江「姥捨」
新星エビマヨネーズ「猫と風船」
かつしかけいた「まままい」
サンディ・クロスワード「拝聴の夜」
遠藤マイル「ファストラブ」
太田基之「effect」
森泉岳土「手牛の血」
オカダダ「リゾートについて(旅行記としてではなく)」
スポンドッグス〈澤部渡(スカート)+夏目知幸(シャムキャッツ)〉「まんがいち(sound)」
オノマトペ大臣+玉木大地「ネームを走らせて(sound)」
※soundはダウンロードコードでお楽しみいただけます。

表紙は宮崎夏次系
A5判220pages

USCA5

USCA5

USCA5

片桐ナントカ「全て人類」

片桐ナントカ 「全て人類」

片桐ナントカ「全て人類」¥648+税

コミック同人誌ハッシュマグを発行していた片桐ナントカの短篇。

はるか未来の33世紀。遺伝子操作によって、身体的にも能力的にも飛躍的な進化をとげたもはや人の形をとどめぬ人類たちによるオデッセイ最終章となる?最終戦争を描く。宇宙を舞台にした壮大な婚礼と葬送のSF漫画。

A5判42pages

ネルノダイスキ 短編漫画集「であいがしら」

ネルノダイスキ「であいがしら」

ネルノダイスキ「であいがしら」¥1204+税

短篇集「エソラゴト」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞したネルノダイスキが
コミティアで発表したマンガ6本をまとめた作品集。

捉えられて要石で抑えられた親鯰を子鯰とともに助けに行くネコの救出劇、僕らとナメクジと毛虫しか存在しない世界の物語、巨大な糸巻き車が集まる町のお祭り、スーパーで買った賞味期限切れのトーフと大根から生まれたという謎の生き物トーダイ、盛りつけた食べ物を食らう皿の中の世界…と、日常のパラレルワールドを、緻密で写実的な描写と、シンプルなキャラクターなど異なるタッチのレイヤーを重ねたような手法で描いています。

B5判174pages

ネルノダイスキ「であいがしら」

ネルノダイスキ「であいがしら」

ネルノダイスキ「であいがしら」

関根美有 傑作選「はびこる愛」

関根美有 傑作選「はびこる愛」

関根美有 傑作選「はびこる愛」(シカク出版)¥1000+税

これまで関根美有が自主制作で発表し、久しく品切れだった名作たちがシカク出版から傑作集として発行されました。

●収録作品はーーー
タグレッツ/僕とカメラと……。/アルプススタンド/片想い家/コントトール/ハロー!トーテムポール/ママール・フ・モモール、なりに

●エベレストライブラリスタッフによる解説
●漫画家高野雀さんによるコメント

初版の際のタコシェでの作品解説をいくつか再録しておきます。
☆☆☆

関根美有「はびこる愛」

◆ママール・フ・モモール、なりに
芸術家ママール・フ・モモールを主人公に、芸術を日常とすることを選んだがゆえに、地上から常に10センチ浮いているような、違和感ある日常を生きる男の様子を、シンプルな線画で淡々と描く。
自画像の中の自分を描いた自画像、芸術家でありながらとるに足りない床のシミと区別がつかない存在となったママール、あるいは宇宙に浮遊する偉大な芸術家となるママール……、ママールの空想や妄想のようで、あらゆる芸術家に通底するひたむきさと孤独を象徴したような描写が、グラフィカルに表現されています。
ママール・フ・モモールの行動を説明するナレーションも詩的でひとつの芸術家像、スタイルを打ち出しています。

関根美有「はびこる愛」

◆片想い家
主人公は30才に近いというのに、フラフラしていて「家」になろうとしない半家半人キャラ?ベンブ君。自立しようとしない息子にしびれを切らした両親に追い出され、人間界で一人暮らしをしながら立派な家になる修業をはじめたものの、だらだらすごすうちに2年が経ち、仕送りをもらえるのもあと1年に迫っても、いまだ自立の気配なし…。
それでも同じアパートに住むギターのうまい窓子ちゃんと、友達になってスタジオで演奏したり、遊び歩いたり…。ところが、その窓子ちゃんが近頃、忙しくなったのか遊んでくれなくなり、一人でふらふら公園に行ってみたり、家でゴロゴロしてたり…すると、少年に会ったり、勧誘の人が訪ねてきます。
そんなありふれた人たちとの出会いの中にも、みんながそれぞれ何かをひそかに思っていることに気付くベンブくん。はたしてこれのどこかが修業?という日常の中、ベンブ君はどうなるのでしょうか?

関根美有「はびこる愛」

◆タグレッツ
立食い蕎麦屋に通う、雪国出身の青年が、店の女性に密かに心を寄せ気持ちを打ち明けるタイミングを待ちながら、(田舎)臭を意識する「タグレッツ」

A5判306pages