ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

サツマイモと人と本をつなぐ冊子、イモヅルvol.3

イモヅル vol.3 ¥463+税

サツマイモと人と本をつなぐ冊子イモヅル。
表紙は地味だけど、是非是非、手にとってご覧いただきたい冊子のひとつです。

今回、巻頭エッセイで、荻窪の書店title店主・辻山良雄で、サツマイモの思い出を語る。
特集「コドモとイモ」では、芋掘り遠足について深堀りし、意外なルーツを発見したり、昔なつかしいオヤツのお芋やイモ系絵本を紹介。もうひとつの特集「火の国、カライモの国」では、カライモの呼び名を残す九州・熊本を取材。
地元でのお芋の作り方、売り方、食べ方をレポートするほか、品種改良と増産に貢献したカライモ博士こと今福民三氏を家族の証言とあわせて紹介する。
ほかにも、芋が登場する本のレビュー「ヨムイモ」、映画「武蔵野」の原村政樹監督インタビューなど。

もくじ

●寄稿 「サツマイモの思い出」辻山良雄
●特集1 コドモとイモ
いも堀と遠足/芋はおやつに入ります/サツモイモ絵本
●特集2 火の国、カライモの国
●ヨムイモ ー読む芋ー
吉村昭、伊藤礼、須賀敦子、畦地梅太郎、立松和平、斎藤昌三
●topic 「ヤマ」と人の共存を描く映画「武蔵野」
原村政樹監督インタビュー

A5判28pages

円盤のレコブックseries「佐渡島とレコード/新潟交通配布ソノシート・ガイド」

円盤のレコブックseries「佐渡島とレコード/新潟交通配布ソノシート・ガイド」¥800+税

中古レコードをよく漁る人ならば、よく目にするというか、もはや景色の一部としか認識できないほど出回っている佐渡島観光レコード。長期にわたって観光バス利用者に新潟交通が配っていたらしいのだが…。

ソノシート全盛時代には、各地で観光案内レコードが作られ配布されていたが、これほど、中古市場にも出回り、これほど当たり前になった盤はないということで、新潟出張を重ねるうちに、地元情報や心強いサポーターを得た円盤店主、田口史人が満を持して、新潟交通に趣き、佐渡へ渡る。そこで当時のガイドさんに、佐渡島レコードについて、当時の歌声にあふれたバス観光の様子まで伺う。

実際に佐渡の名所観光を反芻できる、ガイドさんの案内や民謡の入った歴代ソノシートの内容の詳細もガイドつき。

今後、みんなが知っているありふれたものの来歴を調べるシリーズを円盤で出してゆくそうです。

A5判44pages

Son Ni「The Sun’s Shadow 太陽影子」

Son Ni「The Sun’s Shadow」¥1852+税

nos:booksを主宰するSon Niのイラストブック。

まるでカーボン紙のような黒地とカーボンがすけた薄紙が裏表になったような紙に、黒の線とカーボンのブルーのような2色で印刷されてたジン。
青の部分は、カーボンでアクシデンタルに転写されてしまったような? 黒で描かれた絵に関係あるようなないような絵柄とズレ加減。
一見、何も描かれていないような黒ページにも絵が隠れています!(3つある画像の一番上の黒い部分の右下にちょっと濃さが違う部分があるの、みえますか?)

17cm×23.5cm ループホチキスによる中綴じ 32pages 550部
リソグラフ2色刷り 表紙 箔押し


首都圏をサヴァイヴするための都市型オルタナティブメディア「いこい」創刊

「いこい」vol.1 ¥140+税

かつて「おてもと」というフリペを作っていたメンバーのよるペーパーで、A3判四つ折りの紙面に
◯600円の一日乗車券で巡る地下鉄”壁”美術鑑賞。
◯ゴロを利用したデュラム式パスタ暗記法
◯ホームセンターでみつけた珍・名ネーミング
◯本や新譜、映画、演劇 情報コーナー
などが、ギュギュっと詰め込まれています。

フォーマットや内容は模索中とのことで、今後、変化しながらメジャー化を目指すそうですので、お楽しみに〜。価格も「いこい」です。

月刊ドライブイン vol.06

月刊ドライブインvol.6 ¥463+税

6号では『トラック野郎』の世界!がテーマ。

映画「トラック野郎」の中で、運転手たちはドラインブインに集まり、賑やかに言葉を交わし、時には喧嘩もし、菅原文太演じる星桃次郎はドライブインの看板娘に恋するーー。

今号で取材した、福島県二本松市にある「二本松バイパスドライブイン」は、大きな駐車場と風呂を併設した、今なおトラック野郎に愛される店。
そして、千葉県南房総市の「なぎさドライブイン」のおかみさんは、『トラック野郎』の出演経験者でもある。
二軒の歴史を辿りながら、トラック野郎でドライブインが賑わった時代に迫る。

また、もうひとつのテーマは「女性」。ドライブインを営んでいる多くが女性で、夫がはじめた店を、夫の死後もひとりで切り盛りしている例も多々あり、ドライブインについて記録することが、昭和のある時代を生きた女性の記録にもなることに、号を重ねる中で気付いたという。

いつもはストイックに、号数と綴じ糸の色だけが変るデザインだったのが、今号は本文の紙がピンクになっているのは、そんな隠れテーマのせいではなくて、単にいつもの紙がなかったからだそう。

A5判40pages