ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

佐藤秀彦「蒸気波要点ガイド」

佐藤秀彦「蒸気波要点ガイド」(New Masterpiece) ¥1200+税

初版200部が発売当日に即完売した、日本どころか世界初?のvaporwaveガイドZINE、
要望に答えて再版決定! タコシェでもご要望に応えて通販でもお求めいただけるように!!
(※通販は、2017年9月29日0時より開始し、在庫がなくなり次第終了となります。–通販終了いたしました。どうもありがとうございます)

2013年からネット上にバラ撒かれた幾多の音源データから(約)100枚を厳選!
国内音楽雑誌が取り上げないインターネット・ミームの氷山の一角がいまここに…!vaporwave入門書にも最適。

2013年ごろからネット上で発生したジャンル…概念ともいっていい”vaporwave”。
当時日本ではごく一部のメディアで取りざたされたものの、その後ぱったり取り上げられることもなくなり、国内では『死んだ』カルチャーとして軽んじられていた。しかし2017年現在、海外ではリリース量も当時の数倍にも膨れ上がり、CDよりカセットテープでのフィジカルが流通するなど独自の文化を形成、さまざまなジャンルを巻き込み派生させ拡大を続けている。

このZINEはvapowave黎明期はもちろん、future funkをはじめ、ここ数年の音源も取り上げている。さらにvaporwaveの祖”骨架的”と日本では希少な邦人vaporwaveアーティスト”豊平区民TOYOHIRAKUMIN”のインタビューを収録。店舗どころかフロアですら実態のわからない、ネット上のムーブメントのごく一欠片をとくとご覧あれ!

(執筆)
ばるぼら / ΔKTR / ブギー・アイドル / 小鉄 / 捨てアカウント / 赤帯 / ESC TRAX (Ca5 / ebi1000 / suesett) / フミ / hitachtronics (New Masterpiece)

(掲載内容)
インタビュー: 骨架的/豊平区民TOYOHIRAKUMIN
特集: VAPORWAVE小辞典/元ネタガイド/vaporwaveレーベル分布図/カセットレーベルの作り方

(ボーナストラック/DLコード入)
Dan Mason ダン· メイソン / Leisure Centre / waterfront dining / 豊平区民TOYOHIRAKUMIN / ミカヅキBIGWAVE / Aario Drgento / 海鮮

B6判54pages

Jeffrey Cheung「Jeffrey Cheung 2016 Zine」

Jeffrey Cheung「Jeffrey Cheung 2016 Zine」(Tiny Splendor)¥926+税

あざやかな色彩と、コミカルなフォルムで男性を描くJeffery Cheungのイラスト集。

ほのかなミント色の厚紙に、7色のインクを使ってリソで印刷されています。

サン・フランシスコとバークレーに拠点を持つTiny Splendorからの出版。

203mm×140mm 16pages(表紙含む)

宮崎希沙「CURRY NOTE 2017」

宮﨑希沙「curry note 2017」¥185+税

カレー好き、zine好きで、毎年、手帳仕様のカレーのジンを作っているうちに、デザインの仕事に就き、カレー店のデザインも手がけるようになった著者。
とんかつDJアゲ太郎のデザインから、カレー本への寄稿、オーストラリア人たちとの自費出版など…カレーにも様々なレシピがあるように、仕事が多岐にわたるのに比例して、情報網が広がりカレー店めぐりもこのノートもますます充実。

8年目の今年は、2016年4月~2017年3月までに足を運んだ20のカレー店を紹介。見開きの反対側ページは読んだ人がメモを記入できる定番フォーマットになっています。

店やカレーのランクづけや蘊蓄はなく、自らのカレー体験を読者と共有し、楽しむ、
カレー愛にあふれる冊子です。

所在地ほか、欧風、印度風、和風などの分類と「辛さのの唐辛子マークといった基本データ以外は、お店の雰囲気やメニュー構成を含めてのカレー体験や感想が中心。
一人でサクっと入りたい店、大勢で行ってシェアしたい店、ヘルシー、ヴォリューミー、家庭風、スパイシーetc.と読みながら、目的や体調、エリアにあわせて、行ってみたい店、食べたいカレーのファイリングが頭の中ですすみます。

番外編では、名古屋、京都。
Topicでは、参加した書籍「カレー語辞典」、ウミネコカレーのzine、参加イベントや雑誌RiCEへのカレーコラム執筆など一年の個人的なカレーニュースを紹介。

最後に2010年、2011年,2012年、2013年、2014年、2015年、2016年版で紹介したお店リストとこれから行きたいお店リストがついています。

A6判52pages

再入荷 珍奇世界社「オール見世物」

珍奇世界社「オール見世物」¥9800+税

珍奇世界社のカルロス山崎編集による、見世物小屋の雰囲気を満喫できる豪華ヴィジュアルブック。

実際の見世物小屋に掲げられ各地を旅した巨大な布製看板90枚をメインに、舞台に登場した蛇女、牛娘、女相撲などの芸人、双頭の動物の剥製など小屋の様子を伝える貴重な写真や書き起こした口上を収録。
大半のページは看板の形にあわせて観音びらきという豪勢なつくりで、98ページですが150ページ分くらいのボリュームがあります。

317×220mm上製、タイトル金箔押し 98pages

80年代台湾を描いた漫画+イラスト Gao Yan 高妍「1982」

Gao Yan 高妍「1982」¥1800+税

かつての台湾の何でもない日常や景色を描いた漫画小冊子とA4判ポスター集。

10葉のポスターには、今は台湾では絶滅してしまった台湾豹虎や高砂豹の別名を持つ雲豹や台湾犬などの動物たち、ローカルでレトロな風物とともに人々が描かれています。

作者のGao Yanは台北出身のデザインを専攻する学生。96年生まれの彼女が、古書店で働いているときに「これは6年前の私たちーーー」という書き込みとともに1982年+台湾人の名前が記入された、アメリカの写真家パトリシア・シモンズのPortraits of Taiwan in the year of dragonをみつけたことから、歴史の上では特別な年ではない82年を中継点に、写真家の視点や息づかいを感じとり、かつての台湾の何でもない日々が積み重なって作られた歴史、歴史に記録されない日々や自分の知らない台湾に思いを馳せ、情緒豊かにポスターを描きます。

また漫画冊子では「雨」と題して、台湾でたくさん目にするスクーターの情景の中に父と娘の姿を描きます。亡き祖母への父の想いを察しながら、その死を思い出させる事柄には触れずに、二人乗りの父の背中に顔をうずめる少女の姿から、他愛ない日常の中に人々の歴史があることを語りかけてくれます。

台湾には、親が亡くなったときに婚約中の子供は100日以内に結婚するか、1年先まで待つという
ならわしがあるそうで、これに従って自身の両親が祖母の死から間もなく結婚し、やがて作者自身が誕生した経緯に、生と死の連鎖を感じつつ、漫画の中でも歴史の一部をなす、何でもない日常を詩的に表現したのだそう。

漫画冊子 17.5×12.5cm 16pages
ポスター 27cm×19cm 10枚
英訳ペーパー 28×40cm
活版印刷厚紙ホルダー入り 29.7cm×19.2cm ポストカードカードつき