ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

声「中銀カプセルタワービルデイズ1」

声「中銀カプセルタワービルデイズ 1」¥1000+tax

元まんだらけコスプレ店員で、レコードでアニソン特撮ソングのコスプレDJ をする声ちゃん。
数年前から、黒川紀章が設計し1972年に建てられた中銀カプセルタワービルにお部屋を借りて、住民の方たちと交流したり、飲み会を開いたり、配信イベントを行ったり、DJ練習をツイキャス配信したりで活躍中。
そんなカプセルの中の日々を自らzineにしました。

全3巻を予定していて、第1巻は、声ちゃんが物件をあたる2018年から2019年12月末までの様子を写真中心にまとめています。

カプセルの丸窓を模した型抜き表紙+カプセル状の変型フォーマット…中銀カプセルタワービルへの愛情が伝わってくる素敵な1冊です。

タワーの中でお引っ越しをしながらのレポートで、建物の内部が次第に見えてきます。
古いビルのメンテナンスや建物保存の取り組みにも、そのときどき言及され、古いビルファンにもおすすめです。

B5変型 64pages

イモヅル vol.6 江戸のはやり病とサツマイモ

イモヅル vol.6 江戸のはやり病とサツマイモ ¥454+tax

サツマイモを切り口に、お芋そのもののことはもちろん、戦争、子供など多様なテーマを論じてきたイモヅル。
お芋のように地味だけど、滋養豊富のおすすめzineです。

コロナウィルス感染予防のために、各地に取材にでかけられなくなった2020年。
緊急事態宣言の直前には、駆け込み消費で、スーパーの食品が品薄になり
編者の藤田一樹さんが連想したのが、江戸の飢饉。

現在と規模こそ違え、交易が盛んになった江戸時代も様々な疫病が持ち込まれ、凶作の年は飢饉にはやり病が追い打ちをかけ、多くの犠牲者が出ました。
しかし、サツマイモの栽培や普及が、人々に栄養をもたらし、状況改善に一役買うことに。
そんなお芋の活躍を通して、人々が疫病にどう向き合ってきたのかを古文書などをひもとき、検証します。

さらに、苦境にある飲食業界への応援企画として、お芋専門店を紹介したり、奄美地方の、米と芋を発酵させた乳酸飲料「ミキ」を作って食べることにトライします。

今回は、自粛期間もあったので、取材できない分、年表や図版などを入れて、みやすいレイアウトに力を入れたそうです。

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もくじ

特集 江戸のはやり病とサツマイモ
コロナ禍の今、江戸時代の疫病とサツマイモの関わりについてを古文書を通して辿る。

応援企画 芋売る人々
今こそ応援したいサツマイモのお店屋さん紹介。
・OIMO cafe 善福寺(焼き芋)
・超蜜やきいもpuku puku(焼き芋)
・talking book(芋ようかん)

イモヅル式DIY 奄美のミキを作ってみた
鹿児島の奄美地方に古くから伝わる飲み物「ミキ」。
サツマイモと米を発酵させて作るというミキを、自宅で作って飲んでみる。

ヨムイモ
遠藤周作「明日という日があるじゃないか」、岡本かの子「食魔」、
やなせたかし「ヤキイモの好きな宇宙人」、三浦しをん「愛なき世界」

A5判24pages

逆柱いみり『総天然色怪獣図鑑』

逆柱いみり『総天然色怪獣図鑑』 (トランスポップ) ¥2727+tax

活版や孔版印刷を使った出版も手掛けるギャラリー、トランスポップがリソグラフを使った網がけ4色分解の印刷で逆柱いみりの怪獣たちをレトロな風合いの画集にまとめました。

クリテン星人、キングゴゼラ、ファラオス、リルゼ、ブルガン、アイアントーテム、ギャーゴン、ゴルデロン、ガシャモクギョ、ホデドリー、ゲゲロゴラス、ネコカッパ、ゴルデロン、イソババーンなど、おなじみの怪獣たちが総天然色で勢揃い。

A5判24pages 特製封筒入り

網にして4色の版を重ねたプリントの細部。昔の印刷のタッチを再現しています。

TEIYU+WOWWOWWOW 「我欲甲你做伙幾系郎」

TEIYU+WOWWOWWOW 「我欲甲你做伙幾系郎」¥2000+tax

台湾出身で、日本在住の服飾系クリエーターTEIYUと台湾在住のアーティストWOWWOWWOWによるアートブック。

台湾を離れ、コロナ禍の日本で自粛生活を送ることになったTEIYU。
自身の感情の上がり下がりに疲れた頃、身の回りの日用品のひとつひとつがSTAY HOMEの毎日を支えてくれている仲間にも思え、ひとつひとつをじっくり見直してみましたーー。

マスク、鍋、電鍋、ピンクッション、歯ブラシ、トイレットペーパー、クレンジングオイル、水筒、鉛筆けずり、コーヒーメーカー….
TEIYUが自らモデルとなり、様々な日用品とコラボ、台湾からWOWWOWWOWがイラストで共演し、ときにファンタジックに、ときにサイケデリックに絵巻が展開されてゆきます。

“小さなものたちが自分たちの生活や人生に、どうかかわり、変化をもたらすのか、観察していこう”
日常の品々をコラージュしたり手持ちの服をスタイリングし、二人でデザインした折り本は、スマホを思わせる手の平サイズに折り畳まれていますが、広げると7mになる蛇腹式アートブックです。

7cm×7m 透明パック入り

TEI YU
台湾出身のクリエーター。
文化服装学院スタイリスト科卒。
2018年 @__m__d__r__ とマウマウを創立。
スタイリンクグ、イラスト、グラフックデザインなどを手掛ける。

WOWWOWWOW
台湾出身のアーティスト。
Merz Akademie卒。台湾国立芸術大学のFine Arts専攻。
2106年より Duckcrowとして台湾で活躍中。
イラストやビデオグラフなどを手掛ける。


書きかけの手紙

「書きかけの手紙」(BOOKSOUNDS)¥850+tax

様々な差し出し人が置いていった便せん3〜4枚に綴られた封筒入りの「何者からかの手紙」を届けるBOOK SOUNDSから、書き掛けの手紙をまとめた封筒入り冊子が届きました。

「あれはいつとも思い出せない日のこと
明るい月が地上を照らし私はとてもよい気分で夜道を歩いて帰りました。
寝付く事すら勿体無くてそれでも明日のことを考えて私は眠りに落ちたのです。
朝になれば窓外の風景が変わっているように書きかけの手紙にもきっと続きがあるでしょう。
見えない続きもそのままに「書き掛けの手紙」を
あなたにお届けします。閉じた瞼の裏には丸い明るみが」

途中で終った手紙ではなく、まだ書かれていない続きを持った手紙たちの物語をお楽しみください。

14.7cm×10.5cm 60pages 封筒入り