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YOSHI YUBAI 弓場井宜嗣 「SAN FRANCISCO」

YOSHI YUBAI 弓場井宜嗣 「SAN FRANCISCO」(TINY SPLENDOR)¥3241+税

弓場井宜嗣による初写真集。
バークレーでリソグラグなどで少部数出版を手がけるTiny Splendorより出版。

サンフランシスコの書店City Lights Bookstoreで働いていたV.Valeが、 詩人のローレンス・ファーリングヘッティやアレン・ギンズバーグから100ドルずつ出資を募り77年に発行したアンダーグラウンドカルチャーを紹介する伝説的雑誌RE/searchに共鳴した広島出身のYoshiは、2002年にサンフラシスコにValeを訪ねる。
以後、同地に通ってRE/searchに長期滞在しながら、そのアーカイヴを見たり 彼らの仕事を目の当たりにしながら、
周辺の人々と交流する。そして、赤外線写真家アナ・バラッドとの出会いがきっかけとなり、フィルムでの撮影を開始し、後に日本で現像技術を学んだ。

Yoshiは、VICE JAPANへ寄稿したり、インディペンデントアートのリサーチをしながら、サンフランシスコの(危険な地域や夜間も含めた)ストリートに繰り出しては、景色や人々を撮り、2016年に東京アートブックフェアで知り合った、サンフランシスコとバークレーを拠点に出版を行うTiny Splendorより、本人立ち会いのもとリソグラフ印刷と製本を行い、本作を上梓した。

サフランシスコのストリートのエッジの効いた人物たちの姿を切りとった写真がリソグラフ印刷と相俟って、ザラついた質感で迫り来る。

本書は、80年代からサンフランシスコで活動し、2016年に他界した写真家チャールズ・ゲイトウッドに捧げられている。

序文 V.Vale(RE/Search Publications)あとがき Yosuke Konishi(NWN! Productions)。
26.7×18cm 60pages リング綴じ 120部限定

作品の紹介とイタビューはこちら>>>> 若き写真家が見る歪んだ世界vol.8 弓場井宜嗣

セクシャルマイナリティがテーマの1ページ漫画集  岬千皓「ボーダレス」

岬千皓「ボーダレス」¥1000+税

岬千皓がtwitter上で発表した、セクシェルマイナリティをテーマにした1ページ1話完結の作品をまとめたもの。

男女では分けきれない、性のグラデーションの中での親子、友人間、職場などででおこる無意識の偏見や差別、LGBTという言葉が少しずつ社会に広まる中で忘れられがちなこと、当事者の心に響いたことなどを描いています。

B5判オールカラー50pages

月刊ドライブイン vol.05

月刊ドライブイン vol.05 ¥463+税

順調に号を重ねる月刊ドライブイン。
5号では能登と群馬のドライブインの2つをとりあげる。

1950年代の日本は観光バスが全国津々浦々を巡っていた時代でちょっとした景勝地も“観光地”となり、近くにドラインブインが作られた。能登の「ロードパーク女の浦」は、まさにそうした“観光地”のドライブイン。
松本清張の「ゼロの焦点」の舞台として注目を浴び、観光バスが押し寄せた能登金剛の近くの店を訪ねおかみさんに話を聞きながら、観光バスの時代を振り返る。

もう一軒は、群馬県の「ドライブイン七輿」。自動販売機が並ぶオートレストランなる24時間営業の店で懐かしいハンバーガーやトーストサンドの自販機もあり、テレビ番組や映画のロケにも使われてきた。
コンビニ以前の24時間営業のこの店を1975年に開店したマスターに当時最新スタイルだったいつでも食事ができるオートレストランの時代についてインタビューする。

A5判44pages

ナマエミョウジ「ねこのおまわりさん1 」

ナマエミョウジ「ねこのおまわりさん1 」¥400+税

漫画ギャグ作家ナマエミョウジによるねこのおまわりさんが主人公のコミックシリーズ第一弾。

ニポレ島に赴任したねこのおまわりさん。
暖かくてふかふかした場所でうとうとしたり、珍しいもの(ピストルなど)にじゃれたり猫の本能を発揮しまくりながら、
島の安全のために働きはじめますが…。
無邪気なおまわりさんに仕事がつとまるのでしょうか?!

A5判24pages

趣味の製麺06

趣味の製麺 06  2017 August ¥1500+税

製麺機に魅せられ、専門誌を発行し、ガイドブックまで作っても、留まるところを知らない(=着地点を失った)快走?製麺マガジンが、ますます深化をとげました。

塗料やオイル用に使われるドラム缶の小型版=ペール缶を使ってのチャーシューづくり、孟宗竹の竹の子を掘ってのメンマ調理、海辺のテトラポットに生えた海苔をはがしての海苔作り…と具を一から作ったり、中国山西省の伸ばして作る長い麺「一根麺」やら、台湾の絞り出し式「米苔目」というもはや製麺機を使わない麺作りにまでチャレンジして、麺の道を突き進んでいます。

スケラッコ、オカヤイヅミ、鶴谷香央里、寺島令子らの製麺漫画も充実。麺刺繍、麺版画、麺手芸など、どんどん麺好きが集まってきてたいへんなことになってきました。
もちろん、製麺機のグラビア、メンテのノウハウも続いています。

【内容】
■両刃型製麺機の進化を紐解く/写真:オカダタカオ
■ラーメンの具
■小野式製麺機のシリアルナンバー大調査
■伸ばして作る長い麺、一根麺に挑む!
■台湾で食べた米苔目という麺を作りたい!
■汁なし坦々麺のススメ
■チキンラーメンを手作りしてきた
■小野式両刃型をフル装備してみよう
■マンガコーナー!
スケラッコ/てふや食堂/かわいしのぶ/オカヤイヅミ/寺島令子(うどん会)
■家庭用製麺機を刺繍してみた
■家庭用製麺機を彫ってみた
■羊毛「麺すすり猫」ブローチのレシピ
■タマゴひとつで本格ラーメン
■名勝麺滝
■製麺所聖屋

A4判56pages